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古来、年神様は山に鎮まると考えられていました。年神様は、豊穣(ほうじょう)や平安など幸いを与えてくれる神様です。暮れに年男になる人が身を清め、山に入って、若松を伐(き)り、『正月が来るので、迎えに参りました』と拝み、持って帰って門口に立てたのです。それが門松迎え。年神様の神霊は常緑樹の松に乗り移ったと考えられたのです。
家の中にも年神棚を作り、元旦になると、そこへ年神様をお迎えします。神様もいる神聖な領域をしめすのが、しめ縄です。冬至になると太陽の勢力が最も衰えます。まさに滅びんとする危機を乗り越え、やがて青陽の春を迎える。正月とは万物の『再生』を意味する行事なのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003.12.29 10:19:25
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