218674 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【お気に入りブログ登録】 【ログイン】

シックハウス・カウンセリング.com

2.死に至る病

他では語られない化学物質過敏症の痛みを、3つの観点からお伝えします。

2.死に至る病!



死に至る病とはどんな病気だろう?

脳梗塞のような、突然バタッと死んでしまう病気だろうか?

徐々に体を蝕んでゆく白血病みたいなものか?

・・最終的に死んでしまう病気のことなのだろう。

でも今、ガンは治る病気だ。




私の父親は数年前ガンで半年くらい入院した。発見が早かったためか、
元より丈夫な人だったのか、問題の部分を切り取って、転移もなく、
今ではもうピンピンしている。
『家族がガンになった』というと、大抵の日本人なら一瞬 跳びはねる。
「大丈夫なの?」「大変だねぇ」と色んな声を掛けてくれる。
『自分がガンになった』だったら、どういう反応をしてくれるのだろう?


少なくとも『自分が化学物質過敏症だ』と言った時の反応とは違う。
「へぇ、そうなんだ、平気なの?」「どんな病気?」ほとんどの日本人の反応はこうだ。
誰も知らない。心配してくれない。身近な友人、家族でさえも。
治療法はない。治し方も誰も教えてくれない。時には変人扱いされる。

この病気は独りで戦う病気で、不治の病で、先が見えない病気だ・・。
その辛さに押しつぶされて、自殺する人は後を絶たない。




この病で最も苦しいのはアレルギーの辛さではない。 ・・心の孤独。
誰も分かってくれない。同じ家に住む親・兄弟でさえ、何も分からない。
アトピーのように症状が目に見える形で出る人は幸せだ。
家族そろってシックハウス症候群になれたら、どれほど心が安らぐだろうか・・。

重症の患者まで進行してしまえば、周りの人も分かってくれるだろうか?
もっとも、そうなったら外出することも出来ないのだが・・。


問題は中程度の症状の患者だ。
その人たちは常に独りだ。普通に生活を行う上で、理解者は いない。
友人・知人・仕事仲間・・、症状を訴えたところで、誰も分からない。

彼らは何も感じないのだから。下手をすればバカにされる、笑われる、非難される。
黙っていてグッタリしていると、単に怠けていると思われる。
それは家族の中にいても同じだ。他の人はピンピンしている。
自分だけがオカシイと思う。「貴方だけがオカシイ」と言われる。




今は”シックハウス”という言葉は一般的になっている。
しかし、それが身の回りにある病気だと いうことは知られていない。

だって普通の人は何も感じないのだから。


まさか同じ家に、同じ職場に、同じ学校に、その患者がいるとは思っていない。
本人でさえ、それが化学物質過敏症だと分かっていない例も多い。
今現在、軽度の患者で、自分がそうだと自覚している人は少ない。
何十万、何百万人という単位、あるいは もっとかもしれない。

だるいとか、頭が痛いとか、それが実はシックハウスだった、という可能性は意外と高い。
その人達は、ある時 突然 中度の症状に移行する。

その時 初めて、この臭いに気付く。
気付いた時には、もはや健康体には戻れないところにいる。
それほどの微妙な感覚なのだ。本人でさえ分からない感覚を、
他人が なぜ分かってあげられるのか・・。

共感されない思いがあるということ、心は常に独りである・・。
この苦しみから逃れる術は、今のところ見つかっていない。
多くの人が この知識を共有する、もしくは花粉症のように 多くの人が実際に掛かるのを待つしかないのだろうか?



自殺をする人が後を経たない。このことはタブーになっている。

何年も研究してきたが、この話は殆ど出てない。
今いる患者が同調しないように、この事実は伏せられている。
実際の統計データを見たわけじゃないから(そんなもの、もちろん無いだろうが・・。)
その割合も、年間どれだけの人が亡くなっているのかも知らない。

ただ、この病気が”死に至る病”だということはハッキリしている。
病気が体を蝕んで殺すんじゃない。
心を蝕んで殺すんだ・・。




この事実は隠しちゃいけない。
かつて ガンの告知がタブー視されていたように、”言わない方が患者のためだ”という、
いや、”自分には言えない”という理由で、この病気への取り組みが遅れている。

今 研究者の間では一生懸命 研究が進んでいる。
建築業者への規制も年々厳しくなってくる。


でも それが何故なのか、日本人は誰も知らない・・。



Copyright (c) 1997-2018 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.