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『トランスアメリカ』の試写会に行ってきました。
久々に心斎橋まで出向いたというのに、 開演ギリギリで着いたがために、 ウィンドーショッピングもご飯を食べる暇もなく・・ちぇっ。 『デスパレートな妻たち』の1人、フェリシティ・ハフマン主演。 自分の性に違和感を持ち続け生きてきたブリーが、 ココロもカラダも完璧な女性になるべく、 待ちに待った手術を控えた矢先、 ひょんなことから、学生時代にただ1度だけ`スタンリー'として関係を持った女の子との 子供・トビーと初めて会い、ニューヨークからロスまで共に旅することになる・・ なんだかまどろっこしいストーリーに思えるかもしれませんが、 そんな難しいものじゃないです。 ユーモラスで温かい、とーーっても良い作品でした。 とにかく皆言ってるけども、主演のフェシリティ・ハフマンが凄い。 もうどーにもこーにもトランスジェンダー=性別を越えた人、 語弊を覚悟でいうならば、女装した男、オカマ。 生粋の女の人にはまず、見えない。 息子役のトビーもいい感じです。 ジャンキーで映画俳優を夢見る17歳。 ちょっとすさんでて生意気で、でも実は愛されたい願望が強い、みたいな雰囲気がぴったり。 変に性を主張し過ぎてないから説教臭くないし。 でも、例えばブリーの絶縁状態だった家族の反応とか、 道ゆく人の視線とか、トビーが初めて‘事実’を知ってしまった時とか・・ 何気ないリアルさが響いてきて、とても切ない。 マイノリティ=異常者。みたいな世間の目が正確に映し出されていると思う。 そして映画としても、ちゃんと面白い。 んもーーーこんな映画がもっともっと作られていけばいいのに。 自分は他の人と違うんだ、ということを主張したがるの人は多いのに、 どうしてマイノリティは受け入れられにくい世の中なんでしょう? マイノリティにならない程度の個性しか受け入れられない、 周りの目を気にした基準のものさしでしか自由を計れない人たちに、特に、観て頂きたい。 甲子園見ながらうだうだして、髪を切りに行って、映画を観に。 うーん、素敵な休日ね。 ほんと今年の夏は充実しまくっているわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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