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カテゴリ:舞台
噂には聞いていたけど、凄い迫力の舞台だった。100人のエキストラからなる戦闘シーンは圧巻。とにかく数がすごいので、派手な立ち回りは少ないけど、実際の戦いはこんな感じだったのかしらと思わせる説得力はあった。
舞台の真ん中に奈落に繋がる階段があって、そこから兵士たちがわらわらと出たり入ったりする様も凄かったけど、客席の通路いっぱいに兵士が溢れかえって鬨の声を挙げるところは、うっかり戦場に迷い込んだみたいな妙な感覚になった。客席にいて巻き込まれた感がする舞台は初めてかもしれない。 有村架純のジャンヌ・ダルク、良かったなあ。 初舞台とは思えなかった。 旗を振るのも様になっていた。旗を使った殺陣も良かった。 あんな一生懸命な娘が旗を振るなら、誰もが奮い立つよね。有村ジャンヌからはそういう説得力も感じた。 彼女を支える周りのキャストも良かった。 特にアランソン公矢崎。 彼がフランス軍を率いて客席に現れ、指揮するシーンがあるのだけど、背中が逞しくて、頼りがいを感じた。 最初はジャンヌの神の奇跡を疑うのだが、レイモンの話を聞いて、態度を変える。それがなんともさっぱりとした豹変ぶりで、そんなあっさりでいいのかと思うほど。多分、根はそういうさっぱりした気性の持ち主なのだろう。ジャンヌを見捨てる決意をした王シャルルに食い下がるところ、男らしかったよ。 最初の方で長槍の殺陣があり、後半は剣の殺陣だったけど、どっちも気合が入っていてよろしい。長槍のほうが見栄え良くてよりカッコ良かったなあ。 筋トレの甲斐があったに違いない。 ヒガシは、そういえば初めて生舞台を観たのだけど、やはり素敵だな。 大岡越前もいいけど、シャルルもいいわ。 頼りないヒガシってそうそう観たことないし。 幻の少年は、シャルルの子供時代の幻影で、彼の姿がジャンヌにだけ見えて、声がジャンヌにだけ聞こえていた。そして、シャルルの戴冠式を終えると、神の声は聞こえなくなり、少年の姿も見えなくなる。 シャルルの戴冠式のためだけに、ジャンヌは存在したということなのだろうか。 もう1回くらい観て、もう少し二人の関係を消化したいなあ。 大阪公演もう少し長く演ってくれたらよかったのに。 そうそう、メタルさんのサントライユも素敵だったわ。ガタイがいいから目立つし、騎士って感じ。強そうだしね。そして殺陣は安定してるし。 そういえば、前田悟さんも出てたのに、気付かなかった。矢崎に気を取られていたから仕方ないのか…。新感線に出てる頃はすぐにわかったのに…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.11.19 23:49:19
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