カテゴリ:読書記録
死層(上) 【内容情報】(「BOOK」データベースより) スカーペッタのもとに、カナダの化石発掘現場で撮影したと思しき、耳の断片を写した謎の画像メールが寄せられた。 一方、ボストンでは女性の変死体が発見される。 被害者はマリーノのツイッターのフォロワーだった。 疑惑をかけられたマリーノを救えるのか。 二つの事件に関連はあるのか。スカーペッタが動く。 死層(下) 【内容情報】(「BOOK」データベースより) カナダとボストンで発生した奇怪な事件。 これら二つの事件の被害者と、不自然な死に方をした男が、一本の線となってつながった。 さらに、マリーノが罠に落ち、スカーペッタも行動をスパイされていたことが判明する。 殺人に愉悦する恐るべき真犯人に、スカーペッタが迫る!「検屍官」シリーズ第20弾。 なんかねぇ… 事件の真相や犯人は二の次、三の次って感じ… ケイとベントンはそれぞれ才色兼備だから、モテちゃってモテちゃって仕方がないんでしょうね。 金髪碧眼の青年・ルークが登場し、彼に惹かれるケイと、それを敏感に察知して嫉妬するベントン。 片や、ベントンに惚れちゃってケイを目の敵にするダグラス(男性の名前だけど女性です)が気になってしかたないケイ。 相手が不倫してるんじゃないかって疑心暗鬼なくせして、自分は誤解を招くような行動ばかり。 大人のゲームのつもり? カッコ悪い… もっと聡明なご夫婦だと思っていたんですけど… 今回に限っていえばケイは“すごくイヤな女”になってます。 (他にもイヤな女が出てきます。ここまで行くともうイッちゃってる範疇です) 登場人物もアレレだけど、内容もなんだかなぁ… 「疑惑をかけられたマリーノ」とか「マリーノが罠に落ち」って、被害者がマリーノのツイッターのフォロワーだったくらいで疑惑って、完全に無理があるでしょう。 マリーノがツイッターをやっていたって方がよっぽど驚きでしたよ!! 終盤バタバタと駆け足状態で判明した犯人も、“こんな人いたのね”という影の薄い人物で、犯行の理由も後から取って付けました感ありありです。 ケイとベントン、マリーノたちのぐだぐだ人間関係を書くことが主な目的で、事件はどうでも良かったんじゃないでしょうか。 少なくとも十分に練られた構想だとは思えません (前作『血霧』は久々に面白かっただけに残念です)。 それでいて一冊1,210円(税別)って、文庫本にしては高過ぎるっ!! …図書館で借りたクチなんで、お値段のことは偉そうに言えません、すみません… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年08月10日 10時32分58秒
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