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シックハウス・カウンセリング.com

測定について

※化学物質の発生場所を特定する機械というものは ありません。

シックハウス対策というと、とにかく測定、測定、測定、です。
しっかりしたデータが取れたら解決するとでも思っているんでしょうか?

これは患者のような化学物質を感知する能力を身に付けていないため、
高価な測定機(数百万円~数千万円)を用いないと、普通の人には
化学物質の存在すら分からないのです。



1種類の化学物質だけを測定できる簡易測定機というものなら、数十万円から
手に入ります。多くのシックハウス関連業者が低価格でやっている測定というのは、これを用いたものです。

1物質1箇所1万円と、低価格?かつ短時間で測定できて便利ですが、シックハウスで問題となる化学物質というのは、100物質程度と言われています。
ホルムアルデヒドだけ測って、何が分かるんでしょうか?

「○○は大丈夫だけど、○○はダメ」
苦手な化学物質が人によって全く異なるのが、この病気の大きな特徴です。

また、ホルムアルデヒドの規制が真っ先に始まったので、似た働きをする別の
化学物質をホルムアルデヒドの代わりに使った建材が増えています。

ホルムアルデヒドだけ測って、何が分かるんでしょうか?


有効な測定法としては、捕集機で部屋の空気を取り込んで、その空気に含まれる
化学物質 全ての量を分析する精密測定があります。一般家庭だと10万円くらい
掛かります。その部屋が白か黒か(シックハウスかどうか)がこれで分かります。

ここで黒だったら、”じゃあ何が問題か?”、”どこから化学物質が出ているのか?”
ということになります。


しかし、これを調べる測定機は まだ開発されていないんです。
その業者の経験と感だけで、怪しいトコロに目星を付けます。
それが壁だとしたら、壁の一部をサンプルとして会社に持ち帰り、特殊な機械で調べます。
ここで10万円とか掛かります。1週間くらいで結果が出て、それが問題の箇所なら、
その対策に取り掛かります。それが問題でなかった場合、別の箇所に当たりを付けて、
また調べ直します。ここでまた10万円とか掛かります。


これ、オカシイですよね?
たとえ当たっていたとしても、他からも化学物質は出ているかもしれませんよね。
じゃあ対策を行った後に、また1から測定し直すんでしょうか?
また何か出てきたら・・、いったい幾ら掛かるんでしょうか?

測定だけで30万円は掛かってしまいます。
壁が問題だとしたら、全ての壁に対策を講じるんでしょうか?
業者によって対策はそれぞれですが、だいたいどこも1平方メートル当たり数万円での工事になります。
そして その対策は、どれだけ効果があるんでしょうか?



※この過程をすっ飛ばして対策に取り掛かる業者もいます。

最初の測定だけをやって、シックハウスだと分かったら即 対策を講じるということです。
この場合、対策を施す場所は、やはり その業者の経験と感だけです。

しかし それが許されるのは、シックハウス問題に5年も10年も取り組んできた
数少ない業者だけです。彼らは膨大な知識と実績を積んでいます。
患者の訴えを真摯に受け止めて対策を講じてきたからこそ、今に続いているのです。
そんな会社は日本全国で10社もありません。


シックハウス関連業者の多くは、2003年の法改正以降、シックハウスを環境ビジネスと捉えて参入してきました。
彼らの経験と感とは、どうすれば儲かるのか、ということです。
その人達には化学物質の発生源を特定する知識も経験もありません。
ご注意ください。



対策を行った場合、その効果がどれだけのものか、対策の直後、
1ヵ月後、3ヵ月後、半年後、調べなければいけません。

シックハウスの”測定”というものは、それだけ お金が必要です。
しかし、化学物質の発生場所を特定できない以上、この方法はどれだけの意味があるのでしょうか?

そして、それほどお金の掛かることを、どれだけの人が行うのでしょうか?
おそらく家族の誰かが酷い症状にでもならない限り、やりません。
これでは患者は増え続けるばかりです。
患者を増やして商品を売る、環境ビジネスって一体 何なんでしょう?



最近、ホルムアルデヒドの発生場所を特定する測定器が開発されました。
それ自体は すごいと思います。

しかし、他の化学物質はどうなんでしょう?
それが「100分の1の恐怖である」ということを、分かってて使っているのでしょうか。

色んな業者が、色んな側面から取り組んでいます。
それぞれに陥り易いこと。
うちのこの測定でこう出たから、「ここが問題、ここは安全」という誤った解釈。
その他の可能性、その他の危険を見落としてしまう。

機械に頼っている会社には気を付けて下さい。
どれだけの数の患者の家を経験したか、ではなくて、
どれだけ患者の意見に真摯に耳を傾けてきたかを、見て下さい。



シックハウスの予防は、自分の部屋の状況を知り、その知識を持って、適切な換気を その都度 行うことです。
化学的な処理で数値が下がったとしても、締め切ったらまた数値は上がるんです。


「業者に頼んだらホルムアルデヒド 20ppm が0.1ppm になりました」
この意味が分かりますか?
『ほっといたら確実に病気になる』 が、『危険なレベル』 に移っただけです。
本当の知識を持っていないと、簡単に騙されます。




      ~ 測定業界の今後 ~

今後、化学物質の測定というのは建築業者向けの商売として栄えるでしょう。
新建材を売る業者、住宅・マンションを売る業者、家具を売る業者が測定を必要とするでしょう。

2003年7月の法改正後、シックハウスは欠陥住宅として訴えることが出来るようになりました。
「この家に移ったらシックハウス症候群になった!!」
北里大学研究所で実際にシックハウス症候群と診断された場合、
”因果関係を認める”という判例が既に出ています。

これは、今後 同様のケースが起きた時、”100%業者が負ける”ということを意味しています。


現在の技術では、新築で換気を ちょっとでも怠ったら確実にシックハウスになります。
業者は「家を売った時は問題なかった、住まい方が悪いのではないか」、
「家具が問題なんじゃないか」、そのための証拠としてのデータを取っておく必要が出てくるのです。
業者にとって30万程度の測定費用は安い、と思う時代に既に入っているのです。



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