115394 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

blabonのページ

無縁坂、旧岩崎邸

無縁坂、旧岩崎邸


東大なんて、一生関係ないなぁ、なんて思ってたけど、
こうして構内をゆっくり散歩できたことで、
とっても親しみを感じるようになった。
雰囲気はとーーってもアカデミックで、重厚さがあるところは、
やっぱり日本最高学府なんだなぁ、と感じさせてくれた。

東大の敷地を囲む塀に沿って、道が直角に曲がりながら緩やかに下っていく。
途中、たくさんの寝台車が駐車しているところがあった。
蘭ママが、「これは東大医学部の寝台車よ。
患者さんが亡くなったら、すぐにここから出ていくの。」
と教えてくれた。
それだけ多くの治療困難な患者さんを抱えているということやなぁ。

さらに下っていくと、立派な石垣の塀が現れた。
ここが旧三菱財閥、岩崎邸だそうだ。
そして、その塀脇のこの坂が、さだまさしの歌で有名な「無縁坂」。
「しのぶ、しのばず~、むえんざか~~」と
思わず口ずさみながら、シャッターボタンを押した。

無縁坂


坂を下りきり、右へ曲がっていくと、旧岩崎邸の入り口。
せっかくだから、入ってみよう、ということになった。
門から広い坂道を上がっていくと、目の前に立派な洋館が現れた。

旧岩崎邸2

鹿鳴館やニコライ堂を設計したことで知られる、ジョサイア・コンドルの設計で、
玄関に立派な四角ドーム型の塔のある、豪華な建物だ。


中に入っていく。
空気が変わったような気がする。
たくさんある寝室の壁紙は金唐紙という壁紙で、
分厚い和紙を唐草模様で型押ししてから、出っ張った部分に金を塗る、という技術で、
部屋によって色や模様が異なる。
各部屋には大きな暖炉があり、これも全てデザインが違う。

また、廊下など各所にオイルヒーターがあるが、
これはよく見ると、各部屋の暖炉とつながっている。
暖炉で暖められたオイルがやんわりと全体を暖める、
セントラルヒーティングになっている。

窓からは庭の大きな木が見えて、とっても心が落ち着く。

旧岩崎邸1


うろうろしていると、トイレを見つけた。
手洗いボールと、男性便器が見えた。
男性便器の内側に書かれている文字を読んでびっくり!
ロイヤル・ドルトン製だった。


2階各部屋から出られる南側のベランダは、何本もの列柱が並ぶ。
柱は、階段のものも含めて、真ん中が少し膨らんだ形になっている。
これは、エンタシスというもので、
長いまっすぐの柱だと真ん中が痩せて見えることから、
目の錯覚を利用して柱が痩せて見えないようにしたものだ、
と習ったことがある。(思い出したで!ペチャ!!)

旧岩崎邸3

どんどん婆たちからメールが来るので、返信に忙しい蘭ママ。

旧岩崎邸4

こっち振り向いたときにパチリ!!


この洋館とそのままつながっている和館のほうは、
まるで京都のどこかのお屋敷のような感じ。
和館に入ったところにトイレがあったので、拝借する。
トイレはめっちゃ広くてきれい。
各個室も広く、清潔。

「私、この部屋でいいわ。」
「私も!!」

ほんと、住めるくらいきれいで広いのである。


廊下の梁や欄間、襖の取っ手など、各所に三菱の模様が使われており、
広間の障壁画は、かなり薄れてしまってはいるものの、
雲の上に頭を出す富士山が描かれていて、とても美しい。
広間からは廊下を隔てて、庭に面して縁側が広がり、
こんな縁側で座ってたら、1日中ぼーっとできるだろうなあ。

この和館を出て、芝生の庭を通って玄関に帰る途中、
今度は洋館とは全く雰囲気の異なる、撞球室(ビリヤード室)の建物があった。
ここは、スイスの山小屋風、四角くカットされたログタイプの建物で、
この部屋と洋館とが地下通路でつながっている、というから
お金持ちのすることは規模がちがう。

また、地下の明り取りのために、洋館のそばと撞球室のそばには、
ガラスの天窓が張られていた。

お昼をとっくに過ぎてるのに、
すっかり時間を忘れてしまう、ため息のでるほど見所の多い旧岩崎邸だった。


東京散歩マップに戻る







Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.