エミ&ナオミの恋のときめき。。。 -きょうは部品棚卸・ピアスつけちゃった~-
2005年 8月 30日 ~”おはよう~!”いつも通り、バッテリーパック組立ラインのみんなが朝の挨拶をかわす。きょうの組立は、午前中だけなので組立台数は400本で終わり。ノートパソコンの標準バッテリーパックは小売希望価格が1本3万円前後だから・・・単純計算するとNo.51ラインの今日の生産額は約1,200万円か~。えっ!そんに高価な製品だったのか~。・・・午前中はいつも通りの組立作業。キザイチ神田は定位置の総組2工程セルを担当。それぞれ、自分の担当する工程が決まっている。お昼休みのチャイムが鳴る。。。キーン コーン カーン コーン・・・・腕に着用してる作業用の静電バンドとを外す。みんなの緊張感がほぐれて、雑談が始まり賑やかになる。テック内(工場)は、まるで専門学校か大学のキャンパスのような雰囲気、工場というより工房みたいな感じがする。組立ラインごとにまとまって、気の合う仲間同士で社員食堂へ食事に向かう。2Fの組立ラインのメンバーに各部署の上長(部課係長より上の人)さんも混ざる。みんな合い席で顔をあわせながら食事するなんて、予想より風通しのいい会社だな~。みんな、おもいおもいのメニューを選ぶ、バイキング形式に近い感じで自由に選べる。食事が終わると、仕事中に眠気覚ましで舐めてる秘密アイテムにしてた”フリスク・ペパーミント味”を社員食堂横のコンビニ売店で買う・・・Edyカードで精算シャリ~ン眠気覚ましにチョコやキャンディーを、食べながら仕事をしてもいい・・・ただしガムは、落としたら製品にくっつくのでNG。”この売店、小さなコンビニか大きめのKIOSKって感じだな。。。”往来(社内・工場内の廊下も、玄関を通して街の往来とつながってる公共の通路。)を歩いて2F組立ラインのフロア入り口ドアの前で、全員配布のIDカードキーをリーダーに通してサーバーコンピュータが本人と認証するとグリーンのLEDが点灯、ピー 自動でロックが解除になって、ドア・ノブを回して、やっと入室できる。手を離すとドアが閉まって・・・ガチャンとロックがかかる。午後の始業チャイムが鳴って。。。エミ:「きょうは、棚卸をしま~す!!こっちに集合して下さ~い!」組立ラインのみんなが、セル統括のエミのデスクのまわりに集まる・・エミ:「これから、部品置き場にある部品の棚卸をするので、二人一組でやってもらいま~す。」エミがみんなと視線をあわせながら説明する・・・最後にこっちを見る。エミ:「あたし、キザイチ神田さんと、棚卸のペア、組もうかな・・・。」「・・・棚卸?!あっ、そうだった・・・。」「くわしいやり方は、社員(ナオミ)さんのほうから説明しま~す。全員、ミーティングルームに行ってください。。。」ナオミがNo.31セル統括代行になるときのための、練習も兼ねて棚卸の説明を担当する・・・。だらだらと雑談しながら、ミーティングルームに移動する。。。正面のプロジェクターに、ナオミのVAIOノートパソコンの説明画面が拡大投影されている・・・。エミに代わって、ナオミが説明を始める。。。左胸には写真つきの社員証のクリアホルダーが、誇らしい。。。まだ、一般作業員のナオミの組立ラインは、Niケイテムでメンバー募集・選考中でまだ無人・・・天井から吊り下げてある組立ライン番号の看板の下に、”生産調整中”の看板がかけてある。ナオミ:「これから皆さんにやってもらう仕事は~年に1度の棚卸といって~・・・大物部品と小物部品があって~・・・在庫数量を数えてもらいま~す。。。全部の部品番号が違うので~絶対に間違えないように気をつけてくださ~~い!!」「は~い!!」「うぇ~っす!!」組立ラインのスピードより極端に遅いので、みんな退屈そうに説明を聞く。ひさびさに、のんびり仕事・・・いきいきとしている。。。組立ラインでも、そういう顔してればいいのに・・・目標生産台数を上げようとして、真剣でおっかない顔してる時とは対照的だ。ときどき、ナオミがキザイチ神田の方を見ながら・・・説明の合間に、わざと聞こえるように、ひとりごと。。。ナオミ:「あっ!わたし~棚卸・・・キザイチ神田さんとペアリングしよっかな・・・。」「あそっか・・・エミちゃんのラインの人だ・・・怒られちゃうか・・・。よ~っし!次の機会にアタックしよ~っと!!それまでに女磨いとこ~~~~!」”おいおい~、声がおっきいよ・・・みんなに聞こえちゃってるよ~。。。。”「ペアリング?!・・・社内の恋の狩人に見えるのか~おれは?!・・・それとも・・・恋人になりたいってこと?!・・・」東京の会社に勤務してたっていうだけで、クールな恋の達人に見えるらしい。ナオミ:「ううんっ!!おとん(夫)にしちゃお!!」・・・説明がひと通り終わって部品発注するための、大物・小物部品の在庫数量チェックをはじめる・・・。全数チェックが終わって組立ラインに戻ると・・・。ナオミが”待ってたわ~”って感じで、嬉しそうに話しかける・・・初めて出会った時は化粧っけなくて、あ~んなに暗かったのに・・・?!ナオミ:「あっこれね~・・・あなたのために耳にピアスの穴・・・開けたのよ・・・。ど~かな~似合うかしら・・・。」エミ&ナオミの想い。。。-やっぱり中身(価値観)よね~- <完>ちょっとおっしいな~~・・・髪型はオードリーヘップバーン似なのに・・・顔はふつうの小顔タイプ・・・身長も156・・・スレンダーグラマーに近いんだけど、でも・・・そのピアス・・・最高にイケてて可愛い。エミ&ナオミの恋のときめき。。。-きょうは部品棚卸・ピアスつけちゃった~- <完>シーン:安曇野・豊科S*NY 特別プロジェクトライン1(No.51) ミーティングルーム小物部品棚・大物部品置き場