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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ(Far North )
ファーストセットが終わって、、ご歓談た~~いむ、、
と、しばらくは息もできない状況なのでありました。 ちょっと、ほけてると、、八木さんがいらしてくださいました。 な・・なんと、 「予想外に」よかった、と。 えぇ~、それって、どんな予想よぉぉ。でも、嬉しい。 で、マイダーリン、ドラムのシュルベリをエラクお気に入りのようなので許す。 そう、いいよねぇ。。レガート、素晴らしかった? しかし、お隣席の坂内さん、、文応さん?え?ケントデリカットだとか、フクロウだとか、、 そりゃ、あんまりよ。。。 長岡のお二人も、それぞれ感動の嵐だったご様子。 私が「来てね、来てね」って誘ったわけではなくご自身から行ってみよう、と思った方々なんだけど、やっぱり、ライブを楽しんでもらったら私も嬉しいぞぉ。 見渡せば、店内老若男女、、幅広いお客様。 ライブの反応から、きっと、普段はコンサートホールを訪れること事が多い方々かもしれませんね。 と、トイレ帰りのヤンソンがテーブルのワインに注目。 「ほら、こうすると良い香りだよ」 ワイングラスを揺らす。 そして、ビールのグラスをみて、 「シャンパン?」 「いえいえ、ビール」 「え~。これはシャンパングラスだよぉ」 と、驚いてた。 と、ここで、同席の禅のお寺さまでもある坂内文応さんと禅問答?! ラーシュヤンソンは禅にとても深い造詣があるのです。 と、、「時間だよ」って、迎えに来た森さん、、 *************** 「お仕事にいかなくちゃ」 って、そのままピアノに着いたラーシュヤンソンがソロで弾き始めたのが名曲Under the bodhi tree。(菩提樹の木の下で。。) クリスタル硝子が震えるような繊細な情感のこもった、それでいて暖かな優しさに満ちた曲。。。 最後の1音がすぅ~と、心の中に入り込む。。至福の時以外のなにものでも無い。。 ライブって、、いいなぁ。。 次は新曲、ワインの好きな彼らしく「ピノノワール?」というタイトル。 一転して、明るく楽しく躍動感のあるメロディとアグレッシヴな演奏。 シュルベリのドラムが所狭しと大活躍。 次も新曲「ギヴン?ギヴィング??」ま、そんな名前(^_^); 頭からドラムとベースが強力にリズムを全面に打ち出す中、 ヤンソンのピアノは全ての鍵盤を使い弾むような、、 ガーーんと、入るアクセントもしばし、 二曲とも、かなり熱くダイナミックな演奏。 シュルベリの怒濤のドラムワークも聴き応え充分。 やったぁ、って感じだよなぁ。。 と、いきなり始まったのが、Remembering。 おぉぉ、、冒頭、ベースをフィーチャした感じのこの曲、大好き☆ マイナーなメロディをたんたんとピチカートで綴る森ベース。。 光と影みたいなテーマを感じるメロディラインがとても印象的。 すずっくは、この最後のキメの所好きで~す。 How deep is the oceanだねぇ。。これは、名盤Hopeにあるよねぇ。。 スタンダードの演奏を聴いていると彼が想像力豊かでダイナミックな発想の持ち主であることがわかりますよねぇ。 大きく広がった空間に数え切れない宝石の数々。。 フレーズの足し算だけではけしてできない演奏。大きな空間。解放された心。素晴らしい。 耽美的と言われる北欧のミュージシャン達ですが、ジャズピアニストはみんな熱い魂の持ち主なのよね。。 ベース、ドラムとまわり、バッキングでも効果的でアグレッシブ。つうか、情熱的な絡みが続く。。 そして、スタダード演奏の時のおきまり。。テーマのメロディがでてきてるのに、、 まるで自分のオリジナルを演奏してるようなラスト。やったぁ。 きゃぁ~~♪Hope。 緩急つけた選曲ですねぇ。。 ちょっと、変わったかんじのイントロから、聴き慣れたHopeのメロディが現れる。 もう、これだけで胸がいっぱい。。気持ちが高まる。 ドラムとベースが入って、インプロに入ってからもその明るさと高揚感を保った演奏。 終わることを拒否したくなってきちゃう。。 森さんからリクエスト、Resting in the shadow、、続いてJust beingで終わりって、 きゃ~、私も気持ちは一緒!でも、まだ終わらないでよぉ。。。 Resting in the shadowが始まる。少し切なく、でも思いっ切り暖かく、、この曲を聴けばみんなヤンソン友達だよね。。 人は助け合っていきているんだよねぇ。。 言葉をかけなくても、傍にいるだけで心の支えになる。。人々。。 切れ目無く、躍動感のあるJust being、、! そのお決まりのイントロ部分に挟まれたのは、、なんと、 「ジングルベル、すずがなるぅ♪」(え?