サテライトでTMFを買うか検討した件
最近米国債券市場が騒がしいので、掲題について検討した具体的には、2020年3月の利下げ時のTMFの値動きを復習し、歴史は再現するという前提の元に、TMFとの対峙方法を考えてみた結論。私は買わない。理由は後述するが、復習した結果をまず記しておく。---------■ 1. 背景:2020年3月3日の利下げ この日、FRB(米連邦準備制度)が新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による経済への 影響を懸念し、緊急で0.5%の利下げを実施した これは通常のFOMC会合を待たずに行われた、 非常に異例の措置であった ■ 2. TMFの値動き:利下げ前からの上昇 2020年2月1日から3月3日までのTMFの価格は、 以下のような値動きをしていた ほぼ毎日、安定して上昇しており、2月1日から 3月3日までに約16.8%の上昇 日々の上昇率はおおよそ0.5と、非常に滑らかで 一貫したトレンドであった このような動きは、市場が利下げを事前に 織り込んでいたことを強く示唆している ■ 3. なぜ織り込みが起きたのか? いくつかの要因が考えられる: 新型コロナの感染拡大:2020年2月にはすでに 中国以外でも感染が広がり、 世界経済への影響が懸念されていた 株式市場の不安定化:2月下旬から米国株は急落し 始め、投資家は安全資産である 長期国債に資金を移し始めていた FRBの発言や市場の期待:FRB関係者の発言や、 先物市場の動向から、利下げの可能性が高まっていた■ 4. TMFの性質と反応 TMFは20年以上の米国債に3倍のレバレッジを かけたETFである 長期金利が下がると、債券価格は上昇し、 それが3倍に増幅されてTMFの価格に反映される 利下げが行われると、将来の金利低下が見込まれ、 長期金利も低下 その結果、長期国債の価格が上昇し、TMFも上昇 ただし、利下げの「発表」よりも前に価格が 上がっているのは、まさに「織り込み」の証拠と言える---------つまり、利下げが明確に行われた後にINしても、既に値が上がっていて利幅は小さいということ利幅を最大にするには、利下げの観測が弱い今のうちから仕込むことになるが、私はサテライトは一貫してトレンドフォロー型であるため、スタイルに反する(頭と尻尾はくれてやれスタイル)だから私は買わない利下げがそろそろ来るぞ、来るぞ、本当に来るぞ、やっぱり来ないみたいなのに巻き込まれるのはごめんだしかしTMFは利上げがされれば必ず値上がりが約束されるというFRB公認のインサイダー的な性質があり、魅力的だ(買わないけど)このETFに惚れる人が多いのも分かる以上四万温泉、イマイチメジャーになりきれないけど、いい所ですこの宿に行くときの橋がちょっとした観光スポットになってます四万温泉 温泉三昧の宿 四万たむら