入院・・・4・検査結果<2013.11.28>
検査結果だいたいの検査が終了し先生から説明がありました。もちろん検査結果に対する不安はかなりあったのですが、入院してからずっと点滴のみで、全く食事をとっていなかったので、お腹がすいてお腹がすいてたまらない状態でした。がんの疑いが大きくなるにつれ、食べたい欲求がどんどん大きくなっていきました。私の中では、『がん=余命半年』でした。8年前に実家の母が同じ大腸がんで他界していたからです。母のがんが見つかったときは、末期で余命半年の宣告を受けました。その後抗がん剤治療をしながら1年生きました。がん=余命半年死が目前に迫ってくると、人間はなんとか生命を繋ごうとするのではないでしょうか。それが、そのときの私は『食欲』でした。だから、先生から「腫瘍は悪性でした。すぐ手術が必要です。何か質問は?」と聞かれたときに思わず口から出た言葉が「ご飯はいつ食べられますか?」でした。そんな重要な場面で「ご飯いつ食べられますか?」は、あまりにもおかしい質問だったのですが、そのときは必死だったのです。生きることに・・・。でも今考えると笑えます。父と夫は脇でぎょっとしてました。そして、いよいよ周りに隠しておくことが難しくなってきました。つづく・・・