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2010年06月07日
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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ

6月5日(土) Step of Three Live @Jazz Cafe 音食(ねじき)
細木久美(p,elp) 東聡志(b) 八木義之(vtb) 




晴れた日の高速道路は気持ちがいい♪お供はファビオさまの新譜でっす。
少しこんでる。車線変更が恐いので、追い越し車線でずっと走り続けちゃった。おかげで、バタバタしたけど、あっという間に長岡に到着。
懐かしい街。当時は、自分のことに時間を割ける余裕はまったく無く、ライブハウスには行ったことがなったけど。。
八木ブラの細木久美さまの地元がここなので、この三年くらい、時々ライブに。
ちょっと時間ができたから、ちょっとライブに行く、って、わけにもいかなくて、、でかけるときには気合いが要ります。はい。

さて、車を停めて音食(ねじき)にでかけると、開演少し前なはずなのに、、バルブトロンボーンの音がきこえる。。ゲッ!遅刻かなって、時間を確認するけど、やっぱ、時間前。。
階段登る足が上がらなくて道路と階段の登り場をウロウロしちゃいます。ええと、ライブ前は、普通の人なので、、独りで行くとライブ会場に入るときはいつも。ライブ始まると、、テンション上がって別人格になるけど。
時間だァ、、、と、あわてて階段登ります!

いぇ~~イ!!
音食はとてもミュージシャンとの距離が近い。
落ち着いて、見渡せば、、知ってる顔がチラリホラリ♪うーん、それなりに席が埋まっていてよかったァ。時間でっせ。はやくヤレッチ♪

まずはユニゾッテ、テンポよく、歯切れよく、ショーター曲Limboでスタート。清く正しいジャズファンは、マイルスのアルバムが浮かぶのかな?これは、このバンドのバンド名の元ネタ?ペトルチアーニ、ジムホ、ショーターつう、これまた、変則トリオ「Power of Three」からです。そのまま、バルブトロンボーンの快走。相変わらず饒舌。ピアノ、ベースとソロとまわしながらお披露目完走!ジムホ、関係って、、こういうことだったのか。。。予想外の選曲。
この後が、今世紀最大に近いビックリ。ジョンスコのTime on My Handからちょっと不思議な曲調のSince You Asked。そっか、、ジョンスコはいないけど、ヘイデンはいる。(笑)気合いの入った燃えるベースソロは、20年来の希望が叶った証し。エレピの響きもクール、3つで重なる部分もよかったッス。
ベースがテーマを予想させ、スィングするパートとファンクぽい?パートと交互に入るLove for Sale。その後の展開もバルブトロンボーンがワウをかけて、みんなでテンポと空間をうまく使った演奏で面白かった。えっと、エレピですね。これねぇ、、わたしは大きく勘違いしてたらしいのだ、チェットのジョンスコの居るヴァージョンが元ネタだと思ってたんだけど、違いましたね。(つうか、ライブのときはギターも間違ってた。)ちぇっとのCandyだって。わたしの中で混乱してるんで、もう一度聴きたい。(爆)アレンジもチャレンジもかっこよかったナー。
エヴァンスでお馴染みのYou Must Believe In Spring。ベースソロから。緊張感あふれる中(笑)訥々と始まって、ピアノ、トロンボーンがフィルインして、なんだか、トロンボーンに途中何故かラテンの哀愁を感じました。どうしてだろう?そして、渾身のピアノソロ、、手慣れたものですねぇ。後半だったかな、3人で併走感のある演奏もバンド的にキモなんでしょうねぇ。
ここで、Favela。これは、きっと、細木さまからかなぁ。東さまだっけ??ジョビンの曲で、結構、有名で曲聴けば、、あぁ、って感じ。クラウスオーガンとくんだ「The Composer of Desafinado,plays」なんかが有名。でも、、これはハレルヴァージョンがあるのです。細木さまの旦那さまは、ハレルファンですからね。コニッツの「Brazilian Serenad」あたりが参考物件。この3男は、なかなか、よかったと思うのですね。力任せな飛ばし方でなくて、軽々と気持ちよいグルーヴを作っておりました。わたし的◎。音のアクセントの感じもかっこよかった。高得点な気が。3人の息の合った感じもよかったな。決まった。。余談ですが、コニッツのアルバムののトムハレル聴くと3人兄弟の一番上のお兄さまを思い出します。(かなり、きっぱり)
1セット目最後の曲は、ヤンソンのJust Being。なんと、細木さま東さまは毎月2人で演奏してるデュオのレパートリーにしてくださってるンだって。わたしはこの演奏が入ってる「Witnessing」は大好物です。わけあって、タイトルはずっと間違えて覚えてたのですけど。ええと、iとlを勘違い。。(爆)今回はエレピですが、2人の躍動感あるリズムにトロンボーンがしっかりのって、とても楽しい演奏でした。3男さまの清く正しい音符の切れ味はこういう曲にも映えますね。ヤンソンが新潟で演奏したときには、イントロにクリスマスの曲のワンフレーズが挟まれてタ。ヤンソンの曲は、メロディがきれいなので一見簡単そうなんですが、きっと、演奏するときには難しい曲なんだと思います。1セット目の最後を飾る白眉な演奏でしたァ!

