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へそまがりの読書日記

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2014年08月10日
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カテゴリ:読書記録

死層(上)

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

スカーペッタのもとに、カナダの化石発掘現場で撮影したと思しき、耳の断片を写した謎の画像メールが寄せられた。

一方、ボストンでは女性の変死体が発見される。

被害者はマリーノのツイッターのフォロワーだった。

疑惑をかけられたマリーノを救えるのか。

二つの事件に関連はあるのか。スカーペッタが動く。





死層(下)

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

カナダとボストンで発生した奇怪な事件。

これら二つの事件の被害者と、不自然な死に方をした男が、一本の線となってつながった。

さらに、マリーノが罠に落ち、スカーペッタも行動をスパイされていたことが判明する。

殺人に愉悦する恐るべき真犯人に、スカーペッタが迫る!「検屍官」シリーズ第20弾。






なんかねぇ…

事件の真相や犯人は二の次、三の次って感じ…



ケイとベントンはそれぞれ才色兼備だから、モテちゃってモテちゃって仕方がないんでしょうね。

金髪碧眼の青年・ルークが登場し、彼に惹かれるケイと、それを敏感に察知して嫉妬するベントン。

片や、ベントンに惚れちゃってケイを目の敵にするダグラス(男性の名前だけど女性です)が気になってしかたないケイ。

相手が不倫してるんじゃないかって疑心暗鬼なくせして、自分は誤解を招くような行動ばかり。

大人のゲームのつもり? カッコ悪い…

もっと聡明なご夫婦だと思っていたんですけど…

今回に限っていえばケイは“すごくイヤな女”になってます。

(他にもイヤな女が出てきます。ここまで行くともうイッちゃってる範疇です)



登場人物もアレレだけど、内容もなんだかなぁ…

「疑惑をかけられたマリーノ」とか「マリーノが罠に落ち」って、被害者がマリーノのツイッターのフォロワーだったくらいで疑惑って、完全に無理があるでしょう。

マリーノがツイッターをやっていたって方がよっぽど驚きでしたよ!!



終盤バタバタと駆け足状態で判明した犯人も、“こんな人いたのね”という影の薄い人物で、犯行の理由も後から取って付けました感ありありです。

ケイとベントン、マリーノたちのぐだぐだ人間関係を書くことが主な目的で、事件はどうでも良かったんじゃないでしょうか。

少なくとも十分に練られた構想だとは思えません

(前作『血霧』は久々に面白かっただけに残念です)。

それでいて一冊1,210円(税別)って、文庫本にしては高過ぎるっ!!

…図書館で借りたクチなんで、お値段のことは偉そうに言えません、すみません…








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最終更新日  2014年08月10日 10時32分58秒


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