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私とくも膜下出血

私とくも膜下出血

困った人


職場にちょっと困った人が1人いて私は振り回されていた。
私はなんちゃってながらも一応所長という役目を任されている。
であるので、従業員の苦情や退職の申し出なども当然私の所にくる。

仮にMさんとしておくが、この人は5月に入社して4ヶ月の人。
スキルは無かったが、ヤル気があると言う事で採用を決めた人だ。

私は何度同じ質問をしてきても、何度でも答えるようにしている。何度目かに同じ質問をした時に、本人が”あ、これこの前も聞いたんだ。”とか”あー、これがあの作業に繋がっているんだ。”などという気付きを本人にして欲しいという狙いがある。
最初は的を得ない質問をしていても、月日が経つうちにだんだん質問の質が変わってくる。

何というか、的外れすぎじゃないか・・みたいな感触を持ちながらも、最前戦に置かずに、誰にでもできる業務の部分で頑張ってもらおうという私のプランが固まっていた。 新しい事を教えると、パニックになってしまい、今までやれてた事までできなくなってしまうので、本当に限られた業務で頑張ってもらうしかなかったが、それはそれでその業務をこなしてくれれば力になると言える。

そのMさんから、
「自分にはこの仕事に適性が無いと思うので辞めさせて欲しい。」と申し出があった。
ちょうど祭典準備と舞台踊りの稽古が始まった時期と重なる。
始めてこの時期くらいがちょうど壁に当たる頃でもあるし、私としても力になっていないとは見ていないし、「せっかく仕事にも人にも環境にも慣れてきたんだし、まだ結論出すのは早いんじゃないかな。」
と話し、Mさんも納得。「もう少し頑張ってみます。」との事で決着。


その1週間後、再びMさんが「辞めたい。」と言ってきた。
・・えっ?考え直したんじゃなかったっけ???? 
理由を聞けば1週間前と全く同じ理由。しかも本当に辞めたいと思っているとも思えない。 「自分の気持ちがきっちり固まってからじゃないと、こちらも動けないんだよ。本当に辞めたいのなら、会社側も求人をかけないといけないのだからね。」と少し厳しい話もした。
結局、最終的に「もう少し頑張ってみます。」彼女は言った。

更に1週間後、また「辞めたい」と言ってきた。
いつもこの話は、時も所も構わずに始まる。 この時も事務所の中で突然始まった。
事務所には大勢の人がいる。Mさんは声も抑えずに話し始めてしまった。
私は急いで片付けたい仕事を持っていた。 全てがストレスとなった。

Mさんを何とかなだめて、場所を移し改めて話しを聞いた。
理由は前回とは変わっていた。
「○○さんが気に入らない。旦那とうまくいっていない。」
理由が変わったのは不可解だが、旦那とうまくいっていないのは知ったこっちゃない。ただ、一緒に働くメンバーに不満を持って辞めたいのであれば、辞めてもらおうと思った。
一緒に働くメンバーは私の自慢のメンバーばかり。仕事も一生懸命だ。気の良い人間ばかり。
私としては身内の悪口を言われたのと同じくらいに腹立たしい事なのだ。

もう3回目の申し出でもあるし、こんな事を何回続けても繰り返すだけなら早く決着をつけようと、辞めるのを前提で話しを始めた。
すると彼女は辞める決意など全くできていない。 「辞める事が決まったら2ヶ月はいられるんですよね?」など、信じられない質問もとんでくる。
「社長に正式に話しを通しますから、いつ退職したいのか日付を自分で決めておいて下さい。」と話し、社長に報告をした。

社長が一度Mさんと面談してみるとの事で9/21(金)の夜に場を設定した。
私も同席する予定だった。 ・・・が、9/15にくも膜下出血で入院となった。

その後、社長が病院にお見舞いに来て下さって、「Mさん、もう少し頑張ってみる。」って。 と報告してくれた・・・。
私が入院して仕事に穴が開いてしまった今、更にMさんが抜けるという事態を回避しようと社長も説得してくれたのだろう。

もうお察しかとも思うが、私が入院・自宅療養中のほんの1ヶ月半の間に、何度もこれが繰り返されている。社長もホトホト困り果てている。







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