000146 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

専業主婦、絶対身分いいから!

2019.01.21
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

彼氏がほしい。いや、別にこれは今に始まったことではない。もうすぐクリスマスが近いからとか、彼氏がほしいとか、もうすぐ誕生日だからとか、もうすぐバレンタインだからとか、あした近所の盆踊り大会があるからとか、そんな理由はどこにもない。純粋に結婚相手として付き合える彼氏がほしいだけだ。

求める相手も、年収1000万円以上なければダメだとか、長男は無理だとか、親が地主だとか、アラブの石油王がいいとか、無茶苦茶な理想があるわけではない。私も相手を選ぶことができる立場の年齢でもないだろう。どこかにお手ごろな物件は転がっていないだろうか。

そういえば友人の優子が、出会い系サイトで恋人ができたとか言っていた。あまり格好良くはないらしいけど、優子を大切にしてくれる素敵な男性らしい。年収は800万円とか言ってたから、まぁまぁかな。さて、ものは試しだ。私もやってみよう。スマホを手に「​婚活アプリおすすめランキング​」を検索。どうやら「ハッピー○ール」というアプリが、世の女性たちの間で人気のようだ。早速インストールして男漁りだ。アラブの富豪と恋に落ちたらどうしようかしら。

妄想もそこそこに、アプリの初期設定をする。顔写真が必要なようだ。こんなアプリに自分の写真を載せてしまううら若き女性がいるのか半信半疑だが、開業医の素敵な男性に見初められるチャンスをフイにするわけにもいかない。奇跡の一枚を撮影だ。

化粧や服装、背景も気にしなければいけない。ていうか、写真撮るのってこんなに難しかったっけ?。なんで出会い系サイトの写真撮るのにこんなに苦労しなければいけないの。100枚は撮っただろうか。奇跡の写真は1枚も撮れなかった。変顔写真なら撮れたけど、これじゃあアラブの石油王どころか、ブラック企業でくたびれ果てた中年男性すら捕まえられそうにない。

そんなこんなで写真なしでアプリを設定。もういいや。顔写真がなくたって、私の中身を見てくれればそれでいい。さぁ世の男性よ、私にメッセージを送るがいい。そうしたらメッセージが来るわ来るわ。私にもついにモテ期到来。選びたい放題だ。

とはいえメッセージの9割は卑猥な文章だったり、定型文そのまんま。もう全部読んでなんていられない。そしたら一通、光るメッセージが。「サウジアラビアの王子です。一度お会いしませんか」。「私もこれでついにアラブの富豪の仲間入りだ。やったー」。ここまで露骨な嘘メッセージを送る男がどんな人なのか、少しだけ気になってしまった私がいた。







最終更新日  2019.01.21 09:36:54
コメント(0) | コメントを書く

Copyright (c) 1997-2019 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.