英語で歌えって?) きゃぁ~~、一足早いクリスマスプレゼントでっすぅ。。 終始弾むようなヤンソンのピアノ。 三位一体になった怒濤の後半。互いに鼓舞しながら目指す天上。 熱い。一瞬テンポ無くなって、次に目指すはラスト。 きゃぁ~~!!すげぇ! さて、こんな熱い気持ちにさせられて、、、 観客の気持ちが、、これで終わるわけがありません。(きっぱり) アンコールを求める拍手に現れ始まった曲はGiving Receiving、、。 熱くなった心を静かに静かに柔らかなメロディが入ってくる。 もっと、もっと、聴きたい、って気持ちは沢山なんだけど、、 この静かな語りかけは、、 「また、逢おうね。。」 って、言う、彼等のメッセージのよう。。 「うん、またね。。」 心の中で呟いて、、二年ぶりに逢瀬が終わったのでありました…。 何度も書いていますが、彼の創り出すメロディはとても親しみやすく、叙情的。 オリジナルのトリオをCDで聴くと、耽美的で静寂感、、ひたぁ~としたクールさ、そして暖かさを感じ、いかにも北欧、、ってイメージが強い。 もちろんインプロ部分や、インタープレイの素晴らしさは言うまでも無い。 ライブでは、ヤンソンのオリジナル曲を演奏していることはもちろん同じなのでその方向性が大きく違うことは無い。しかし、ベースが森さんであり、森さんが居るからある演奏になっています。ま、兎に角、熱いのね。静かで優しい、そして気さくなんだけど、胸に決意と情熱を秘めた森さんらしい。 アンダーシュシュルベリも、CDの中では比較的タイトに適音適所の職人芸って感じんあおですが、やっぱ、ドラマーはライブでみなくちゃ、聴かなくちゃなぁ。 彼のドラムワークは凄いです。プロなら当然なのかもしれないけど、曲事にありとあらゆるテクニックをつかっていろんな音でサポート&プッシュ。ドラムソロではヤンヤの歓声をあびてました。ドラム好き、必見。(だれか、詳しいレポートしてきて。) そして、、ヤンソン、、もう、ブラボー、って感じなのです。彼の洗練されたピアノの演奏は、常にまさにヨーロッパ的、って、感じなのですが。。ライブではねぇ。。 結構、熱くて黒っぽい部分も多い。ええとね、ファンキーなピアニスト、、ティモンズ達がこのんだ三連音やブロックコードのアクセントなど、かなりファンキーなフレーズを随所に交えてた。彼CDからはあまり伝わって来ない黒っぽいフレーズも格好良かったなぁ。本当の黒さではないんだけど、やっぱりヤンソンってジャズが好きなんだなぁ、って感じがするのよねぇ。(当たり前ね。。)ソロのフレーズも変幻自在なテクニックを使いダイナミックかつ斬新、、本当にこの世界が何処まで広がるのだろうと、、心が躍りました。耽美的に叙情的な部分ではシンプルな音使いで心をとらえ心の深い部分に染み渡ります。ハイスピードに駆け抜ける高速のパッセージではハードドライヴィングな力強さを持った演奏。。選曲、順番も緩急ついてその対比がくっきり浮かび上がる良いライブだったなぁ。。 本当に、素晴らしかった、面白かった、素敵だった。。☆ また、ジャズが、、ジャズって音楽が大好きになってしまった一夜でした。。 あぁ、、お願い、、また、来てくださいね。 人はね独りで生きて、、そして死んじゃうのだ。 でも、人は人と繋がることで人生を暖かに、有意義に充実することができるのね。 独りなんだけど、独りじゃないのよね。。 そんな事を実感、体感したライブでした。 ホント、ラーシュヤンソンの音楽そのものだったかも。。 直接触れあうことのできる近くの友達、顔も見たこともない遠いネットの友達、、、 みんなと共有できるこの暖かな気持ち。。。 なんだか、いろんな事が嬉しい夜でした。 *************** 新潟のセットリスト 1stステージ 1.The inner child 2.新曲(アイスランド?) 3.Autumn Blues 4.The Days Of Wine And Roses 5.Time to be alone 6.Give me five ******** ご歓談た~~いむ ******** 2ndステージ 1.Under the bodhi tree 2.新曲(ピノノワール?) 3.新曲(ギヴン?) 4.Remembering 5.How deep is the ocean 6.Hope 7.Resting In The Shadow 8.Just being アンコール Giving Receiving *************** まだ、ツアーは一週間あります。みなさん、楽しんでくださいね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月02日 14時43分36秒
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