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贅沢な昼寝

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Jul 3, 2005
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カテゴリ:旅の記憶
2ヶ月ぶりに会った美容師のMさんとの話しで興味深かった事がある。

8歳になる息子さんと、アルバムを見ながら話すことがあったという。
過去の家族旅行写真をみながら記憶を喚起していくのだが、8歳と言えども忘れてしまった過去の出来事というのが随分とあり、写真と父親の言葉で記憶の断片が蘇ってくる。
しかし、中に鮮明に記憶されているものがある。
それは川の中で遊んだ事など、自然の中での出来事なのだそうだ。
その時の水の感触、温度、何をやったかを息子さんは話し出したそうだ。

このことをFさんに話すと、彼もそうだと言う。
小さい頃自然の中で遊んだ記憶は中年になった今でも鮮やかで、たぶん一生覚えているだろうという。

私も中学に上がる前まで毎夏家族旅行があった。
アルバムを見ると、はっきりと覚えていないけれど「9歳の時に四国にいったんだなぁ」とか「テーマパークにも連れて行ってもらったんだ」と確認することができる。
それはあくまでも記憶の確認作業であって、皮膚感覚として覚えているものではない。

では何を覚えているかと言うと、やはり私も水の記憶なのだ。
渓流の冷たい水の感触や、川の中ほどにある大きな岩の上で大の字になって寝転んだ事、石の上で滑って転びびしょ濡れになった事など、写真は一枚もないけれどよく覚えている。

きっと楽しかっただろう遊園地の乗り物の記憶より、川の記憶の方が鮮明なのはなぜなのだろう。
歳をとった今でも自然の中で遊ぶ事が好きだから、こういった記憶が優先されているのだろうか。






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Last updated  Jul 3, 2005 08:59:57 PM
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