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2005年12月03日
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テーマ:Jazz(1887)
カテゴリ:JAZZ(Far North )
大好きなスウェーデンのギターリスト、ウルフワケニウスの新譜はキースジャレット集です。
はじめて、この情報を彼のHPでみたときは、ちょっと興奮しました。
で、心配もしました。
キースの曲は、短い印象的なメロディと、、そして、溢れるつうか、終わりなきインプロゼーションによる演奏で、ファンの心をとらえてるわけですから。。。ね?

また、キース自身の中には、音楽のいろんな要素(ゴスペル、フォーク、ロック。。)常にあって、今でこそスタンダーズの活動もながくなり、多くのジャズファンに支持されるようになりましたが、初期のアルバムは、結構無視されてるもの、も多いし、今では絶賛されてるケルンコンサートだって、「あんなもんはジャズじゃない」って人は多かったですから。。。ね?

そんなこんなで、キースの人気曲、って、彼以外が演奏するとき、
アルバムのアクセントで?入ることがおおかったりしますですから。
北欧のギターリストが、アコースティックで奏でるわけですから。。
しかも、アルバム全部でしょ?。。。ね?

しかし、メンバー、ベースがラーシュダニエルソン、ドラムがモーティンルンドでしょう。。。やっぱ、聴かなくちゃ。。。

さて、本題、、
選曲は、70年代初期のものから90年代まで幅広く、キースファン泣かせなラインナップ。
演奏内容は、ものすごく、ロマンティック。スィ~ト、ハァトフルぅ~~。
前回の、「Foever You」にも通じる、「歌謡曲」的、感情表現もあり、
パットメセニーに通じる、音色、空間使いはあるものの、
この世界は、まさにウルフワケニウスの世界です。
ワケニウスは、ジャズ以外にロック、ブルース、ブラジル、、ヨーロッパのフォークロアの要素はあっても、彼自身にはカントリーやゴスペル的な根っこ的なものを私は感じたことは無いので、
それはキース集であっても、メセニーライクな音色であっても、
そのメロディから紡ぎ出されるものは、彼の心の風景以外のなにものでも無いです。

ある時は静かに、森に漂う霧のように、心の中を浮遊し、
ある時は、ダイヤモンドダストのように煌めき、
オーロラのように、変幻自在に聴くものの心を圧巻し、
短い夏に喜び、祭りに酔い、美しい女性に賛美をおくり、、
キースに敬意を表しながらも、それは、まさに「北欧叙情絵巻物語」です。
Notes from the Heart、、心からの音色、、タイトルそのもの。

一曲目、もしかしたら、一番キースの売れてる?アルバム。
ケルンコンサートより、「Part II c」、Memories of Tomorrow。
あの「切ないような懐かしいような」なメロディを、ワケニウスはねっとり、またったりと、まとわりつくように、提示し、(歌謡演歌?の世界っす)そこから、彼の世界へ誘ってくれます。途中、ワケニウス的おいしい、お砂糖的アプローチ満載で、このアルバムのコンセプト丸出し?の一曲。
この時点で、キース、ケルンコンサート派?は退場を余儀なくされるかも。(^_^);
キースが時折いれる、不思議で不安定な音は、排除されて、ひたすら甘く優しいので。切ない感情を抑えて遠くに、遠くに流れていく白い雲を眺めるよう。。

独特なベースのパターンで、ラテンビートが感じられる印象的な曲。
Changelessの1曲目、キースの演奏では、私は何故か激しさを感じずに、気づくとテンションがあがってしまいます。
ピアノをオーヴァダブし、独特の力強いベースパターンも強調して、
ワケニウスが切り込む、かっこいい演奏。スパニッシュ的な要素も入って、
理性と無関係な、人の感情的な部分に直撃です。

Personal Mountainsからの美しいこの曲も、たんたんと、美しく優しく弾きます。
懐かしさがこみあがてる、郷愁ある演奏。。故郷、って言葉が浮かんでくる。

Belongingから、キースらしい八ビートの登場。独特、洗練、、ってキースのイメージとは、ほど遠い、曲なんですけど、これも、キース!こういう、かっこわるさをかっこよく、演奏できちゃうのは、ワケニウスのヴァーサイタルな才能の持ち主だからだとおもいます。リズム刻んでるだけでも、普通は、、、笑える。。m(__)m

