おばあちゃんゆっぴのリクエストにより作ります。ウチのおばあちゃんは重子です。 でもけしてシゲコと標準語で発音してはいけません。 関西弁で、シゲコ(ぉ)と発音しないと振り向いてくれません。 自分だと判断できません。 そんなシゲコおばあちゃんの話です。 おばあちゃんの趣味はパチンコです。 タバコをふかしながら、打ちまくってるようで。 買って帰ってくるときはきまってこういいます。 「欲がないからおばあちゃんは勝つねんで。」 なんとも得意げ。 負けたときは必ずこういいます。 「今日は打ってないで。見てただけや。」 え。6時間も?? 正直、 それズルイよね~。 「な~んもコウジ(父)はウチと似てるとこあらへん。」 というのが口ぐせですが。 ちゃーんとパチンコ好きは受け継がれてますよ。3代も。 注:おばあちゃん。お父さん。お兄ちゃん。 祖母→父→兄 (3代) あたしと弟以外、久しぶりに家族がそろった日でも みんなでパチンコにいってしまいます。 そんなときのおばあちゃんがとても楽しそうです。 あたしは根っからのパチンコ嫌いですけど。 そんなおばあちゃんを見ると何もいえなくなりますね。 おばあちゃんの宝物は?ときいたとき。 「甲子園の砂かな」と答えました。 これはおじさん、つまりおばあちゃんの末っ子が甲子園で優勝したときの砂のようです。 「見たい~」って頼むと、 「ない。」 え? おばあちゃん曰く、 「あげてもた。色んな人に。」 え。 宝物でしょ? てか色んな人にって・・・・ てか、その人もそんな砂もらってどうするんだ?! 断ってくれ!!!! 求む 甲子園の砂 おばあちゃんのでも本当の宝物は知ってます。 いつも机の上に飾ってある、ウチのお父さん、友近似のおばちゃん、そして野球少年おじさんのおばあちゃんの子3人が写った写真である。 いつ撮ったんだか。2、3年前と思われる。 恥ずかしそうに写る末っ子おじさん。 真ん中でいい場所をとってる友近おばちゃん。 片足上げて、アホっぽいポーズで写るウチの父。 ・・・。 あたしら3兄弟の写真より、子どもっぽい大人達。 そんな人たちの親であるおばあちゃんはとても幸せそうです。 栃木にきて早○年。 未だ栃木の友だちはできません。 「何しゃべってるかわからん、こっちの人は」 と、栃木弁を嫌うご様子。 でも知ってます。 おばあちゃんは頑張って標準語をみんなと喋ろうと努力してることを。 でもそのお陰で 「あんた、韓国人?」 といわれたそうです。 そりゃないよね。 あまりにカタコトだったのでしょう。 でもそんな優しさたっぷりのおばあちゃんが大好きです。 ジャンル別一覧
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