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テーマ:Jazz(1961)
人間が馬鹿にできているので(きっぱり)、締め切りとか、急ぎの仕事とか、優先順位のトップにあるものから逃げ出したくなる。机の上のたまった書類に向かい合うこと30分。。何もすすまない。 あれやこれや考え頬杖して庭を眺めてると秋の陽射しが心地よい。 やっぱり、紅玉が好きだなぁ。。なんて、どうでもいいこと思いつく。。 これも秋。 かけちゃいけない気がしたけど、我慢できなくなって、、かけちゃったのがテナートリオのRemembrance。 アメリカのベーシストJohn Patitucci は、チックコリアのエレクトリックバンドで一躍脚光浴びた。 若い、若い、って思ってたけど、もうすぐ50歳なのだ。 6弦のエレベなんて操って若若しいからわたくしの中では40歳から歳がとまっていた! この人、エレベもウッドベースもすばらしい&作曲もする。 この豊かな才能のおかげで、リーダー作は何故か、、もう一つ考えすぎな感もあるけど、今回は彼の気持ちの方向とジャズのリスナーの気持ちの方向がほぼ一緒だった気がする。 チェロやパーカッションが入ってる曲もあるけど、全曲オリジナルで基本はテナートリオ。 その肝心なテナーは、、ジョーロヴァーノ。 ロヴァーノって、何となくもあぁ。。とした感じの音。 しかもうねッ~うねッ~とした感じで、良く言われるのが「アメリカでは人気あるけど日本では人気ない」って台詞。前回、感動しちゃったMostly Coltrane /Steve kuhn Trio w/ Joe Lovanoでも、言ってるけど踊るサックスなんですよねぇ。 一見ぼぉ。。っと、突っ立ていそうな雰囲気のロヴァーノですが、そのフレーズは見事に踊ってる。 この踊り方が、陽気であけすけなので陰気好みな日本人には向かないのかもしれない。 このテナートリオも渋いけど、決して地味ではなく、もちろん多弁雄弁なベースのおかげもあるけど、全編踊ってるロヴァーノのおかげで飽きない。 そう、「回想」と言うタイトルなだけに、1曲づつジョン・パティトゥッチことジョンパチの敬愛するミュージシャンに捧げられてる。 モンクであったり、コルトレーンであったり、ロリンズであったり、ジョーヘンであったり、ハバードであったり、、みんなが知ってる偉人達へ捧ぐ曲がならぶ。曲もホントそれらしくて(笑)良い感じ。 オープナーのモンクに捧げられたであろう曲のロヴァーノがメロディ吹き始めた瞬間ニンマリする。 やっぱり、あなたは日本では受け入れがたい何かがある。(笑) でも、良いぞぉ。 全ての曲で、3人のインタープレイはすばらしい。 基本的にテナーがメロディをとり、すばらしい反応を示すドラムとベース。 それに呼応するサックス、、、それに反応するベースみたいに、連鎖反応が続く。 比較的簡素な空間を自在に踊る3人がいる。 ジョンパチは、はやいパッセージでもインテリジェンスたっぷりなウッドベースも良いのだけど、ギターのような超絶なフレーズを難なく弾きこなすエレベもとてもよくて3人でどちらかと言うとこちらの曲の方がのりがいい気がする。お見事。 とにかく、派手な感じはないけど、決して地味で静寂ってわけでもなく、「やっぱ渋かっこいい」、ッテ、感じ。 何をやらせてもうまいジョンパチが最後にオーヴァーダブさせて独りでマイケルブレッカーに捧げる短い曲がもの悲しく響く中終演を迎える。 う~~ん、ロヴァーノはわたくしは格段好きなサックスってわけでもなかったのですが、、 キューンとのアルバムに続き、なんだか、妙にいい感じであります。どうしちゃったんだろう。。 そう、、当然すが、ブライアンブレイドもよかったのです。 こういうテンション抑え気味のアルバムで、盛り上げていけるのはすばらしいです。 ジャズって良いなぁ。。って、気分でいっぱいになりますね。 1.Monk/Trance 2.Messaien's Gumbo 3.Sonny Side 4.Meditations 5.Mali 6.Scenes From an Opera 7.Blues For Freddie 8.Safari 9.Joe Hen 10.Play Ball 11.Remembrance John Patitucci (b,el-b #2,4,5,11) Joe Lovano (ts,a-cl #6) Brian Brade (ds) Sachi Patitucci (cello #6) Rogerio Boccato (Per #2,4,5) お仕事の話。。 もう、本当に時間がない!って、ギリギリでどうにかおわらせることが10年続いたので、先月、税理士さんにきっぱり愛想を尽かされた。。。 でも、家人がわたくしを引きずって税理士さん宅に連れて行き、もう一年の執行猶予をつけてもらった。 だから。。本当は、ブログは毒なんです。。。 つうことで、ジャズ批評の新刊が出ましたので、次回はその話題かな。。(爆) んじゃ、退散♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月27日 18時15分22秒
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