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カテゴリ:生活
今日は前に務めていた会社の先輩と銀座で食事をした。
「久しぶりに会おう」から、私の「壮行会」になってしまったけど、こんな機会でもないとなかなか遠く離れた生活パターンの違う知り合いには会えない。 2人とも旅行会社にいた時の先輩で、まさに苦楽を共にし、心の支えになってくれた人たちだ。 旅行会社っていうと花形職業で、いつも「外国に行けていいね」などと羨ましがられるが、そんな気持ちで入社して辞めていった輩は後を絶たない。 私達のいた部署は特殊な部署で、例えば今回のオリンピックのようなイベントが開催された時に日本に来る外国人の航空券、宿泊先、送迎、ガイドにいたるまでを手配し、その開催中も現場にいることも多い最もキツイ部署の一つだった。 普段知り合うことのない方とも肩を並べて仕事をすることも多く、時には世界的有名人や大会社の重役、大物政治家なんてことにも次第に慣れていった。 浮かれている余裕などないほど仕事は厳しいものだった。 ほとんどの人が終電が何時であるか知っているほど残業は多く、時には朝方まで仕事をこなし、タクシーで帰宅し、その足で成田に向かいニューヨークへ飛ぶなんてことも珍しくなかった。 現場へ行けば英語のみのミーティングがあり、秒刻みでスケジュールをこなす。 身を粉にしてよく働いたな~と当時を振り返って話が盛り上がった。 旅行会社にいたというと「旗ふって、こちらですよ~っていうのでしょ?」 「英語できるんだ~」ってな反応。 でも、それでいいんです。 そんなこと、今ではどうでもいいんです。 今重要なのは「どこの店の卵が一番安いか」なのだから。 でも、子供がいるワーキングママの先輩に言われちゃいました。 「浮いてるでしょ?」 「ハイ、浮いてます」 郷に入れば郷に従えとはいうが、専業主婦の世界には結局染まれない私がいる。 本音を言えば育児や近所の噂話より実のある話がしたい。 もっと違う世界の話題に飢えています。 そんな私は、久しぶりに昔に戻って面白い話ができて楽しかった♪ いや実際は「聞けて」・・・かな? ひとりの先輩は、入社したての右も左もわからない私をさりげなくフォローしてくれて、その後退社してからもずっとお付き合いが続いている。 英語もスペイン語もできる彼女は、国際結婚後に2児の母になったのだけどシングルマザーとなり逞しく仕事と育児を両立している。 しかもダウン症の子供を実に前向きに素直に育てているのです。 淡々とした彼女からは想像が付かないほど辛い想いをしてきたというのに、いつも面白いエピソードにして笑わせてくれる頭の切れる先輩。 そしてもうひとりの先輩も、いつも悩みや話を聞いてくれたお姉さん的存在。 私の祖母が「外人さんかい?」と間違えるほどの美貌を持ちながらも性格も頭いいときた。 ご近所の素敵なマンションで悠々自適にシングルライフを送っている。 先日海外出張から帰ってきたばかりというキャリアウーマン。 それぞれの道を歩んでも、こうやってたまには合流して楽しい時間も共有したいな(*^_^*) 楽しいお喋りも、ランチでいただいたトスカーナ料理とワインも、可愛いプレゼントまで頂いてちゃって最高の1日でした♪ GODIVAのチョコを食べながら・・・many thanks お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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