カテゴリ:マンガ タイトルか行
今月(9月)20日に8巻が発売されます! 7巻は5月の発売と同時に読んでいるのに、まだネタバレを書いていないという体たらく… 駆け込みで7巻のネタバレです。 6巻のコレットは足を負傷して、冥府で休んでいましたね。 ハデス様と夕食を共にした後、客間までお姫様だっこで運んでもらったりしてました。 そして極めつけ!! コレットを寝台まで運んで、そのまま寝こけちゃったハデス様が、コレットにあーんな事やこーんな事をしちゃってましたね~~。 ↑ ここ、(私的に)とっても大事です!! 7巻の(私的に)山場=ハデス様の撃沈に繋がると思っとります。 ※あーんな事やこーんな事について知りたい方は、拙ブログ『ハデス様は猫になりたい… 「コレットは死ぬことにした(6)」』をお読み下さい。 冥府で過ごした一夜が明けて(なんとなく意味深…)、コレットは旅に復帰であります。 以前登場したヘラクレスとばったり会って、すぐ意気投合。 かつて冥府にケンカを売った彼も、今ではすっかり“気は優しくて力持ち”な旅人になっていまして、コレットと一緒に旅をすることになります。 勇者として名を馳せるヘラクレスなんですが、ちょっとへっぽこなところがありまして、なかなかこれが珍道中になってしまうんですね。 そしてその話を、コレットさんはハデス様に話して聞かせるのですが… ハデス様にしたら、“そんな男の話なんてどーでもえーわい!”って感じで、面白くなさそうなのですわ… ハデス様の一日は、裁判をして終えた ただそれだけ。 「お前が地上に行ってしまうと、とたんに私はお前の中からいなくなる」 ははぁー、要はコレットさんには常に自分のことを想っていてほしいと、そういうことでございますね、ハデス様!! それに対してコレットは、「今日お布団に入ったらきっと思い出しちゃうもん 昨日のハデス様との その… あんなこと わたしハデス様とだけだったもん」なーんて言っちゃうわけです。 とどめが「今日眠れなくなっちゃったらハデス様のせいなんだから」! これにはさすがのハデスさまも撃沈!! コレットさん、本当に恋愛初心者?(ハデス様は違うと思う… それにしては随分初々しいけど…) 明らかに色気より食い気のコレットさんが、小悪魔的悩殺ワードを口にできるなんて… いやぁ、ホント恋する乙女は無敵だ… ハデス様も負けじと反撃に転じ、「聞こえなかった もう一回」なんてのたまっちゃうんですよね。 その後は誰がどう見ても○カップルのじゃれ合いですわ… 初めの頃、まったく笑顔がなかったハデス様がこの先どう変わっていくのか、非常に楽しみでもあり、怖くもあり… さて、話を元に戻します。 里帰りの旅も無事に終わりました。 3年ぶりの診療所は、一人前が5人、見習いが7人もいる大所帯になっていまして、コレットがいた時とは大分変っています。 それだけ人数がいると、まぁいろいろあるわけです。 でも、マリー姉ちゃんが頑張って、しっかり仕切ってます。 イタン兄ちゃんが帰ってきたら結婚して、今度は二人で診療所を切り盛りしていくことになるんでしょうね。 (ここでのエピを全部書いていくと、とんでもなく長くなるので割愛します… すみません… マリー姉ちゃんとイタン兄ちゃんのことより、ハデス様の方が気になるんだわさ カロンのことも書かなくちゃいけないんだわさ) で、カロンの話いきます。 カロンの体はツギハギだらけで、100年に一度の定期メンテナンスがかかせません。 そのためアポロン様のところへ行かなければならないのですが、カロンは天界が苦手なのです。 ハデス様に連れられて、渋々出かけました。 ですが、肝心のアポロン様はオリンポス十二神の会議に召集されてお留守。。。 帰ってくるのを待つ間、カロンは柊ちゃんのお手伝いで、アポロン様が集めたガラクタの仕分けをします。 その中に楽器(琵琶みたいなヤツ)を見つけたカロンは、ハデス様に弾いてもらうのですが… これがまた絵になるのですわ。 カロンも傍らで聞き入ってますよ。 それを見ていた柊ちゃん、いいこと言います。 「…私は冥王様をよく存じ上げません だから長らく怖い方だと思っていました もちろん畏怖は今でもありますが… ですが家来を見れば主の質がわかる 冥王様は厳格且つお優しい方なのですね」 こう言われたら、カロンじゃなくても喜んじゃう。 時々ずきゅーんと来るセリフをぶっ込んでくる幸村アルトさん、上手いよなぁ。 そして、この後の柊ちゃんの心の声も秀逸!! “そしてあのコレットを乙女にしてしまうと… 実に奥深い方ですね…!” お見事!! 