パイパー 野田地図
言葉のシャワーが 無限の広がりをみせてくれる舞台中央 宮沢りえ と 松たか子 が 並んで立ったまま繰り出すのは短い言葉 だけなのに見えてくるんだよほんとにあーもうどうして こうも 舞台は いいんだろ あの狭い空間が 時空を超えた世界を体験させてくれる火星が舞台の未来空間主役女性が2人50人もの群集が出演今までの野田マップとは違うことが,上記3つ宮沢りえは 以前 みたときは線が細いと感じたけれどそんなこと 全然なかった役柄もあってか 松たか子を圧倒する勢いがあった いやー あれで妊娠していたとはねぇ~ ヒョンなことで話題になってしまいましたけどが 後半 松たか子もすごい アタシ 大ファンざますよ 彼女の魅力 ほーんと 惚れるね~このふたりの言葉のチカラは冒頭の通りだけれど実は今回 セリフなき人のチカラもすごかったパイパーを演じるコンドルズ は もちろん群集のみなさんの動きの表現するものが 言葉がないのに すごーく伝わるんだよねさらにだ アタシの観劇史上まれに見るいい席だったんだな これが前から2列目橋爪功のつばが今にも飛んできそうなところ宮沢も松も かぶりつきで拝見!群集のみなさんにひとりひとりの動きと表情も ほんと よく見えたが残念だったのは ひとりひとりの動きというより群集として表現されているところがあってそこは もうちょっと後ろの席のほうが より体感できたかも でしたが 充分に贅沢すぎるお席シアターコクーンの奥行きのある舞台その空間と役者の呼吸でたーくさんのエネルギーをもらいました観劇のときは必ずパンフを買うので いつも大きめのバッグを持っていくようにしていますが今回のパンフは 小説などの新刊サイズで とってもお手ごろしかも中身満載火星の歩き方や火星クイズがあって楽しめます野田の対談もサッカーの岡田監督と脳科学者の茂木健一郎のダブルお得感いっぱい茂木さんはアタシと同世代(カレのほうが若いけど)で駒場小劇場時代の野田作品をみているとのことでワタシが野田にハマった 夢の遊眠社時代の話題ありで嬉しいです印象的なのは頭に3つのことが浮かんでも1つ書く間に2つを忘れてしまうという野田さんの言葉出力機能が追いついていないくらい 脳は働いている って野田ワールド 楽しめました戯曲も買ったのでもっと詳しく書きたかったのだけどどこにやったんだが探してもみつからないそのへんに出しっぱなしにしてからオットがどこぞに片付けたんだと思うけどあれー探し物見つからず・・・がプラスのエネルギーと不思議な感動の余韻とまだまだ当分の間心をいっぱいにしてくれます