|
カテゴリ:舞台
吉田鋼太郎が故蜷川幸雄の後を継いで演出を務める作品。シェイクスピアだし、出演者も藤原竜也、柿澤勇人、横田栄司と期待感が高まる。鋼太郎さんの演出は初めて拝見する。
アテネのタイモンはあまり上演されていない作品で、ワタクシも初めて観る。びっくりしたのは途中で大問が死んでしまったことと、お話の着地点がよくわからなかったこと。自分が勉強不足だからなのか…思ったけど、パンフレットの松岡和子先生のインタビュー記事を読んだら、「結末がもやもやしている」と書かれていたので、みんなそうなのだ。 鋼太郎さんの演出とはいえ、蜷川さんらしさも垣間見えた。 幕開けは何もない舞台から。開演時間前から役者が登場し、声を出したり運動したりアップをしている。徐々に役者が増え、鋼太郎さんも現れて、役者たちと挨拶を交わし、客席の上手と下手にもそれぞれ一礼。そして「さあ始めよう」という鋼太郎さんの声とともに、タイモン宅でのパーティーのシーンが始まる…。 二幕目でタイモンとアペマンタス(藤原竜也)の論戦が交わされるのだが、ここがなかなかの見応え。どこまでがお芝居でどこからが素なのかわからなかった。ツバの飛ばし合いがひどかったなあ。 でも、総じて面白かった。鋼太郎演出のシェイクスピア期待できる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.01.08 13:02:12
コメント(0) | コメントを書く
[舞台] カテゴリの最新記事
|