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シックハウス・カウンセリング.com

シックハウス分類

シック「ハウス」、家の症状に積極的にアプローチしている人は少ない。

原因、責任問題などが複雑なこの問題において、正しい情報が広まらないのは、
この辺りの定義がしっかり出来ていないため、混乱が生じていると考えられる。

分かり易くするため、仮に シックハウスの症状を以下の3つに分類したいと思います。



・前期型シックハウス
   新築・リフォームによる、建材・接着剤などが原因のシックハウス

・中期型シックハウス
   市販の防虫剤・洗剤の使用、換気不足など、日常生活に起因するシックハウス

・後期型シックハウス
   新しい家具を買った、エアコンを買い換えた、シロアリが出たので業者に駆除を依頼した、
   ハウス・クリーニングを行ったなど、建物の欠陥・住人の生活スタイルに起因”しない”
   シックハウス(新築時に購入した家具も ここに分類)



これは時間の経過をベースにした分類で、これによって対策の立て方、責任者の特定が容易になります。

このような定義をしておかないと、自分が買った家がシックハウスであっても、業者にシラを切られ、何も解決 出来ません。
10年前にシックハウスが社会問題となった時、多くの業者が「そんな病気はない」、「この家は大丈夫だ」と何の知識もなかったり、
知っていても隠していたため、不安を抱えたまま そこに住み続けた住人が重い症状を患ってしまった・・。
それを繰り返さないためです。


また、現在 巷で流れているシックハウスの情報は前期型のものだけで、
”新築じゃないから大丈夫” とか、 ”木造だから平気だ” という誤った解釈が広まっています。

『全ての家がシックハウスの可能性がある』 と、まず知ってください。



この誤った理解により、中期型のシックハウスが近年 著しく増加しています。
2004年10月20日の読売新聞に、「市販の防虫剤から人体許容量の85倍の化学物質が検出」
という記事が出ました。既に年間 500万個も売れている商品です。
これは、”その商品を使っている家は全て中期型シックハウスである”ということを意味しています。

他にも殺虫剤、防虫剤のほとんどに、ピレスロイド系、有機リン系という化学物質が使われています。
これらはシックハウスの原因と既に位置づけられていますし、発ガン性指摘があるものも多く存在します。
中身が何であれ、防虫剤、殺虫剤、芳香剤の類は捨ててください。
今やシックハウス症候群は、全ての家で起こりうる病気なのです。




また、”フローリングにはワックス”という悪の習慣も未だに根付いています。
ワックスというものは、なぜ何度も塗り替える必要があるのでしょうか?

それも1年に数回? もっとでしょうか?
床を守るためのコーティングなのでしょうが、劣化するということは、
塗った化学物質が揮発、あるいは固まって剥がれる、ということです。

フローリングは畳と違って、その上で寝そべる習慣こそ ありませんが、
子供は寝転んで遊びます。赤ちゃんはハイハイします。揮発する化学物質を
彼らが全て引き受けてくれます。大人は気付いていません。
床を守るために、子供の健康が害されているのです。


最近では、”体に悪いもの”が あまり入ってないと”謳われて”いる商品を
求める健康志向の方が増えています。化学物質は すぐには完全に揮発しません。
”あまり入ってない”とは、”少し入っている”ということです。
ワックスを使わない家、ワックスの必要のない床材を使用している家に比べて、
明らかに体に悪いですね。


そして、ワックスを掛ける前に、以前のワックスを綺麗に溶かす洗浄剤と
いうものを使います。ワックスの成分には気を付けていても、この洗浄剤にまで
気を使っている人は、殆んどいません。これは家庭のフローリング材は勿論、
オフィスの床、学校の廊下など、多くの場所で使われています。


多くは業者がやってきて、施工し、扇風機を回しています。
これは冷やして固めているのではありません。揮発した化学物質を飛ばしているのです。
それも普通の扇風機では、周りの空気と混ぜて薄める程度の役割しか果たしません。

タバコの煙と同じで、色が見えなくなる、匂いが殆んどしなくなることが、
消えることでは ありません。しっかり換気して室外へ排出しなければ、
濃度の薄い化学物質を吸い続けることになります。
普通の生活をしていても、後期型シックハウスは すぐに出来上がります。




それは近年の社会情勢のあり方と共に、悪化の一途を辿ります。
学校への不審者の侵入・・、防犯、セキュリティの強化を目的として、
換気を怠っている建物が多く見受けられます。


特に学校や、社会教育会館のような一般に開放している公共施設の問題は重いです。
小・中学生の頃、視聴覚室という部屋が あったのを覚えていますか?
普通の教室と違って週に数回しか使わない部屋です。そういった部屋は大抵 鍵を掛けて、
生徒の出入りを禁止しています。換気は全く行われていません。

新築だったら?
ワックスを掛けたら?
その部屋がシックハウスでない訳が無いでしょう。



この件で ある新築の学校の職員の方と話をしたことがあります。

「うちは防犯対策はしっかりしてます、使わない教室は閉め切る、
使っていない窓は鍵をするように指導しています」

新築だったら不味いですよね・・、と色々話した結果、
「セキュリティの面で、仕方が無い」とか、「PTAが煩いので、防犯はしっかりしないと」との事・・。


防犯という学外からの脅威に、学校 自らが子供の健康を脅かしているのです。
それが現実です。これを読んだPTAの方、いや、自分の子供を学校へ送っている
全ての親御さん、貴方に出来ることが あります。



一般に開放している公共施設では、何かの練習をしたい、という人々に部屋を
貸し出しています。公共施設では企業のように門番を付けて外部の人を厳しく
チェックすることはありませんし、人手の関係で、使わない部屋は放置しています。

閉め切って、借りたい団体が現れた時、鍵を渡します。
清掃は使った団体にやってもらうのが殆んどです。借りる団体が少ない施設では、
1週間締め切りっぱなし、ということも多いです。新築で閉め切ると化学物質が
溜まって危険であるのは当然として、古い建物でも閉め切っていた場合、
空気が淀んでるというか、変な臭いがします。

私は「空気が死んでる」という表現を使います。


実際にそこで どういう現象が起こっているのかは分かりませんが、一般の
シックハウスとは違った健康被害を受けます。これも中期型シックハウスと言うべきでしょう。
あまり使わない物置とか、そういったタイプの臭いです。
古くなった建材に まだ残っている化学物質がジワジワ出ている、という可能性が高いです。


どちらにせよ、「新築じゃないから大丈夫だ」も、「木造だから安全だ」も通用しません。
隙間風が通っているはずの古い建物でも、この現象は多いです。
やはり”全ての建物”で、”健康被害は起こる”という事です。



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