と、なんか、とっても幸せな気分でした。思わぬ、選曲で、、かっこいい演奏で、2セット目も期待が膨らむ。
休憩。。。igaちゃまの髪の毛をくしゃくしゃにしたりして、、時間を過ごす♪
いけッ、2セット目!

2セット目は、頭から、、これまた、サプライズ!なんと、フランクフォスターのRaunchy Ritaっす。
知ってますか?これねぇ、、エルビンのアルバムが元ネタらしいけど、わたし的にはつうか、、日本のジャズファンには、ルーソロフのBut Berutifulじゃないかなぁ。。あ、、ローンチー・リタか。ええとね、ちょっとドスのきいたブルージーな曲なんです。きくと、思い出す人は多いと思うけど。たぶん、エフェクターかなんかで、トロンボーンはちょっとドスをきかせた感じを演出してたのではないかと。これが、意外と黒っぽくダークにうねってよかったナ。ピアノも、ベースの低音をブイブイいわせ、みんな不良になってたな。
2曲、ハンコックの曲が続きます。なんか、今日のテーマはギターいないけど、って、感じ多いのですが、、この2曲もマークホイットフィールド、ニコラスペイトン、マクブライトのアルバムでかっこよかった「fingerpainting」からヒントを得てるらしくて、、Chameleon、Drifttin'と続きます。まずは、Chameleon、、わりと、たんたんと進んで、最後にエレピがお☆さまをまきしてたァ。次は、なんと、ベースとトロンボーンのデュオだそうで。。頼りになる細木さまがおやすみとのことで、、ちと、、心配しまたがこれが、なかなか素晴らしい出来でございました。ベースとのデュオはコード楽器と比べるとかなり自由度は高いけど、結構、難易度も高いと思うのですが、よく歌ってグルーグ感もある演奏だったと思います。東さまのおかげでしょう。。一応、、単音同士の会話なんですが、なかなかいい感じに広がってたと思うんだけど。
で、わたし的に細木さまの過去日記からちょっと予測してたThe First Love Song。
美しさの中にも静かで穏やかな高揚感ある曲です。その通りにたんたんと丁寧に吹いて、ピアノの透明感やベースの安定感でうっとり聴ける演奏に。ミュートを使用。いい感じです。
そして、そのあとは、まさかまさかのびっくりでしたよ。
なんと、、パットメセニーのChange of Heart。細木さまはエレピで。トロンボーンがミュートでテーマ吹き。。途中からミュート外して、ストレートに朗々と吹きましたです。この曲、拍子が3つくらい入り交じる演奏者には難解?かもしれない曲なのですが、いいよね。3人でお見事でした。選んでくださっただけあって、トロンボーンよかったです。ギターと比べると、しかもメセニーですからねぇ。。あの広がりは難しいのでしょうが、トロンボーンでもいい感じだったなぁ。でも、次回はミュートはちゃんと外してね。生演奏で初めてきいた。猛烈に嬉しかったので、夏もききたくなってる。(単純)
そして、放し飼いでも演奏してるスティービーワンダーのKnocks Off My Feet。これも、タイトルは失念しても聴けばわかる名曲。3人でドンドン調子も上がり、ばらばらに動くときの一体感が増してきてる気がしちゃいました。なんか、落としどころもバッチリです。
最後は、シールマンスの名曲Bluesette。彼がギターで演奏してるヴァージョンもあるので、ギターヴァージョンも多いです。何とも素敵なジャズワルツで、思わず、からだ揺れます。終演に向かって3人の意識も集中、収束。

