カテゴリ:マンガ タイトルは行
忘却の首と姫(5) 前巻の最後でリリアと王様の夢が混じってしまい、夢の中で怪物に追いかけられていましたね。 緊急事態なのに二人のアツアツっぷりはお見事でございました。 さて、その続きですが… 怪物に追われた二人がたどり着いたのは、トリティアの城の庭でした。 花が咲き乱れる庭で、リリアは亡くなったお父様と再会を果たします。 そして、リリアを愛している二人も夢の中でご対面! リリアの父は王様に深々と頭を下げ、王様もそれに応えます。 でも、リリアが振り向いた時には、お父様の姿はもう消えていました… その後、リリアに背中を押され、王様は剣を持ち怪物を退治! 怪物の正体は、ずっと逃げてきた王様自身の過去だったんです。 闇が砕け散った後、あたり一面に咲く青い花。 それは王様の誕生花でした。 そこでめでたく二度目のキス!! めでたいっ!! キスくらいで頬を染めてる二人は初々しくて可愛いんだけど… もう結婚してるんだからさ… もっと先に進んでもいいんでない? いや、むしろ進んじゃってくれなさい! 頼むから… そして次は王様が記憶喪失になってしまうお話です。 リリアの誕生花をヴァンフォーリエでも見せてあげようと、王様はリリアに内緒で温室を作り始めます。 でも内緒にするにはちょっと無理があるサイズでした。 案の定不審に思ったリリアに問い詰められ、ぽろっと喋ってしまった王様です。 (はぁ~~、どこまでヘタレなんだか…) リリアは大喜び、それを見た王様ももちろん嬉しくって仕方ありません。 しか~し、倒れてきた木材からリリアを庇って王様はケガをしてしまい、少女マンガによくある記憶喪失になってしまうのです。 それもリリアのことだけ、すっかり忘れていました。 いつもの王様はどこへやら、リリアのことを「お前」「この女」呼ばわりですよ… リリアの手は払うは、暴言を吐くは、堪え切れずにリリアが泣き出す始末。 ここまで冷淡になれるとは… はぁ… 記憶がないって恐ろしい… 「リリア様を傷つければ 誰より傷つくのはあなたなのです」 ペリドットさん(たぶん)、良いこと言う!! MVP決定!! でも何も心配することはありませんでした。 記憶がなくなっても王様は王様。 元が一緒なんだから、再度リリアにベタ惚れに… “また一から恋愛始めました”ってことですよ。 この“また一から”の過程が読んでいて本当に楽しかった! リリアの芯の強さが際立ってましたね。 あの底抜けな優しさは、この強さからきているんだろうなぁ。 王様の記憶も無事に戻り、より一層二人の絆が深まったのでした。。。 最後は王様とリリアが出会った頃のお話。 お見合いに至る経緯から、リリアが“王様大好き”になったエピソードなど、既出の出来事がさらに詳細に、アツアツ度アップで読めますよ! 既に書きましたが、この巻でペリドットさん(たぶん)が素晴らしい活躍を見せてくれました。 ペリドットさん(たぶん)のセリフにじ~~んときちゃいました。 特にこれ! 「楽しいでしょう? 陛下 リリア様が居る日々は楽しいでしょう? リリア様が来て この城は明るくなったのですよ 私達も楽しく幸せですわ まったくスゴイこと言ってくれる~~~!! 文句なしのMVP!! 【内容紹介】 首なし王と純朴お姫様リリアの間に大ピンチ! なんと首なし王がリリアに関する記憶を失くしちゃった!! 冷たく接してくる首なし王にリリアの涙が止まらなくて…!? 2014年8月刊。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年08月25日 18時37分20秒
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