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テーマ:Jazz(1887)
![]() 今日も良い天気。。 季節はめぐると言いますが、この時季の雪国は次々と咲き誇る花々でとてもいい季節です。 雪が消えて、荒れ果てた死んだような大地が少しづつ変化していくのは映画の早回しを眺めてるような気分になるくらい、、劇的。 小さな緑の芽が可憐な花を咲かせるまで、あっという間なんだから。 誰もおきていない朝の庭は本当に秘密の花園の主人公たちのような気分。 今は、大好きな白い花が花盛りです。幸せなひととき。。 目で喜び、香りで想い出を浮かべ、、悦びともいえる甘いひとときでもあるのです。 でも、暑い夏きて、収穫の秋がきて、、そして、白い冬と、、季節はめぐります。 小さな輪は、大きな輪と繋がり、永遠にこの幸せがめぐってくるといいなぁ。。なんて、願ってしまったりするのは、人生が長くなってしまったからかな。。ちと、、さみしい。 人生の最初の頃に聴いた音楽は心に鬱々残るもの。 キースジャレットがまだ神と崇められる前、自身が自ら神がかる前、、「 Life Between The Exit Signs(邦題が人生の二つの扉) 」で、ヘイデンとモチアン先生とトリオのアルバムだしてました。そのA面2曲目「Love No.1」って、曲が、なんだか好きだったのですね。トリオ演奏なのですが、キースのピアノ、ヘイデンのソロ、、うっとりこの曲を聴きながら、この人達、、デュオのアルバムをださないかなぁ。。って、思ったものでした。(遠い目) さすがに、わたしでもこのアルバムをタイムリーに聴いてはいないのだけど(嘘じゃないっ)、あれから長い月日がたちました。。(再び、、かなり、、遠い目。。) あの時の願いが、、、突然、叶ってしまったのです。。 2007年、、30年以上の時へて、ヘイデンは、キースの招きによってキースの自宅スタジオで再び一緒に演奏したのです。 その演奏のアルバムはJasmineという甘く香る花の名前がつけられました。。。 ジャスミンは白い小さな花。好きなのですが、暖かな地方でないと地植え出来ません。 自然の中でお花を楽しみたいわたしは、、ジャスミンは植えられません。。 その小さなお花はね、、そっと開き、夜の空気を甘く彩るのです。ロマンティックでしょ? 暗闇を甘い香りに誘われて、そぞろ歩く。。なんて、今のわたしには、、幻想。 でも、そのロマンティックなイメージそのままのアルバムなのです。 彼らが生まれて、生きてきたアメリカのスタンダード中心に選曲されてます。。 For All We Knowが始まった瞬間、その甘美な響きに「Melody At Night, With You」を思い浮かべる。ゆっくり、優しく向き合う2人。1音、1音確かめるようなキースとヘイデン。とにかく、2人優しい。相手に、自分に、そして、、聴いてる、、わたしたちにも。好きな人の言葉をじっと聞く、その気持ちを見逃したくなくて、じっと見つめる、、そんな、、演奏。Where Can I Go Without Youが始まる頃には、一緒にそっと口ずさみたくなるような寄り添った気分に。。。 良い音楽は、常に聴いてる人の気持ちに寄り添ってくるのですが、、この演奏は、、なんというか、、この2人に寄り添いたくなるような、、そんな雰囲気があるのです。キースの「歌」も優しい。。ひたすら、歩調を合わせる2人。 ヘイデンのソロは現代ベーシストの持ってる超絶なものでとは、一線をひくのだけど、その説得力、歌心はいいな。月とてもなくは、しっかり骨太なヘイデンのベースにのって、キースが少し速いフレーズで熱くなるのですが、ヘイデンはマイペース♪ ジョーサンプルのOne Day I'll Fly Awayは、非常に気品あるクラシカルな感じに。 キースの爽やかな演奏で始まるIntro - I'm Gonna Laugh You Right Out Of My Life。ベースが入って、ゆったりした歩みのなかで、少しづつ、、キースの世界が花開いていくような素敵な雰囲気。。好き♪しかし、、どうしてこんなに「素」になれるのでしょう。。 Body And Soulは、少し、音数も多く強いアクセントになってる感じかな。非常に楽しそうなグルービィな演奏ですが、しっとリしてます。Goodbyeの切ないメロディは切々と心に響く。ちょっと、荘厳な気持ちにすらなってしまう。。最後の1音まで、きっちり。。 終演は、シンプル、、ピュア、、、そして、ラブリーにDon't Ever Leave Me。(年甲斐もなくて、、ちょっと、赤面。。)最後を奏でるこの曲が、このアルバムそのものかもしれません。。 長い月日は、互いの違いを認め、人の真ん中の部分で語り合える関係に。。 アグレッシブでも、スリリングでもないんだけど、じっくり、心に染みこんでくると思います。 ええとね、キースがいってるように、これ、、ラブソング集です。 あなたの大切な人と一緒に、、夜更けにじっと聴きましょう。 もしも、それが不可能でも、、あなたの大切な人をじっと思い浮かべて、聴きましょう。 それで、、充分。。。ですよね。 甘い想い出を「持ってる人」、「待ってる人」、、みんなに。。どうぞ。。。 1. For All We Know 2. Where Can I Go Without You 3. No Moon At All 4. One Day I'll Fly Away 5. Intro - I'm Gonna Laugh You Right Out Of My Life 6. Body And Soul 7. Goodbye 8. Don't Ever Leave Me Keith Jarrett (p) Charlie Haden (b) さぁて、、今日と明日は、古町、、どぉんどんらしい。 ジャズの生演奏も聴けちゃうらしい。 でもって、、猫屋では恒例のジャズ聴きイヴェントがあるらしい。行きたい。(笑) ★5/9(日)15:00~ 同一アルバムLP&CD聞き比べ♪★ ¥1,500(ワンドリンク付き)Cats Hause (025-224-1667) お時間ある方は、、是非。。♪ 今日は、お家でワイン。 ご用時あって、出かけて帰ってきたら、お友だちからワイン送られてきました。 最近ね、ちょっとこってる前菜があって、、 季節の果物にアマポーレみたいな名前のチーズ塗って、生ハムで巻くヤツ。 初めて食べたのが、レクチェで作ったのだったんだけど、、これが、大粒の苺も美味しいの。 ついでに、グレープフルーツとか、完熟パインとか、いろいろやってるんですが、、簡単で美味しいの。 まぁ、、スーパーに売ってる食材で作るので、それなりと言えば、、それなりなんですが。。(^_^);; うーーん、、美味しい生ハムとチーズ手に入れれば、、。。。 って、やっぱ、デパートの地下なのでしょうねぇ。。面倒。。 楽しいおやすみになりますように。 んじゃ、退散♪ 追記 トラバが出来ないとのことで。。 雨の日にはジャズを聴きながら「Keith Jarrett & Charlie Haden / Jasmine」
最終更新日
2010年05月27日 18時19分57秒
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