ナオミのときめき。－念のため　プライベート編－

わたしね～！高校生の時に”おとん”が亡くなったの、 そのときに・・・遺産相続とかで親戚と、おおもめになって・・・ ”おかん”が苦労したから・・・。 それで、わたしの旦那さんになる人には念のため、 弁護士さんをつけるって決めてたの・・・。 それと会社の分も含めて私用と社用と二人つけたら、 ややこしいでしょ。 キザイチ神田さんが結婚するって 約束してくれたから、つけたのよ・・・。 30代ギリギリいっぱいまで引っ張って、 理想に限りなく近い人と婚しよって、 思ってた時に、ちょうどタイミング良くナオミが、 惚れてくれたから決めちゃったんだ・・・。 10～30代までに付き合ってくれた元彼女たちに、 感謝しないと・・・もう音信不通だから・・・。 所属部課の社員の人と上長（部長）さんにも、 ちゃんと相談して説明してあるから、安心してね！ 変な意味じゃないから・・・。 みんな、”早くキザイチのところ嫁に行ってやれ！”って、 うるさくて～・・・まだ短大の学費返し終わってないから、 無理をいってキザイチ神田さんに、待ってもらってるの・・・ 借金持ったまま、お嫁にいけないでしょ・・・。 それに、声を聞いただけで赤ちゃん欲しくなっちゃうから・・・。 ね～キザイチ神田さんて”優しい”よね～！ ”社内で一番”優しくてタフな人を待ってたの・・・。 わたし・・マジ、”うっちゃり”だよ・・・。 まあ、そういうのも”あり”かな・・・。 東京とかのメーカーの管理職の人はつけてるみたいだけど、 知らない人は誤解するよな・・・！ キザイチの周りにも誤解してる人らが、 けっこういて、本気で噂を信じちゃってるって感じだよ・・・。 噂なんか信じたって得するわけじゃないのに・・・ 気になる人もいるんだなって・・・。 どこのでもいる、ありふれたカップルなのに。 歳を気にするのは20歳までだよね・・・ それを過ぎたら、みんなオジン・オバンだよ。 シーン：故郷・キザイチのお城　ラインでの会話