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ひめの観劇日記

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カテゴリ:舞台
 蜷川シェイクスピア。
 期待通り面白かった。

 以下、ネタバレのおそれあり。


 舞台は階段上で役者さんたちがよく見える。
 開演時間あたりから、その階段に役者さんたちが現れて立ったり、座ったり、話したり。
 何人かは町の人々のスタイル、何人かは長いコートを着て。
 客席はじっと舞台の役者を見つめているけど、多分舞台の役者たちも我々を見ている。

 確か、鐘の合図だったと思う。全員が立ち上がり、一礼。
 そしてコートを脱ぎ捨て、舞台はローマになる。

 初っ端からカッコいい。


 阿部寛の舞台は初めて。
 でかくて雄々しいブルータスだった。
 客席の通路を何度も通るので、今回通路側から2個めだったワタクシはその度に見惚れた。
 もう少し、声が張れたらいいのに。そう思ってパンフレットを読んでいたら、蜷川さんに声が小さいとダメ出しされたと書いてあった。横田さんばりに声が通ればいいのに。やっぱり、舞台役者で叩き上げた人とは差がでてしまうのかな。
 でも、舞台での振る舞いとか、佇まいとかは堂々としていてとても良かった。
 顔も濃いし、ローマ人の役にはピッタリである。

 横ちんこと横田栄司はお久しぶりだけど、タイトルロールじゃん!!
 一幕で死んでしまうのが残念だけど。
 カツラとおひげで、声を聞かないと誰だかわからなかった。結構顔が小さいんだなあ。
 議事堂に行くんだ!と駄々をこねるシーザー閣下が可愛らしかったな。
 カーテンコールではニコニコ笑顔だったし、釣られてこっちも笑顔になりました。

 藤原竜也、今回は金髪だったので、最初は誰かわからなかった。
 ひげが生えていたのは新鮮だった。
 美味しい役だなあ、アントニー。
 シーザーの葬儀で演説するところで必ず挟む「相手は公明正大で高潔なお方」は、演説の終盤になればなるほど笑いが起きていた。あの感情を排した言い方がまた、面白い。シェイクスピアの芝居ってよく出来てるなあと、こんなところで思う。
 パンフレットを読んで、藤原竜也が随分な思いでこの役に取り組んだことを知った。舞台上ではそんなことは微塵も感じなかったけど、蜷川さんによれば、藤原竜也は俳優として生まれ直したらしい。そうか、我々はそういう舞台を観たのだ。これからも楽しみな役者である。

 吉田鋼太郎さんは、もう流石というか、自由というか、やっぱり色っぽくてキュート。
 ブルータスと大喧嘩するシーンが一番印象的だったかな。椅子投げたり、テーブルひっくり返したり。その後の仲直りの様子はなんだか恋人同士のようだった。阿部寛がでかいから、身長差がちょうどいい感じに見えたりして。

 そんな方々を差し置いて、今回のお目当ては星智也だったので、最初から大注目。
 モブでわかんないときはとりあえず、大きな人を探せ!と思っていたのだが、階段上の舞台なので身長差がよくわからない…、これは盲点だった。そして、背の高い役者は他にもいた。丸山智己と中村昌也。丸山くんと星さんの区別はとりあえずついたのだけど、中村くんとの差はちょっとわかりにくかったけど、最終的に腰が細い方が中村昌也と判定。
 元老の役の時はメガネをかけていた。あごひげはずっとついていたと思う。
 市民の時は帽子を被って芋(多分)の入ったかごを抱えてた。
 ピンダラスは、キャシアスの配下の兵士で、どうやら昔征服されたローマ以外の土地の者らしい。でも旦那さま(=キャシアス)のことは敬愛しているようだ。だから、キャシアスに「俺の胸を刺して自由になれ」と言われて、ちょっと動揺する。でも結局旦那さまの命に服すんですが。
 この時キャシアスは目を矢で射られていて、目が見えない。ピンダラスは彼の代わりに、偵察に行った仲間の兵士の様子を見て、その兵士が捕らえられたと誤解したのが原因で、キャシアスは死を決意する。捕虜になるくらいなら死んだ方がマシだと思ったのでしょうか。これが、日本の時代劇なら自分で切腹するところですが、シェイクスピアは誰かに殺してもらうという手法を取る。その違いがあるにせよ、今回の舞台にはなんだか武士っぽいところも感じられた。
 星さんと鋼太郎さんのがっつり芝居は良かったなあ。
 オープニングのコートを脱ぎ捨てる場面で、一番目を奪われたのは星智也だった。
 
 
 
 
 
 





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Last updated  2014.11.15 18:24:39
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