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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:JAZZ( A Paris !)
わたしが育った関東平野の端っこも、時々、雪は降るのね。 ほんの少しつもっただけで、子供たちは大はしゃぎで雪遊びに霧中になる。 かまくらや大きな雪だるまは、作れないけど、小さな雪うさぎはいくつも作れる。 真っ赤な南天の実を目にしたかわいい雪うさぎ。。並べて、並べて。。。 と、ここからがかなりミステリアス。朝になると、必ず数が足りない。本当にいつもたりない。子供心に本物の白うさぎになって逃げたと思っていたんだけど。。。ずっと、黙っていたのです。 で、、つい最近、、うさぎの数のたりない理由に気がついた。(笑) そう、大事なことは、なかなか直接聞けないもの。。そう、聞けないものですね。。 イスラエル生まれのYaron Hermanは、バークリーに留学したこともあるそうですが、そこは水があわなかったよーーであります。とっと見切りをつけたのか、哀しみに打ちひしがれて米国をあとにしたのかは、わからないけど、そのあとから現在まで、、彼はずっとパリにすんでいる。メンバー全員が20代。 タイトル、ジャケットから連想させるように、ルイスキャロルの「不思議の国のアリス」で、アリスを不思議の国に誘い込む白ウサギをイメージしたそうなぁ。14曲中8曲が彼のオリジナルでっす。 オープナーはタイトル曲。ミステリアスなムードで始まる即興の曲。が、寒色系だけれどメロディアスできれい。Saturn Returnsはどこかで聴いたことがあるような気がする。。壮大な視野が広がるようなダイナミックな感じを持ち合わせる演奏。3人の息の合った感じが聴き手を惹きつけます。スリリングでシリアスなTrylon。ACTレーベルが期待しているピアニストだけあって、ピアノとてもうまいです。振り幅が大きいというか、一つの曲の中でもいろんな顔が見え隠れする。 ニルヴェーナのHeart Shaped Box。心に渦巻く闇、闇と光、その両方を行き来して人はその日を生きる。ダークで躍動ある演奏。そういえば、The Time/Mozdzer Danielsson Frescoでも、ニルヴェーナの自殺しちゃったカートコバーンの曲を演奏してたな。。ヘルマンとモジュジェルは同じくらいの年代なのかなぁ。 Ein Gediはイスラエルの5.60年代に歌われたポピュラーソングなんだそうですが、透明感ある演奏と優しく美しいメロディに息を呑む。。 The Mountain in G Minorも、三位一体で果敢に攻め登っていく高揚感がたまらない。特にロックテイストが強いドラムがバッチシはまってル。 Cadenzaはソロ。わずか3分の演奏は、果てのない音楽の世界への旅路への決意を感じる。。って、オーバーかなぁ。(笑) 再び、3人に戻ってAirlines。甘さの全くない3人のたたみ掛けるようなやり取りが濃密で緊張感にあふれてる。ドラマチックなムードAladins Psychedelic Lamp。 そして、ロマンチックで柔らかな音色で奏でるはBaby Mine。ディズニー映画、「ダンボ」の曲。母の愛は永遠です。メカニカルにシステマティックにピアノを引き倒すだけでなく、抒情あふれる演奏はシンプルでも聴きこたえがあります。 リズム遊びのようなフリーの曲White Rabbit Robot。Clusterphobicは暗くシリアス、これぞ現代ピアノトリオと言う感じの躍動感。一分にみたないWonderlandは、一転、ご来光ののような希望の台頭。 終演は、メルドーが好きなレディオヘッドからの曲で、No Surprises。心の闇をかかえながらも平凡な幸せを求めるのが人の道。。穏やかな光りで物語はおしまい。 60分で14曲という、、曲数の多さからか、少し、後半は少し散漫な印象もあったりするかなぁ。 でも、そこは、、やはり、その才能の素晴らしさを感じよしとしましょ。 で、アルバムの中で、1,5、10,14がきれいきれいなのですが、特に5,10は必ず手が止まる美しさ。。この後、ジャズ好きや演奏者でもBaby Mineはブームになったりしてね♪そのくらい素敵な曲で演奏でした。 1.Follow The White Rabbit 2.Saturn Returns 3.Trylon 4.Heart Shaped Box 5.Ein Gedi 6.The Mountain in G Minor 7.Cadenza 8.Airlines 9.Aladins Psychedelic Lamp 10.Baby Mine 11.White Rabbit Robot 12.Clusterphobic 13.Wonderland 14.No Surprises Yaron Herman (p) Chris Tordini (b) Tommy Crane (ds) ★今週の金曜日は放し飼い+のライブでーす★ 放し飼いトリオ+@オルガンジャズ倶楽部(沼袋) 開場19時 1st 20時 2nd 21時30分 仕方ひろむorg 八木敬之ts 西尾研一ds 八木義之vtb ゲストヴォーカル 平田志穂子 いぇ~~い! 予約MC\2,200 当日MC\2,500 冬の新潟ジャズストリートは、日程が1日と言うこともあり、放し飼いは参加いたしません。 したがって、来週の、ジャズストリートの前哨戦、、とは、なりませぬが、、 最近、はまっているらしい?「ザヴィヌル」祭りを決行するらしい♪ と、二部には、かわいいけれど、、とっても上手な志穂子歌姫がフューチャーされたソウル放し飼いです。 どなたさまも、週末を放し飼いで楽しくお過ごし下さいね。 んじゃ、退散♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月12日 18時14分53秒
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