今夜、すべてのバーで 中島らも
文庫: 312ページ 出版社: 講談社 (1994/03) ★★★★☆ 吉川英治文学新人賞受賞作。 自身もアル中だったんだそうな。ということはこれはノンフィクションでしょうかね(笑) そして、2004年にお亡くなりに・・・。 体を壊してかと思ったら階段から落ちて頭を打ったらしい。 妻には生前「俺は階段から落ちて死ぬ」と予言のように言っていたらしい。 大麻取締法違反で捕まってから保釈までの拘置所生活で体験したことを綴った「牢屋でやせるダイエット」も面白そう。 アル中の話、入院中の珍事件、アル中で亡くなった有名アーチストの話、ドラッグの話等々。 笑って、そして、アルコール中毒の恐ろしさが分かります。.......................... 飯もほとんど食わずウイスキーのみを栄養源としていた35歳のアル中の男が這うようにして病院の門をくぐった。 γGDPが正常な人であれば、20とかいう数値のはずが、1,300まで上がり、黄疸が出た。肝硬変かもしれない。 即入院。医者には「準備をしてから戻ってきて下さい」と言われ、病院の傍の公演で最後の一杯のワンカップを2本飲んでから入院する始末。.......................今夜、すべてのバーでアル中で入院した気分になれます、ハイ。