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2010年06月10日
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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ(Born In The U.S.A. )

よりみち小径の一枚。。
先日の音食のライブで、演奏された「Love for Sale」。
出だし、ベース3音で、曲名が頭に浮かんだんだけど、、それはわたし的にはこのアルバムのせいだす。
おかげで、頭が混乱してしまったけど。。今日、先日の音源ももらって、なるほどぉ。。って、感じ。
あそこでは、ドラムレスのトランペットのトリオ盤である「Candy / Chet Baker」って、話に出てたんですが、、わたし的にはもっと強烈な印象だった、こっちが頭にあっただー。おまけに、この前後くらいでドラムレスの「Strollin'/Chet Baker」というキャテリーンってギターがいるトリオのアルバムもあって、チェットに関しても中途半端、うろ覚えなわたしの頭は、めちゃごちゃごちゃだった。。って、いつもだけど。(爆)
まぁ、ライブとは基本的に関係ないことで、、どうでもいいことなんだけど、わたしが気持ち悪いので、で、、ようやっと、聴き直して、納得したのです。その辺のラヴフォの元のアレンジは?このアルバムなんだね。って、録音年月日だけで、いってるんで、もっと、その前があるかはわからんけど。。
つうことで、中古のLPも持ってたのですが、ようやっと探し出した再発紙ジャケCD「You Can't Go Home Again」、、懐かしの一枚、新譜もあるけど、、よりみち小径の一枚。

ええと、たぶん、、チェットのファン的には、、イマイチ感がぬぐえないし、八木兄弟さまに至っては、、たぶんドンセベとか好きそうでないので、あれであれなのですが、、(爆)
いわゆるアンニュイな空間を期待されるチェットらしからぬ、、一枚なのです。ようは、、「はりきって」吹いてる。
麻薬のトラブルで歯を抜かれたことは有名ですが、彼のファンは、、情感、詩情、刹那、退廃、孤独、そういった心の隙間部分に結びつくような、、彼の個性が、、好きなンだろうな、、って、思うのですが。
個人的には、ヴォーカルは夜の静寂にあちらの世界からきこえる幻聴みたいなだと思ってるんだけど、ペットの方はそれなりの現実的な姿が浮かび上がる人だと思ってます。

このアルバムは、LPだとB面にあたる3あたりは、まだリリシズムがあるのですが、特に1,2は、、チェットが、ブレッカーやジョンスコとハードに吹きまくったハードフュージョンっす。4はドラマチックに燃え上がってますです。アレンジはドンセベスキーなので、豪華ストリング付きだす。

まずは、わたし的に強烈に印象に残ってた挑発的なベースから入るLove for Sale。ファンクなビートとスィングする4ビートと交互にくるアレンジのLove for Saleは、エレベとウッドベースをそれぞれ配し、ベースのワウワウ感で、つい腰が動きます。すぐに、、なんだか、元気のよいチェットに驚きます。はい。いろいろと試行錯誤していた時代なものなのね。
ブレッカーのモーダルでスリリングなソロはもちろんですが、強い語調でガンガン飛ばすチェットにはちょっとビックリでしょう。。そのしわくちゃな口元からは想像できないしたたかさ、たくましさを感じちゃいます。
そして、ジョンスコが飛ばしまくった、爽快なソロも披露してます。ロンカ&アルフォソのベース合戦なんつうのもあるのですが、、スリリングでハードなところに、ストリングスをかぶせちゃって、ちょっと曖昧にするドンセベの計算高さ、、いや、センスはすごいよねねぇ。チェットは咆えてます。はい。地味なおしゃれ感はまったくないけど、かっこいい、ラヴフォだな、って、思ってたんでしょ。。(爆)