柊ちゃんがハデス様の奥深さに感嘆している時、カロンがはっと気がついた!! 天界が苦手な理由!! カロンはハデス様のことがすっごくすごく好きで、よく出来た主だと思っているのに(それはガイコツたちも同じ)、冥府の神というだけでオリンポス十二神から外されているのが気に食わなかったのです。 でも、もし十二神に入っていたら会議にも出席することになるし、天界と密接になってしまいます。 入らなくても入っても、カロンとしては複雑なのです。 そうこうしているうちに、アポロン様が帰ってきました。 カロンのメンテナンス始まりです。 傷んだ縄を新調して、お腹の中身も取り替えます。 ハデス様の加護がついているので痛みはないんですが、気持ち悪いし怖いし帰りたいし… 涙目になったカロンの手を握って、励ましてくれるハデス様。 こんな主だったら死んでも付いていきますわ。犬と呼んでもらって構いませんね。 と、アポロン様が十二神会議のことを話題にしてきたーー! ゼウス様からの提案で、ハデス様を十二神に迎えるか否かの話が出たのです。 あまりにもタイムリーで、気になるカロンは、アポロン様にどうなったか訊ねます。 そうしたら、アポロン様はクスっと笑って、「どうなったと思う?」 ハデス様に対して「ハデス様はどうお考えなのでしょう? 冥王としてのあなたの誇りは別として 長年のこの疎外を個人的感情としてはどう思っているのか 僕は興味があるんですよね だkらあなたが何と答えるか予知を我慢しているんです ねぇ どうなんです? ハデス様」ときたっ!! 意地が悪いにも程がある!! 続けて「本当は不満に思っている? 悲しんでいる? もう諦めている? それとも」 我慢できずにカロンが吠えたぞ!! 「ちょっと待ってくださいよ アポロン様 それはいただけやせん おれの主を茶化さないでもらいたい たとえアポロン様でもぶっとばしやすよ」 もう十二神なんてどうでもいいよね、カロン。 「ハデス様にどんな未来が来ようとも カロンはついて行きやすからね」 そうそう、一緒にいられるだけでいいよね~~。 それまで黙っていたハデス様が「ふふ」と笑いましたよ。 「いつもは軽口しか言わぬのにたまに驚くことをする これだから私はお前が好きなのだ」 柊ちゃんが言ったとおりだね。 この主だからこの家来、この家来だからこの主なんだわ!! んで、アポロン様に向かって言ったよ、言ってやったよ!! 「会議の結果がどうであれ 私は十二神に入りたいとは思っていない (中略) 私は裁判官 死者をすべからく裁く者 どちらにも味方をしない単独の存在でありたい それが答えだ」 カロンやガイコツでなくても付いていくね、犬になるね。 「さらに個人的な感情として そもそも面倒くさい」 ハデス様… らしいっちゃーらしいけど、今まで目一杯褒め称えていたんですが… “ハデス様は単独の存在” 「決して冥府の神への侮辱ではなく 敬意として現状維持を望みます」と、女神アテナが話を収めてくれまして、ハデス様の十二神入りはなくなりました。 ほらね、こういうセリフを考えついちゃうところがスゴイのよ! この巻に収録されている番外編とおまけの4コマ漫画にも、カロン&ガイコツたちの「ハデス様愛」が溢れています。 番外編は、家来たちが夜な夜な興じる「ハデス様ご招待ゲーム」のエピ。 「ハデス様ご招待ゲーム」とは ゲームにまでハデス様を絡める家来たち。 どこまで大好きなのよ!! 今回のおまけ4コマ漫画、今までで最高です(私的に)!! 通販カタログを見ていたハデス様は、「ラブリーわんわん ![]() 「欲しい…」 でも、ラブリーわんわん ![]() 「諦めよう…」 カタログに折り目をつけて、いつか言える日が来るのをまつハデス様… 数日後、「ラブリーわんわん ![]() カタログの折り目から全てを推測し、適切に事を成す。 ブラボ~~~!!(←スタンディングオベーション) あ、コレットなんだけど、海で不思議な生き物に出会うみたいですよ(おなざり…)。 20日発売の7巻から新章のようですね。 【内容情報】(出版社より) まだまだ続くコレット里帰りの旅! きょうだい弟子のイタンとマリー、懐かしいあの人、そしてオリンポス十二神…! 様々な人間模様が重なり、優しく紡がれる神話ロマンス第7巻! 2017年5月刊。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年09月10日 15時48分19秒
[マンガ タイトルか行] カテゴリの最新記事
|
|