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わたやんの健康・快適シニアライフ

わたやんの健康・快適シニアライフ

◇地震への備え

「わたやんの健康・快適シニアライフ」にお立ち寄り頂き有難うございます。


★備えあれば憂いなし
 いざというときに必要な備蓄食品や調理器具など、これを知っていればとて も役に立ちます。

◎常災害への備え

◎非常持ち出し品の準備
 ◇避難場所での生活に最低限必要な準備をしましょう。
 ◇非常持出袋などはいつでも持ち出せる場所に備えておきましょう。
 ◇非常持出袋は目安として男性で15kg以下、女性で10kg以下にまとめましょ  う。

◎備えておきたい調理器具

  ◇災害時には、ガスも電気も使えない場合や、どちらか一方だけが使えない  場合もあります。 このような時のために、ガス器具と電気器具の両方を用  意しておくと、便利です。

 1.卓上カセットコンロ
  ガスも電気も使えない時には、欠くことができません。一家に一台は備え  ておきたい器具の一つで、予備のカセットボンベも忘れないように準備し  ておきます。

 2.電子レンジ
  冷凍食品の解凍や、食品の温め、少量の調理に便利です。水がなくても、  野菜を茹た状態にしたり、ふきんの乾燥・消毒(1枚につき、約50~60秒)、  少量の湯で、レトルト食品を温めることもできます。

 3.電気炊飯器
  こめを炊く以外に、粥や味噌汁を作ったり、冷たいご飯の温めにも利用で  きます。

 4.オーブントースター
  焼き魚、グラタンなどをはじめ、幅広く利用できます。

 5.ホットプレート
  炒めもの、卵焼き、焼き魚、焼き肉などに便利です。

 6.煮物用電気鍋
  煮込み料理、茹で卵、味噌汁を作るときに役立ちます。

 7.キッチンばさみ
  包丁のかわりとしても使えます。


◎災害時に体調をくずしたら
 
阪神淡路大震災後に神戸市が行なった調査によると、長い避難生活で最も  困っていることは「健康」と「食べ物」という結果が出ています。
食事内容の片寄りや疲労・睡眠不足、又精神的不安に伴う食欲不振や持病の 悪化など体調を崩す場合も多いようです。 

特に高齢者の場合、もともと病弱な方が多いので、その確率も高くなるよう です。

 症状別食事のとり方

 1.かぜのときの食事
  ビタミン、ミネラルを補給するために、色の濃い野菜(にんじん、ほうれん  草、春菊等)、果物を積極的にとるようにします。また、野菜が入手しにく  いときは、野菜ジュース、果汁、ビタミン剤、栄養ドリンク等で代用しま  す。体の温まる食事をとるように心がけましょう。

 2.便秘のときの食事
  (1)積極的にとりたいもの

   主に注意すること 具体例

  便量を増やし、腸管を通過する時間を短くし、便通をよくするもの。(主食  は消化のよいめん類やパンよりも、ご飯を積極的にとるようにする。)

  野菜、いも、かぼちゃ、海草、きのこ、こんにゃく、果物
  腸内でガスを発生させ、腸管を刺激し、便通をよくするもの。香辛料を多  めにとるのもよい。 豆、いも、かぼちゃ、バナナ
  便をやわらかくする働きがあるもの 牛乳・乳製品

 (2)腸管内での脱水を防ぐために、水分は十分にとります。(腸管に刺激をあ   たえるため、起床後すぐに冷たい牛乳や水を飲むのも効果がある。)

(3)大腸の動きを活発にするために、全身運動(歩く、軽いジョギング、体操    等)を行います。また、下腹部をマッサージするのも効果があります。

(4)排便習慣をつけるために、生活リズムはできるだけ正しくするように努め    ましょう。

3.下痢のときの食事

(1)体の水分やミネラルが失われるので、水分を補給して脱水症状を、起こさ   ないよう気をつけます。(かゆ、水、果汁、スポーツドリンク、野菜ジュー  ス、ビタミン剤等)

 (2)症状が軽い場合、回復してきた場合は、消化のよいものを食べる。(め    ん、パン、かゆ、卵、豆腐、葉菜、根菜類等の柔らかい野菜等)

(3)食事の回数を増し、一度に多く食べず、ゆっくり、よく噛んで、消化管の    負担を軽くします。

(4)消化しにくいものや、刺激の強いものを避ける。

★主に注意すること 具体例

 消化が悪く、腸管を刺激するもの 油を多く使った料理(揚げ物、炒め 物)

 消化が悪く、下痢の原因になるもの 繊維の多い野菜、こんにゃく、海 草

 腸管に刺激を与えるもの 刺激の強い野菜(たまねぎ等)、コーヒー、アル コール類、炭酸飲料、香辛料

 腸内でガスを発生させ、腸管を刺激するもの(多くとりすぎないように注意す る) 豆、いも、かぼちゃ、バナナ

 (5)冷たい飲み物は、腸管を刺激するので、すこしずつ、ゆっくりと飲み込む ようにしましょう。

 4.熱のあるときの食事

 熱が出ると、消化機能が衰えることが多いので次のことに注意します。
 (1)消化がよく、柔らかいものを選びましょう。
 (2)量は、やや控えめに、卵や豆腐・白身魚を中心に考え、油っこいものは避   けましょう。
 (3)発熱するとビタミンの消耗がおおきいので、緑の野菜(ほうれん草、春菊   など)をとる。野菜のない場合は、野菜ジュース、果汁、ビタミン剤等で   代用します。
 (4)果汁やお茶、スポーツドリンク等で水分を充分に補給し、脱水症状になら   ないよう注意しましょう。

