|
カテゴリ:生活
こちらの生活も落ち着いてきたのに、ずっと気になることがあった。
まだ売れていない東京のマンションのこと。 毎週の不動産業者からの報告では問い合わせや内見者はいるのだけど、なかなか売買までには結びつかい。 12階、日当たり良し、閑静、間取りも悪くないのに・・・ しかし、築18年、駐車場なし、要リフォーム、その上偽造事件以来マンションの人気は低下しているとくれば時間がかかるのも仕方ない。 半年位は・・・と腰を据えかけたところに、他の業者さんを紹介してくれる人がいた。 「よし、ここで一発勝負に出るか」と急遽考えが一転。 3~5月を逃すと売却が難しくなるらしいし、同マンションで他に3件も売り出しされているのもあって。 来月から業者を変えるという意向を担当者に伝えると予想通り焦りだした。 一生懸命に動いてくれていたのでその決断は辛かったけど、ここはビジネスライクで、価格は少し下げて話を進めていくことに。 契約が切れる2日前、価格の交渉の連絡があった。 「○○○○万円ならすぐに契約したいという人がいる」とのこと。 きたな。 すぐにでもハイと言わんばかりの交渉担当の夫に、険しい顔をして「×」サインを送る妻の顔を見て「相談してから」と言い一旦電話を切った。 相談開始。。。 「もういいじゃない。この値段で売っちゃおうよ」と夫。 仕事から離れると、情に流されやすいのは男性の方かもしれない。 しかし、昔の営業の血が騒いだのか、大阪商人に感化されたか絶対こっちの言い値で売れると確信した。 「絶対にこれ以上下げない」と言い切る私に 「でも、これを逃したらずっと売れないかもよ」と不安になるようなことを夫が言う。 痛いところを突かれたが、ここは駆け引きに出ようと決めた。 夫と意見が合わず、最後まで腑に落ちない様子だったけど、私の意志を通してくれた。 (というより、私を説得するのも面倒になったという方が正しい) 次の日、業者から連絡があって、「売れました」と。 ヤッタァー!!! 夫も、私の言い分が正しかったのがつまらなそうに苦笑いをしていたけど、安心したように喜んだ。 希望価格より下がったけど、これで安心して暮らせそう。 でも、いざ手放すと思うとなんだか寂しいな。 バルコニーで育てている苺が次々と実を付けては、子供たちが採ってそれを食べる。そろそろ実も終わりで、あとは来年まで「ただの草」か? でも、ワイルドストロベリーは幸せを呼ぶ植物だそうで、この子たちがこの幸運を運んでくれたのかと、ふと思ったりして。 虫もつかず、多少水やりに手を抜いたとしても逞しく育ってくれるので、一家に一株いかが? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|