パウエルのUn Poco Locoは、もう、始まりからトニーさまのドっファンクドラムで、しかもブレッカーブラザーズみたいなキメが鳴り響く冒頭なのですが、いきなりニアンスかえて4ビートで小粋にチェット登場したりと、アレンジ的には1のラブフォと同じで、交互にビートが変わってその捻れそうな空間、中に浮いた感覚の空間の中にめちゃ濃いめのソロを配置する感じ。ジョンスコのぶち切れんばかりのソロは既にジョンスコ節が詰まってますし、そのまま、ブレッカーの豪快&アグレッシブなイケイケソロ、ぐっと雰囲気が大人になった展開でのチェットのソロも気迫がこもってます。トニーさまのソロまでついておしまい。

ここで、LPだと面をひっくり返す時間があるのであれなのですが、CDは続けていきなり3曲目に入ってしまいます。これは、ドンセベ的にも予測しない出来事だったのでしょう。。4曲目も哀愁&抒情で迫ってこのテーマもなんだか聴いたことあるので、

いきなり、先日、Nightfall /Charlie Haden John Taylorで、話題にしてた「 Bittersweet」のテーマをチェットが朗々と吹いちゃうのです。そうなんです、ドンセベは最初、カビゴンさまが「このメロディはラフマニノフの交響曲第2番第3楽章」って、言ってた、「Bittersweet」を「You Can't Go Home Again」のタイトルで送り出してたのです。で、ここでのお相手はなんとポールデスモンド。(@_@)これって、反則すぎますよねぇ。あのセピアカラートーンのデスモンドさまに、この曲吹かれたら。しかも、ストリングスとエレピの高音を美しき響かせて、いきなり、、メロウなバラードになってます。しかもここでは、エレピはケニーバロン。反則技を重ね合わせた様な1曲であります。
さて、アルバムの最後は、スペイン慕情ともいえる哀愁と情熱のEl Morro。このテーマも聴いたことあるんですよねぇ。なんと、アコギのジョンスコの、スパニッシュギターっぽい、ソロから。チェットも、、なんか、チャックマンジョーネみたいな情熱的、そして哀愁のラテン風のソロを鳴り響かせたりと、、うむ。。
途中、ブレッカーとチェットが交互にテーマ、サビを紡ぐあたりから、シリアスな2人のソロが展開。フルート、ピッコロ、、等、使い、ストリングスを配し、ドラマチックに盛り上げます。

って、こりゃ、絶対、チェットファンにはうけそうにないよねぇ。
活きのいい、マイケルブレッカー、ジョンスコ、、そして、トニーなんて、お目当ての方がお買い上げだったかも。わたし的には、そこにYou Can't Go Home Againですかしら。

1.Love for Sale
2.Un Poco Loco
3.You Can't Go Home Again
4.El Morro

Chet Baker (tp)
Michael Brecker (ts #1,2,4)
John Scofield (g #1,2,4)
Richie Beirach (el-p #1,2,4)
Paul Desmond (as #3)
Kenny Barron (el-p #3)
Ron Carter (b)
Alphonso Johnson (el-b #2,3)
Tony Wiiliams (ds)
Ralph MacDonald (perc. #2,4)
Hubert Laws (fl #2,b-fl,piccolo)

Don Sebesky Arranger, Conductor, Producer

って、今日はでかけたついでに、スワンによりました。
で、ライブ音源と写真データをもらってきました。
アイスティーで、退散しようと思ったら、なんと、データ作製されたご本人もいらっしゃってびっくり♪
どーもでしたぁ。
で、このブログは本文にも字数制限あって、「Step of Three」のライブ報告は既に写真追加できませんのでここに写真を幾つか貼り付けますネー。ありがと♪







クリックすると写真大きくなりまぁす。

さて、なんと明日は、横浜でソウル放し飼いがあるそーです。しかも、ギター入り♪
6/11(金)20:00-@横浜関内「Farout」
仕方ひろむ(org)  西尾研一(ds) 八木敬之(ts) 小田島伸樹(g) 平田志穂子(vo)
なんと、今回は、、ギターがはいる。。。
ハマッコの皆さま、、近郊の皆さま、、是非♪

んじゃ、退散♪





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最終更新日  2010年06月10日 18時26分59秒
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