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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:映画
恋愛小説で有名なメルビン(ジャック・ニコルソン)は、鼻持ちならない嫌な奴。毒舌で、嫌味で、辛らつで、おまけに病的な潔癖症。そんな彼が、喘息もちの息子を持つシングルマザーで、ウェイトレスのキャロル(ヘレン・ハント)に恋をし、少しずつ自分を変えていく。
この映画でジャックはオスカーを受賞しています。対抗馬がディカプリオ(タイタニック)だったのね。同じ土俵で勝負させるのが可哀想な気がします。 素晴らしい演技なんですよ。演技だとは思えない「素」のジャックを見ているのではなかろうかと思わせられるのです。 人を好きになると良く思われたい、好かれたい。そんな気持ちは若かろうと、年をとっていようと関係なく皆、同じ。「いい人間になりたかった」という、メルビンの台詞は、この手の映画の落ち着く先がわかっていても、やはりちょっと感動しました。 演技といえば、ゲイの画家(グレッグ・ギニア)の飼い犬が、名演技でした。イヤイヤ預かったワンコとメルビンが心を通わせていくシーンなんて、アカデミー動物賞作って、差し上げたいと思いました。とにかく可愛いワンコでした。 地味な映画ですが、良い映画でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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