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ひめの観劇日記

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カテゴリ:舞台
 新歌舞伎座は初めて!
 かつて近鉄劇場があったところに立ってるんですね。
 ここも四季劇場と同じでビルの中の劇場、こっちの方が少し広いように思ったのは1階の前の方の席で観たからでしょうか。

 とにかく。
 シャトナーさんの舞台は久しぶり!!
 昨年、ネット配信していた「弱虫ペダル」を観て、やっぱりこの人の舞台面白いと再確認。今年は同じくネット配信していた「ソラオの世界」を観て、シャトナーさんの世界観好きすぎる~と盛り上がったところに「遠い夏のゴッホ」。
 細貝圭くんが出るからって理由だけでチケット予約したけど、途中からシャトナーさんの世界観が味わいたいという方向に気持ちがシフト。や、細貝くんも楽しみなんですよ。
 シャトナーさんの舞台は惑星ピスタチオ以来ではなかろうか。
 懐かしい…、惑星ピスタチオ大好きだったな。

 もとい、遠い夏のゴッホ!
 初日で、シャトナーさんも駆けつけていらっしゃいました。
 群唱で始まるスタイル。
 その中にキャスト全員がいる。
 松山ケンイチも安蘭けいも石川禅さんも細貝圭ちゃんもいてなんだか不思議な気分でした。昔から知ってる小劇場の空気の中にいろんなジャンルの俳優さんたちがいて。

 お話はこんな感じ。

『とある森、地上でたくさんのセミが羽化して歌う頃―。
 羽化前のユウダチゼミのゴッホ(松山ケンイチ)は、せっかちすぎる少年。
 そんな彼の理解者は同じ年に卵から生まれた、芯の強い少女、ベアトリーチェ(美波)である。
 せっかちで、決まりを守ることも苦手なゴッホのために、
 ベアトリーチェは必ず羽化すればゴッホと恋人同士になることを約束してくれ ていた。
 だがゴッホは大きな勘違いをしていた。なんと、ベアトリーチェよりも生まれ が一年早かったのだ!
 ゴッホの体は、ひとり先に羽化してしまった。
 成虫になったゴッホは「セミは地上に出れば、絶対にその年に死ぬ」というこ とを知る。
 このままでは、二度とベアトリーチェに会えなくなってしまう!
 「お願いです!セミが冬を越す方法を教えてください!」
 体力温存のため、本能に逆らって歌うことも飛ぶこともせずに、
 あらゆる森の生物に無茶苦茶なことを聞いてまわるゴッホ。
 様々な虫たちとの交流を経て、ついにゴッホは、冬が来ないという「四角い  森」の存在を知る。
 自分と同じように、夏を過ぎても生きているセミの仲間、アムンゼン(筒井道 隆)とともに、四角い森を目指すゴッホ。
 しかしそこに、女王エレオノーラ(安蘭けい)率いるアリの大群が、ゴッホた ちを冬の食糧にしようと迫っていた―。
 はたしてゴッホはベアトリーチェと再会することが出来るのか? 』



 なんかこれだけで切ない。

 そして虫の話なのでみんなが虫やらカエルやらトカゲやらに扮しているわけですが、これがなかなかスタイリッシュです。二足歩行しているんだけどそれとわかる。セミも幼虫と成虫で衣装が違う。サーベルカマキリなんか本当にカッコ良かった。 

 松山ケンイチが、初舞台とは思えない出来栄えで、シャトナーさんの演出にえらいはまっていた。彼はシャトナーさんの破壊ランナーを観て衝撃を受け、初舞台は是非シャトナーさんの作品でやりたいという思いがあったそうです。シャトナーさんの作品のファンとしてはすごく嬉しいエピソードです。
 松山ケンイチは主役のゴッホだけでなく、アリも演じていました。わざわざ「アリもやるよ」って宣言してました。このあたりがシャトナーテイスト、多分。幼虫の間は訛っているっていう設定も面白かったな。

 次に取り上げたいのが細貝圭ちゃん。
 赤い野武士のようなサーベルカマキリのセルバンテスがとってもカッコ良かった。
 このサーベルカマキリの衣装やかつらは本人もお気に入りだったようで。
 幼虫というか、小さい時は短剣で鎌を表現し、大きくなると長槍になるんですが、その長槍が…なんて似合うの。派手で強いし。
 同じ日に感激した会社の後輩は、「圭ちゃん、カマキリの役なら、多分最期はカエルに食べられるんですよ」って言ってたけど、本当にそうなったショック
 
 カレハミミズのホセ(吉沢悠)は可愛かった。
 伝言を自分の解釈でしか伝えないところがツボ。歪んだ解釈なのにベアトリーチェ(美波)にはきっちりゴッホの気持ちが伝わっているのが面白かった。伝言いらないじゃん。

 ヤマアリの女王エレオノーラ(安蘭けい)は圧倒的に美しかったですね。歌も素敵だった。自然の理が歌詞になったような歌だったけど、それを淡々と歌う女王様。意外と耳に残る。また聞きたい。
 そして次代の女王は勝気な感じで若々しくて、またエレオノーラとは違う雰囲気、同じ安蘭けいが演じているのだけど、さすがである。

 そのエレオノーラの側近にゼノン(手塚とおる)とバンクォー(竹下宏太郎)。なんだか素敵な側近である。手塚さんはすっかり痩せていて(以前観たときはえらい太ってて…)かつて劇団☆新感線の西遊記に出ていた時の沙悟浄を彷彿とさせた。沙悟浄ついでにひょうたんまで思い出した。竹下宏太郎は、米米CLUBで踊っていたのを思い出すよ。小芝居もしてたよね、てっぺいちゃんと。ふたりとも懐かしい。最近は彼らのでる舞台を観てないから。

 そして、ゴイシクワガタのイルクーツク(石川禅)さん。
 渋かったわ。とても。
 スキットルがよくお似合いだったわ。
 いろんな虫達が寿命で死ぬ中、このシーズンも生き残っていくというのがなんとも切なくて、寂しそうだったな。
 

 虫達のお話なので一夏で寿命が尽きるっていうのは暗黙の了解のうちにあるのだけど、次のシーズン、彼らの子どもたちが現れた時には「命ってつながってるんだ!」と嬉しくなりました。
 いいお話だったな。
 DVDでたら買おうかな。






 





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Last updated  2013.03.25 16:23:46
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