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2009年11月16日
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テーマ:Jazz(1947)
カテゴリ:JAZZ
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寒くて暗い、時折冷たい雨も降る。
暖かな部屋で、明るく軽やかな音楽を聴くのもいいけど、
疲れた時には、仄暗い陰鬱な世界をさまよってしまうのもいいかな。。

こんな時に活躍するのはECMのアルバムですよねぇ。
最近は、思わず人肌暖かな空気を持ったアルバムもあって、ビックリすることもあったりしますが、
基本的には、オーナーの好きな静寂で、耽美的な世界。透明感、ひんやりした空気、幽玄深淵な世界観。
トーマススタンコはポーランドのトランペッター。祖国ポーランドを非常に愛してるお方です。
その独特な世界は好き嫌い別れるところだとも思いますが、わたくしは好き☆
一貫した真摯な態度が好きなのだ。同じような理由でチャールズロイドとかも好き☆

さて、、この人のダークな世界はどのアルバムでも貫かれてて永遠と続いてるのだが、個人的には日本でも某レーベルからピアノトリオだして有名になったマルチンボシレフスキトリオを起用したあたりから、ちょっとカラーが変わった気がしてました。
このメロディアスな透明感あるピアノの効果か?暗い中にも色彩が増えた気がしてたのです。
簡単に言うと、高品質のまま、聴きやすくなった。
で、この蜜月はちょっと続き、ECMからアルバム3枚だしてるかな?「Soul of Things」、次の一枚はブログでもあげてる「Suspended Night/Tomasz Stanko」。そして、「Lontano」。(追記しました)
その間にマルチントリオは天下のECMから、日本版とはかなり嗜好の違う二枚のアルバム「Trio/Wasilewski/Kurkiewicz/Miskiewicz」「January/Marcin Wasilewski Trio」をだし、世界に羽ばたきましたね。

今回は、編成をがらりと変えて、スタンコのトランペット中心に、ピアノ、ギター、エレベ、ドラムの編成です。
ギターとベースがデンマーク、ドラムとピアノがフィンランド!ポーランド人はスタンコだけね。
ベースがウッドベースからエレベになりましたが、サウンドはエレクトリックな感じは全くなく、アコースティックなサウンドにいい感じにとけ込んじゃってます。
ギターのヤコブブロも良いけど、今回もピアノの美しさが際だっていて1音1音が透明感あり綺麗。
何処かでみた名前なんだけど、たぶん、自分が持ってるアルバムにはいない。
ネットで話題になったのかもしれないな、って、思いました。
祖国の偉大な作曲家コメダの曲が2曲、残り8曲がスタンコのオリジナルです。

オープニングは、透明感溢れるピアノの美しい音から。。鬱々としたスタンコのトランペットとクリスタルのようなピアノの組み合わせは、このあたりの好きな人には1聴でくせになるかも。
2曲目Terminal 7は、比較的動きのある演奏。と、言っても静かなのだが、繊細だけど的確なドラムのサポートがなかなかいいです。
The Dark Eyes Of Martha Hirschと言うタイトルから、アルバムタイトルをとったのでしょうか。
暗くもの悲しいメロディを何かに書き留めるようにたんたんと進めていきます。
ベースのランニングが始まって風景が一転するのですが、全体い鈍くダークな感じはそのまま。
何とも、繊細で暗黒系のドラムがかっこいい。スタンコがエキサイティングな雄叫びあげるとも、ブロ空間系のギターが響こうと、ピアノが走り出そうと、、ドラムが全てのバックで的確な感じ。
それは、続くGrand Central でも。派手ではないんだけど、ドラムかっこいいです。
スタンコの音楽って、一歩間違うとみんな同じようにきこえちゃいそうなのですが、ドラムはかなり健闘してると思うんだけど。
ピアノとトランペットのデュオで始まるAmsterdam Avenue。まるで、影のように寄り添うピアノ。
他の楽器が入ってきてからも、捩れた影のようにスタンコのまわりに絡む。いいピアノだと思います。

陰鬱に始まるSamba Nova。暗黒の宇宙を抜けると、なんだか、サンバ。対比的にまばゆい。(笑)
自分アルバムでは、ずっと取り組んでるコメダの曲からDirge For Europe。
力強いスタンコ節。浮遊感のあるギターソロ、、時間がとまってるような不思議な世界。
May Sun は、主役のいない、比較的明るい光を感じる曲、演奏。自然光。。
再びくらいムードで、Last Song 。スタンコとメンバーのやり取りは常に緊張感にあふれる。
最後は、やはりコメダ曲でEtiuda Baletowa No.3。優雅。。
ピアノホント美しいです。

仄暗く陰鬱。。ちょっと神秘的。
音が研ぎすまされて、より耽美な世界へ誘います。


1.So Nice
2.Terminal 7
3.The Dark Eyes Of Martha Hirsch
4.Grand Central
5.Amsterdam Avenue
6.Samba Nova
7.Dirge For Europe
8.May Sun
9.Last Song
10.Etiuda Baletowa No.3

Tomasz Stanko (tp)
Alexi Tuomarila (p)
Jakob Bro(g)
Andres Christensen (b)
Olavi Louhivuori (ds)

こういう世界を歩き回っていると、戻れなくなります。
それはやばいなぁ。。

んじゃ、退散♪






最終更新日  2009年11月18日 18時26分46秒



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