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贅沢な昼寝

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Nov 30, 2004
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カテゴリ:初●●
雪になった。

このところ異常とも思える暖かさだったため、近所の人との世間話は専ら雪の心配だった。「今年はどうだろうか。こんなおかしな気象の時ほど、どか雪かもしれないね。」

標高700Mで11月30日の初雪、例年に比べ少しだけ遅いだろうか。枯れた草の上にうっすらと積もった雪。まだスノータイヤに履き替えていない。今週末の出張から帰ってきてからと思っていたが、出かける前に換えておいたほうがよさそうだ。

駅の方まで用があって山を降りた。すれ違う車が振り返ってボンネットに積もった雪を見ていた。そこから事務所のある山の方を見上げれば、ガスに覆われている。

生活するには雪が少ない方がいい。降り始めると一晩で50センチと言うことはざらで、1メートルも降られるとさすがにおちおちと寝ていられない。

公道の雪をかく除雪車が出動するのは積雪量が16センチになったときであっただろうか。たいていは明け方に除雪をしている。作業の音とオレンジ色の回転灯が戸外から部屋に入り込む。時計を見て、その時間でその日の雪の状態を予測したりする。公道と屋敷の前には雪の土手ができている。これを取り除かなければ車を出すことはできない。

除雪車の音がひっきりなしに聞こえてくる夜は、翌朝への覚悟を決める。膝上までの長靴をはいて、スノーダンプという雪かきの道具を使って自分の車を出せるようにするのだ。玄関から車の扉まで道をつけ、扉を開けられるように雪をのける。
エンジンはかかるだろうか。スタックしないで出られるだろうか。会社までの山道はどうだろう、チェーンが必要だろうか。毎年のことながら私には車を出すまでの作業が正直いって苦痛だ。

そんな季節がまた始まった。





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Last updated  Nov 30, 2004 11:47:05 AM
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