2007/10/22(月)18:52
アウトドア修学旅行
先日無事に終わった中学3年生の修学旅行。
5月に学校で説明会をし、初めて彼らに会った。
その後9人の班長たちとメールでのやり取り。行動計画表や食糧計画を出してもらったり、細かな質問に答えるといったやりとりが続いた。
旅行直前の1週間はチャット状態の班長もいた。
そして当日を迎えた。
2泊3日を長沢や上小沢の過疎集落を歩く班と、大谷ヒュッテ泊まりで妙高山登山の班は、バスが着くなりすぐに次の出発地点へと動いた。
野尻湖カヌーの班も半日講習へ。机上講習かと思っていたようだが、船に乗る。
2泊3日森の中でキャンプをする班が最も多く、彼らは歩いて森まで。
日が落ちないうちにテントを張り、かまどを作る。買出しの人は地元スーパーで3日分の食糧を調達。
メニューも3日間の過ごし方も、同じ森の中にいても班毎に異なった。
民宿に2泊する班は虹鱒を釣りに行ったり、夕食の支度を手伝ったりと、まったりと田舎暮らしを疑似体験。
それにしても、学校や先生方はすべてを任せてくださったことに今更ながら驚く。
この学校を受け入れるのは4年になるので、こちらはそれが当たり前のようになっているが、
山歩きにも過疎集落歩きにも先生は同行しない。
カヌー班におひとりつき、ご自分もカヌーを楽しまれた先生。
あちこちに散らばっている生徒たちの様子を走って見て回られた先生。
どちらもうるさいことを一切おっしゃらない。
一緒に楽しむか、遠くから見守るだけだ。
3人から7人という少人数で、やりたいことをやるアウトドア修学旅行。
なかなかひとりや家族ではできないことをやるいいチャンスだっただろうと思う。
47人の参加者の中に見たことのある生徒が何人かいた。
1年生のクラス旅行で来てくれたのだ。再度訪れてくれたことがとても嬉しい。
あの時は大雪の中だった。同じ森の雪のない時期を経験してもらえた。
メールのやり取りでとても感心した生徒がいたのだが、実は対面するのがとても楽しみだった。
文は人を表わすとも言うが、まさしくメールの文章通りのしっかりとした生徒だった。
2日目は雨でどの班も苦労しただろうが、体調を崩す者も事故もなく終わることが出来た。
これを機にアウトドア活動に更に親しんでもらえたらと思う。