My Song(T_T) 反則的な、美しさ、優しさ、、、
キースの純真無垢な出だし、イントロ部分に泣ける私なのですが、メロディのもつ美しさをひたすら噛みしめるようワケニウスの演奏、、、涙が出そう。。
心の唄。。。心の中に流れる唄、、そんな感じ。。。
メセニーが、バリトンソロアルバムで、弾いてますので聴き比べてみてください。
このアルバム全部好きなのですが、このあたりから、後半、、強烈においしい。。

このアルバムで、この曲だけキースの演奏をしらないのですが、ダニエルソンのピアノ!曲想を掴んで、あまりにはまりすぎていて、驚いちゃいました。
過去にも、ダールとい立派なピアノ弾きが居ながら、自分でピアノ弾いてる「実績」ある強者の彼なのですが、、(わがままともいうかしら?)
私には、大好きな「Foever You」のような、心の移ろいを感じる素敵な一曲とないました。

次曲だめ押し、、ここまで、ずっと、心の中がしっとり濡れて、呆然状態のとことに、、ワケニウスとダニエルソンがテーマユニゾンとって、ダニエルソンのソロにはいるって、私的に必殺泣きのパターンです。もう、ソロに入ってすぐに大泣き。
続くワケニウスの演奏も、濡れてる。何度聴いてもこの曲手が止まります。
Mourning of a Star、っていう、「ある意味すごい」アルバムの中の短い一曲なのですが、メロディだけ唐突に美しい。。キースでの決定版は、Mysteries。。。(私のMysteries、返せ!)だと、、思いますが。。

この中では一番新しい曲?The Cure。ここから、スタンダーズでのオリジナル曲が続きます。
単調なベースのパターンを粘着的に繰り返し、嫌でも体反応しちゃういつもパターンです。不気味な単調さの中に、時折、感情を織り込んで、終わらせてます。ちょっと、凄みがあって、やっぱ、妙にかっこいい。

でました、So Tender。この美しく、人気のある曲、ピーコックのソロがかっこよく印象的であったりいたします。ワケニウスは、ここでも静かで、柔らかで繊細な感情表現に徹しています。ベースとドラムもこの雰囲気に徹した演奏。ほんと、切なくなってくる。

Tributeから、U-Dance。このフォークな雰囲気たっぷりな曲を、陽気な雰囲気にまとめげてます。小さな声でいってしまうと、これ聴く度に、ベッツィ&クリスの白い色は恋人の色、「ふるさとのあの人の~」、これがうかんできてしまいます。はい、和彦好きでしたぁ。(^_^);

最後は、Death and the Flowerより、、「祈り」
人生の悲哀を感じる名曲。とても、好きな曲だし、キースの演奏も好きです。
生きていると、自分の力でどうしようも無いことが沢山あります。
一生懸命、頑張ってもどうしようも無いことが必ずあります。
そんな時、祈る、願う、、、無心な姿。。。
そんな姿が、心情が、、静かに表現されてるワケニウスの演奏で静かに幕を閉じます。
演奏はこれで終わるのですが。彼の世界は、私の心の中に広がり、
染みついてしまいました。。

控えめで繊細なサポートながら、ソロをとると、涙がでちゃう、ダニエルソン、
抑えた演奏の中でも、多彩なリズムをきっちりと、叩きだしていくモーティンルンド。
ワケニウスを理解して、協力しています。一緒の方向。
ワケニウスの心の世界は、彼らの故郷の空にもつうじているからでしょうか?
3人の見ている星は、一緒。そう、故郷の空に輝くポーラスター。

1. Memories of Tomorrow
2. Dancing
3. Innocence
4. The Windup
5. My Song
6. Mon Coeur
7. Everything That Lives Laments
8. The Cure
9. So Tender
10. U-Dance
11. Prayer

Ulf Wakenius (guitar)
Lars Danielsson (bass, cello, piano)
Morten Lund (drums)

さて、このアルバムはVENTO AZULさんの週末ジャズのペイジでクロスレビューとなっています。
いろんな聴き方、感じ方があるとおもいます。
意見が違っても全然かまわないそうですから、興味ある方は是非、参加してみてくださ~い。






最終更新日  2005年12月04日 12時34分21秒
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