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夢の世界へ

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未熟者の恋心

初恋だぴょ~ん

   物心ついた頃の初恋って確か小学4年生の頃だったと思う。
   ラーメン屋さんの息子、M・T君。
   偶然にも、ずっと同じクラスで同じ班で
   いつも一緒だった。日直とかもネ。
   みんなが帰った放課後も、教室に2人でいつまでも話してた。
   6年生のバレンタインデーの前日に
   そのM君から
   『明日、チョコを俺にくれる?俺もキャンデーあげるから』と。
   すごくドキドキして返事だけをやっと返して帰宅したなぁ。
   買ったチョコは『ハートチョコ』
   今でも売ってる奴。中にお米のパフ(?)が入ってるハートチョコ。
   ところが、当日、ランドセルに忍ばせて行ったにも拘わらず
   意識しすぎて渡せなかった。。。勇気がなかった。
   ホワイトデーまでランドセルに入ってた。
   自分はチョコを渡してもいない癖に
   M君、キャンデーくれないジャン。嘘つき。
   と、ショックを受けて自分でムシャムシャヤケ食い。
   翌日学校に行ったら、机の中にキャンデーが入ってた。
   『イチゴミルクキャンデー』
   ギクシャクしてるうちに卒業になってしまい
   M君は卒業と同時に引っ越ししてしまったの。
   中学の入学式に謝るつもりが、M君いなくて
   私の初恋も終わりで御座いましたよ。チャンチャン。
   ありがちな初恋でスミマセンでした。


初彼氏(?)

   18歳のある日、
   中学の同級生の男の子から電話が掛かってきた。
   『会ってもらいたい奴がいるんだけど』
   何で?
   『理由は会った時に話すから』と言うので
   その同級生を仲介に会うことにした。
   どうやら、
   中学の卒業アルバムの私を見て一目惚れしたということらしい。
   はあ~?
   心が通い合って初めて認める事を信条にしていた私は
   『一目惚れ』なんぞという物は信じられない。
   ましてアルバムの写真だけで判断されては困るので断ると
   『早急に答えを出さなくても、
     こいつ好い奴だから少し付合って見てから考えて欲しい』
   と頼まれたので、
   じゃあ慣れるまで会話にも困るから3人で会うことを条件に承諾。
   2ヶ月ほど3人でデートを重ねたけど
   やっぱりどうもタイプじゃない。
   嫌な奴じゃないんだけど恋する対象じゃない。
   こんな気持ちでダラダラ付合ってても相手に申し訳ないので
   別れ話を切り出した翌日、仕事帰りの私を家の前で
   雪の降る中、4時間、彼は自分の気持ちを伝える為に待っていた。
   ブルブル震えながら、頭に雪を乗せて。
   ちょっと、すごいなぁと思った。
   彼が言うには
   『結婚を前提に新たに付合って欲しい』と言うことだった。
   これは例えタイプじゃなくとも
   ちゃんと襟を正して、受け答えをしなくてはなるまい。
   後日、会うときまで真剣に考えておくからと約束をして別れた。

   確かに2人だけで話をしたことがないので
   結婚を前提にして彼を見ていなかったので、回答に困る。
   よくよく考えた末、素直な自分の気持ちを打ち明けた。
   
   『結婚はまだ考えてないので、
    結婚前提と言われると困るんだけど
    私の恋愛観というものも一応あるし
    好きなのかどうかも分からないから
    結婚は抜きにして1から普通に付合おうかな』

   ところが2人で会うことになると
   なかなかムカツク事が多くなった。
   待ち合せ時間には遅れてくる。彼は車である。
   少し早く来て待っていても良いと思うのだが、
   寒い中、単身で凍えて待ってる私に気を使う事がない。
   まして、同級生なので家も近所である。
   交通渋滞など関係ないし、胆に時間が守れないのである。
   いい加減、頭に来て帰ってしまったこともある。
   また、考え方も幼稚で自分本位。
   今の事しか考えていない。
   その後の状況がどうなるのかとかは全く考えてなく
   本当にいい加減。
   こいつ本当に人の痛みを知らなさ過ぎ。
   彼に会う度に心に何かしらの傷をこさえます。
   そのくせ彼氏面で、
   両親に紹介してくれないのなら
   勝手に押掛けて自己紹介するとか言い出す始末。
   実際、クリスマスの日に大きなプレゼントを持って家の前まで来た。
   あのね、
   しっかりと自分の気持ちが固まらない限り両親へは紹介しないよ。
   紹介したことで家庭内一波乱が待ち受けてるのを
   乗り越えられるほどの気持ちがなければね。
   彼が考えてるほど、明るい平和な家庭ではないんですよ。我が家は。
   突然、我が家を訪問して『娘さんの彼です』、なんて言おうものなら
   その場でぶん殴られるか、刺されるか、分かったものじゃない。
   そういうのは無謀というもんです。
   過程を無視して結果を求めるには無理があり過ぎ。
   まして、付合ってはいるけど『好き』とは
   まだ一度も言ったことはないし、思ったことがない。
   好きと思える様、努力はしたけど
   会う度に、ドンド~ン嫌になってくる。もう会いたくな~い。

   で、別れ話を切り出しました。
   
   翌日、彼を紹介してくれた友人から電話で呼び出されました。
   『今サ、奴がウチに来てるんだけど、やっぱり納得出来ないって
    言ってるからサ、取り敢ずウチに来てよ。』
   そして、友人のウチで
   今まで彼を傷付けまいと思って心の中に留めて置いた気持ちを
   少しずつ出来るだけ彼を傷付けない様、
   言い方を考えながら話しました。
   それでも、感情が一杯になって泣きながら話すと
   真向かいに座ってた彼も涙ぐみ、
   『しょうがないよな。別れたくないけど、仕方がないよな』と。

   今、思い起こすと凄い場面だよなぁ。。。
   友人のウチのお母さんが、お茶とか出してくれたりしてたんだけど
   お母さん側からすると
   自分の息子の部屋で、息子の友人と初めて見る女の子と息子と3人で
   泣きながら何やら真剣に話し合いが行なわれてるって。。。

   ご心配を掛けました。_(_^_)_
   


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