長岡のお客様は優しい!
アンコールに拍手で、選曲されたのはDevil May Care。
どうやら、本番は却下された曲らしいのですが、なかなか、熱くまっとうにジャズしてました!
かっこいい3人の演奏でございましたね。拍手♪

そう、目指すは3人の感覚をフル活用して、造り上げていく音楽がみんなの頭にあると思のです。
ピアノはこれだけすればいい、ベースはこれだけで充分、みたいな感覚から解放されて。
と、単純にシンプルな編成になるほど、テクニック、互いのレベルの他に素や基盤、、性格が大切。
瞬間的に求められてるものが出てくるには、普通の人は記憶の層からヒントを得るわけですから。
演奏は人柄がでる、といいますが、それは当然なのですが、、
演奏時に瞬間的に浮かんだものが、まわりと融合するには共通な基盤があるとかなりマッチしやすいし、その上で各自違う部分で刺激あうと思わぬ効果が出るということかなぁ。と。
3人で、良い意味で予測のつかない、、演奏効果が沢山得られる演奏をより目指して夏のジャズストにのぞんでくださいね。わたし的にこの辺の演奏は壺です。もちろん、他にだってこういうチャレンジャーなバンドもいるのでしょうが、わたし、、あまり知らないし、、ご縁ですから、褒めちゃいます。(笑)

と、ここで、いつもの海賊盤屋さまが、えらくぴったりで素敵なタイトルをめっけてきた。「動中の動」、、これは、「海底二万里」のノーチラス号の船内に掲げられているラテン語の銘句「MOBILIS IN MOBILI」の日本語訳らしい。これはいいタイトルですねぇ。「海底二万里」って、好きだったけど、、よく、こんなん思いつくなぁ。

しかし。。三男はもともとの息のあったふたりに、うまくのかってた、つうか、からんでた、やっぱ、ずるいかも。(笑)予想以上にかっこよかったですよ。皆さま、、どうも、、ありがとうございましたァ。
うーーん、、どうしても完璧な(爆)Change of Heartがききたくなってる。(ミュートつけてない)
夏、、行けるかなァ。。困ったなぁ。。。(嬉しい悲鳴)


1セット目
Limbo
Since You Asked
Love for Sale
You Must Believe In Spring
Favela
Just Being

2セット目
Raunchy Rita
Chameleon
Drifttin'
The First Love Song
Change of Heart
Knocks Off My Feet
Bluesette

Devil May Care

と、、唐突に、、、ジャズのドラムはかっこいいよねぇ。
楽器は何もできず、音楽の知識はゼロのわたくし、、
独断と偏見で言い切ってしまうと、ジャズを聴いてると、他の音楽と比べてあきらかにかっこいい楽器がのがドラム。ビート、グルーヴ感、、、等、一般的にジャズを聴いてジャズっぽいと感じるものを強力に造り上げているのがドラム。ドラムレスはやはりチャレンジャーですよねぇ。

と、アフターも楽しかったんだけど、、時間切れ。。って、ことにしておこうっと。
唐突に退散♪







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最終更新日  2010年06月08日 17時12分05秒



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