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この時期のリブランの森での仕事は、雪で折れた木や枯れた木を倒し、蔓を払い、日の入らない場所を間伐して下草を刈る。
チェーンソーでバリバリと倒していく。 休憩時、きこりのFさんが言う。 「枯れた木も少しは残さなくちゃいけないんだ。 鳥の餌があるからな。」 枯れた木の中にいる虫を鳥は食べる。 食事中なのだろう。 啄木鳥が木を叩いている音がする。 + 田んぼを作っていた時、一角をわざと刈り残したことがあった。 子どもが刈り取ろうとすると、Mさんが言った。 「雀のために少し残しておいてやろう。」 + 昨日小学5年生の自然体験教室があった。 冬の間一緒に仕事をしたFさんにお手伝いをしてもらった。 終わってから森の中で反省会をした。 彼は言う。 「もっと一人一人の性格とか興味をわかりたかったです。 そうしたら、その子のいいところを伸ばしてあげたり、もっと楽しんでもらえたのに。」 充分に子どもたちは楽しんでいた。 けれど、学校の行事だから時間が決められている。 初対面で、しかも3,4時間で一人一人の性格把握など無理だし、 ある程度指導者がリードして、多くの子どもが平均点以上の内容消化することを目指さないといけない。 一人一人とじっくり関わるには、もっと期間が要る。 つい学校にいた経験からつまらぬことを言ってしまう。 でも、彼のような目で子どもたちを見ることは大事な事だよなと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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