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シックハウス・カウンセリング.com

回復術

シックハウス症候群の有効な治療法は問題の家から離れること。
もしくは原因となるモノを探し出し、撤去すること。

それが家具なら捨てる、壁ならリフォームする、そういう対処法しか存在しない。
自分がシックハウス症候群だと分かった場合、まず その場所から緊急避難することが回復への鍵を握る。
実家に帰る、安全そうな賃貸マンションを探して借りる。
この判断が遅れた場合、重度の化学物質過敏症へと移行する。

多くの場合、その家に住みつつ対策を考えるとか、まだ大丈夫だよ、と考えてしまう。
これはアルコール中毒患者が、毎日酒は飲むけど薬や何らかの対策を講じようとか、
ダイエットはしたいけど好きなものは食べる、というような全く効果のないもの、もしくは更なる悪化を招く行動といえる。


対して、化学物質過敏症の治療法は今のところ日本には存在しない。
原因となった家から出たところで、他の化学物質 全てに反応してしまうのだから、もう逃げ場なんてないんです。
そして化学物質過敏症に効く特効薬はありません。
将来、そんな薬が開発されることも見込めません。

なぜなら薬とは、化学物質の塊なんです。
例えば風邪を引いたとき、体はウイルスをやっつけるために熱を出します。
それを化学物質の影響で無理やり熱を下げたりします。それが解熱剤です。
咳止め薬も同じ。咳を出して治ろうとしている体の自然な行為を無理やり捻じ曲げる、それ程の影響力を与えます。
薬というものは、全て化学物質で出来ています。だから効くのです。
化学物質にアレルギーを発する人間が化学物質の塊を呑む。それは自殺行為です。
だから化学物質過敏症になったら、もう後戻りは出来ないんです。
そうなる前に手を打っておかねばならない。
健康なうちに この病について知り、化学物質を減らす生活に切り替える必要がある。


この病は花粉症と同じで、人によって個人差は激しいが、蓄積された化学物質の量が許容量を越えてしまえば誰でも発症する。
身の周りの花粉を減らす、ということは個人の力では どうしようもないが、身の周りの化学物質を減らす、ということなら幾らでも出来る。
だから、この情報を知った今、貴方に出来ることを やって欲しい。



さけられず化学物質過敏症になってしまった人に伝えたい。
症状を緩和する方法が幾つかある。
治すことは出来ないが、楽になる方法。
体に蓄積された化学物質を外に出すこと。

運動して汗を掻く。体の代謝機能に載せて、溜まった化学物質を排出する。
風呂に入って汗を流す。いつもより少し長く入って、化学物質を汗と一緒に吐き出してしまう。

サウナで汗を掻く。それはダメだ。サウナでは体の水分だけが急激に出てゆく。
体の中の化学物質の割合が増えて、余計に辛くなってしまう。
食塩水の濃度の計算というのを覚えているだろうか?
食塩20gを100mlの水に溶かすと何%の食塩水になるか?
10%の食塩水に食塩30gを足すと何%になるか? ・・そんなような問題があった。

この食塩を、化学物質に置き換えて欲しい。
人体の60%は水分で構成されているから、自分の化学物質の水溶液は何%になるのだろうか?
その数値が問題なんじゃない。
数千、数万ある化学物質は食塩水のような簡単な計算では出せないし、出したって どうなるものではない。
だが、今の濃度より上がれば症状は辛くなるし、下がれば軽くなる。それは間違いない。


水分を多くとれば濃度は薄まるし、サウナで水分だけ出してしまえば濃度は濃くなる=辛くなる。
上手に化学物質を出してやる必要がある。
運動して汗を掻く、そして脂肪を燃やす。化学物質は脂肪に溜まる。



私は中学生の頃、陸上部で長距離走の選手だった。小学校・高校では文科系の部活動に所属していたが、休み時間はよくグランドに出て運動していた方だ。
大学では体育会器械体操部に所属、2~3時間の激しい運動を週5日で行っていた。
私は子供の頃から過敏な体質だったが、本に載るような どうしようもない症状には至らなかった。
その間 20年以上も、知らずに化学物質に囲まれた生活をしていた。病気だと知ったのも大人になってから。
おそらく運動好きな子供だったが故に、体に入れた化学物質を その都度 排出していたのだろう。

社会人になると、運動する機会は極端に減る。
そんな中、だんだん悪化する体調に疑問を抱きながら、化学物質過敏症の知識を運良く得ることが出来た。
「器械体操なんて危ないから止めなさい」との家族からの反対も押し切って今でも続けているが、
週に1,2回 体を動かすことの大切さを、今は身に染みて感じている。


2004年の夏、器械体操の社会人大会に出場したが足を怪我して、その後1ヶ月程 運動が出来なかったことがある。
治るまでの最後の1週間に、面白い変化が体に現れた・・。

今まで平気だった自分の部屋の臭いにも頭痛が出るようになる。
コンビニで開いたカラーの雑誌の臭いに吐き気がして、読めなかった。
「あぁ、重症の過敏症患者が本も読めなくなるっていうのは こういうことか・・。」
布団に入ると動悸が激しくて、その音が煩くて眠れない。朝 起きると溜まった大量のタンを吐くのに30分を必要とした。
日増しに だるくなるのが化学物質の影響だと分かっていて動けないのは この上なく辛かった。

怪我が治って練習に行ったら、翌日から平気で本が読めるようになった。
怪我をする前の、”臭いは気になるけど生活に支障はない”というレベルまで1日で回復した。
人によって、運動量によって、効果は変わってくると思うが、私の場合は それほどまでに回復する。


それが化学物質過敏症 一つの効果的な改善法。
運動が出来ない状態の人は、風呂に少し長く入って汗を流すこと。
長過ぎも熱過ぎもダメ、サウナは論外。そして水分を多く取る。

運動しない人は汗を掻かない体質になって、水分も進んで取らなくなる。
その悪循環こそ、過敏症への道。
サウナはダメと言ったが、低温サウナは良い。足湯や半身浴も効果的だ。
汗を掻かない体質の人が、低温サウナに入り続けたら体質が変わったという話も聞く。


これは、まだ健康な人にとっても効果的な予防手段と言えるだろう。
まだ化学物質過敏症になって いないのならば、今まで体に溜まった化学物質を出しに、偶には運動をしてみて欲しい。
今、日常生活の中には様々な化学物質が溢れている。シックハウスに住んでいなくても過敏症には なる。

突然 花粉症に掛かるように、過敏症にも突然 掛かる。
花粉症は薬で抑える事が出来るが、過敏症には薬がない。
花粉症は花粉の飛ぶ時期だけだが、過敏症は一年中 悩まされる。
花粉症の症状は たかが知れてるが、過敏症の症状に終わりはない。

今 出来ることを、少しだけでもやって欲しい・・。



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