主に注意すること 具体例

 熱が高く食欲のないとき脱水症状にならないように、水分の補給に努める。
氷片、みそ汁、果物、ジュース(果汁100%、野菜)、スポーツドリンク

 やや食欲のないとき 消化能力が十分に働いていないので、つるり、と ろりとした口当たりのよいやわらかい食べ物をむりのない量食べるようにす る。 かゆ、ポタージュ、くず湯、豆腐の煮つけ、魚・白身魚の煮物、プ  リン、ヨーグルト、ゼリー果物、ジュース(果汁100%、野菜)、スポーツドリ ンク

 回復期 急速に食欲がでてくるが、刺激の強いものは避け、柔らかいもの を増やすようにする。 かゆ、豆腐・野菜の煮物、茶碗蒸し、かぼちゃ、 いも、にんじんなどの柔らか煮、雑炊、柔らかく煮ためん類










★水が少ない時の調理の工夫

水を大量に使えない時は、普段の調理法の常識から離れ臨機応変に対処しま しょう。

作る時
 ○洗ったり茹でる水の量、回数は必要最小限にする。 たとえば、青菜などは  少量の水で振り洗いし無水鍋や電子レンジを活用する。
 ○茹でる材料が多い時は1つの鍋でアクの少ないものから順に茹でる。
 ○ねぎなどを切る時はキッチンばさみを使う。
 ○ボールがわりにポリ袋の中で野菜や肉を調味液に漬け込む。
 ○フライパンやホットプレートにクッキングペーパーをしくと、油を使わな  くてもこげつきにくく、洗う回数が減る。
 ○アルミホイルはオーブンやオーブントースターの皿や、ホイル焼き、煮物  の落としぶたとして使う。

 食べる時
 ○皿にラップやアルミホイルをはり、汚れたら交換する(熱いものは、ラップ  ではなく、アルミホイルを使う。)
  ○アルミホイルを折り紙のコップの要領で折り、携帯コップとして使う。

 片付ける時
 ○まな板は充分に洗えない時があるので除菌スプレー、酢を適宜使う。
 ○野菜を洗った水、米のとぎ汁などは捨てずに洗い水に使う。
 ○洗剤がわりにみかん・オレンジ・レモンの皮を利用し、屋外で細かい砂・  草や海草をたばねたものを使うとすすぎ水が少なく、環境にも優しい。
 ○汚れの激しい時は新聞紙などでふきとってから洗う。
 ○屋外で汚水を捨てる時は、川等に直接捨てず、川から離れた土の所等に捨  てる。(下流で使う人のことも配慮)

 その他
 ○調理する人が、手指を水で洗えない場所は除菌スプレーやウェットティッ  シュ等を利用し、清潔を保つように心がける。
 ○ペットボトルは切って、じょうご代わりに使う。
 ○大きいポリ袋を段ボールやポリバケツにかぶせると、水を運んだり保管す  る容器に早がわり。 (フタがない場合は、口をしっかりヒモでしばるか、  ガムテープで閉じる。)




★生活水の確保
(飲料用、食器や手指の洗浄用、トイレ、掃除用)の確保
食べ物がなくても水があれば二週間程度生きられるとか。日本は「湯水のよう に使う」という言葉があるように、水に関する危機感が希薄ですが、
 普段の水道ラインが火災によって損壊した場合等の緊急取水法を確保してお きましょう。


★緊急取水の水源例

(井戸・湧水池・貯水池・湖・沼・河川・プール・防火用水等)

最寄りの水源が普段から、飲料水として利用されている場合は衛生的安心度 は高いですが、利用率の低い水源は、病原菌等二次災害発生の可能性がある ので、水質が疑わしい時は、衛生的調査をしておきましょう。又、各取水源 には、各種の権利があるので、取水してもいいかどうか、事前に調べておき ましょう。


 異臭、混濁の河川、岸辺に植物がなく魚類が生息していない沼や河川、異臭 がする防火用水等の水は、飲料用としての利用は避けましょう。

★野外での注意点

 ○川の上流にゴルフ場、農地、人家がある場合は、川に汚れや農薬の流入の  おそれがある。
 ○近くに鉱山があったり、川床が茶色や赤くなっている沢は、有害な不純物  が混入している危険性がある。
  (鉱山物質は、煮沸、ろ過しても除去不可)
 ○濁った川や湖の場合、岸の近くに50cm程の穴を掘りにじみ出てきた水をこ  す。


◇濁り水はコーヒーのろ紙でこして煮沸するときれいになる。


 雨水を集める時は、直接地面に容器を置くと地面にあたった水がはね、土な ど不純物がまざりやすいので、何か台の上に置きましょう。

 雪をとかす時はふわふわの雪はとかしてもわずかな量しかならないので、固 まった雪を使います。


☆外国では洗面器やバケツ一杯の水で1日の一切の身支度をすませる国がありま す。日頃の水の使い方や、近くの水源を汚さない方法など、日常から気をつ けましょう。




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