カテゴリ:人間の本質
メディアのニュースによれば、大阪府茨木市のグループホームにて昨年(2021年)の秋頃に虐待があったとのことだ。何か月も経過してからメディアに乗るというのは、それまで茨木市が調査する結果を待ったためだろう。同じような事件は定期的と言ってよいぐらいに発生している。このような虐待はなかなか無くならないと思われる。
さて、 重い口を開くことになるが、私自身障がい者施設に勤め虐待を目の当たりにし、通報した経験がある。茨木市のグループホームが内部からの通報であったのかどうかは不明だが、内部告発(通報)をするという事は覚悟のいることである。覚悟とは、当然、解雇・退職という事である。私も例外ではなかった。 虐待の連続を目の当たりにして、退職を覚悟して該当の市の窓口に通報した。その市とは、大阪と京都の中間のT市であった。誰もが知っている市である。 当時の記録は詳細に取ってあるが、掻い摘んで説明すると以下の通りであった。
暴露すると、実は通報したT〇市の内部情報を得ていた上での通報であった。 内部情報とは、「この市役所の中の業務は……(ダメ)。」という事だ。 この通報は、ある意味T○市の処理方法の確認であり、内部情報が正しかったかどうかの確認であった。 種明かしをするならば、 何故、通報者に連絡もなく調査したのかと言うと、T〇市の保身のためだ。 放置して万が一虐待が悪化して明るみに出たとき、T〇市の落ち度が指摘される。 だから、安全策のためT〇市保身のために調査に来たという事実を作るためだった。 市長秘書室への文書は、棚上げになったと思われると内部情報提供者からは聞いた。 一連の流れを見ると分かってくることがある。 T〇市は、「障がい者の虐待防止に真剣に取り組もうとは思っていない。」 また、「通報者の保護は、全く考えておらず、配慮のかけらもない。」 真剣に思い悩み、退職覚悟で取り組んだ思いは完全に踏みにじられた。 この事より虐待に対してT〇市を頼りにしてはならないという事が分かるだろう。 恐らく、ほかの市町村でも五十歩百歩だろう。 この文書より、通報という事がどれほど無意味かわかっていただいたと思う。 少なくともT○市に対して「虐待通報」は、するべきではない。 私が心に刻んだことがある。 それは、虐待防止はその組織の中で真剣に行うである。 私の努力だけではないが、この組織は大分とまともになってきた。 私は、T○市の当時の担当者の氏名等々を克明に記録している。 それを開示するときが、いつか来るかもしれない。 面白い話を一つ付け加えておこう。 一連の調査が終わり施設で最終の通告が行われた時のことだ。 数人の市役所職員が玄関から出てきた。 偶然、一人の女性職員が私のそばに来た。 私は一言この女性に言った。 「私が、(通報した)●●だ。」と 返事が良かった。 屈託のない笑顔で「今日は、良い天気ですね。」 確かに、その日は晴れ晴れとして良い天気の日だった。 この小柄な女性は通報者の名前も知らずに、ただ、くっ付いてきたのだろう。 T〇市の職員とは、その程度のレベルなのだ。 参考までに高槻市の内情であるが、 公明党が内部を固めているという噂がある。 一部の党(しかも宗教集団)が支配的になっているというのは腐敗と言えよう。 一般の党であるならまだしも、公明党というと話が悪い方に変わってくる。 聞くところによると、 高槻市には、真如苑という(真言宗系?)宗教の本部?があるが、 この宗教法人を移転・建築する際に、高槻市から認可がなかなか降りなかったという。 これは、同じ宗教団体の公明党が妨害・反対したと聞いた。 更には、 公明党の支配する高槻市への障害者通報に対する姿勢についても 以上に述べたようなお茶を濁すやり方に終始しているのならば、 まったく情けない訳だ。 障害者の方も、通報者も浮かばれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.02.18 08:11:27
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