2010/09/29(水)06:47
【記事読みクラブmini】第4回:JETプログラムの存在意義とは
皆さん、こんにちは。
記事読みクラブ、4回目の答え合わせです。
今回も記事を読んでくださって、ありがとうございます。
【課題】
Budget cutters target JET
【解答】
1.JETのできたいきさつについて、簡潔に述べてください。
JETの出来たいきさつについて述べられているのは第5パラグラフです。(第4パラグラフも合わせて構いませんが、1つだけ選ぶなら第5パラグラフのほうがよいです)
The country's newfound wealth was viewed as a threat in the U.S., where anti-Japanese sentiment ran high. At the same time, Tokyo wanted to match its economic power with political clout. JET emerged as one high-profile solution to ease trade friction, teach foreigners about Japan and open the country to the world.
解答例
(1980年代後半の)日本の経済成長は米国にとって脅威に映り、反日感情が高まっていた。それと同時に東京はその経済力をもって、政治的影響力を高めたいと考えていた。
そのような状況の中、JETプログラムは、貿易摩擦を緩和し、外国人に日本について教え、国を世界に対して開かれたものとするための注目の解決方法として作られたのである。
(太字部分が最も大切です)
2.JETの存在意義が批判されている原因は何でしょう。
同様に、こちらも該当パラグラフが存在します。
第15パラグラフです。
The organization that oversees JET, the Council of Local Authorities for International Relations, has drawn the ire of lawmakers as a destination where senior bureaucrats retire to plush jobs. The practice, known as "amakudari," or "descent from heaven," is viewed as a source of corruption and waste.
解答例
JETプログラムを監督する自治体国際化協会(CLAIR)は、官僚の天下り先として、批判のやり玉に挙がっているから。
3.補足:JETとALTについて
前回の出題の際、「JETとALTの違いがわからない」と書いておりましたが、それを書いている際にも、自分自身、まだピンと来ていなかったようです。
JETはプログラム名。その中の職種の一種として、ALT(外国語指導助手)があります。
その他、国際交流員(CIR)もしくはスポーツ国際交流員(SEA)という職種もあります。
⇒詳しくはこちらを参照してください。
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いかがでしたでしょうか?
使われている文の構造自体は、今まで出題したものよりも易しめだったのですが、「該当箇所を探す」という課題自体は、単に訳をするよりも難しいと思います。
詳しくは、100wishlistのほうで問題を解くための読み方として書かせていただいていますので、ご覧ください。
「精読ができる」の次に、「該当箇所を探すための読み方(それ以外のところは力を抜いて、該当箇所が来たら、グッとスピードを落としその箇所を精読する)」という段階があることを知っていただけたら嬉しいです。
それでは、また次回、よろしくお願いします!
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