Go!Go!ゴーヂャスDiary

渋谷シネパレス　シネパレス１

せっかく映画の日に朝一から渋谷に来てるんだからもう1本見たれ、と行って来ました。公開後まだ間がないスター映画だからか、混み混みでギリギリ入れた。
一人だから良かったのか、席もお目当てのとこがまだ空いてたので「ここ空いてますか？」と訊いたら、「一人で来てるんですか？」と返された。キアヌみたいな人だったらそこから何かが始まったかも知れないが、 とりあえず”お願いだから、これ以上話しかけないでね”オーラを放ちつつ鑑賞

話としては突っ込みどころもあるけど、秋らしい恋愛映画としては期待してなかったよりは良かった。もっと大味かと思ってたら、人物とか情景はわりと丁寧に描かれてるし。
床下の本などのよくわからないとこや、タイムパラドックスには目をつぶるとしても、解せないのは誕生パーティーでのダンスシーン・・・確かに一番ロマンティックでうっとりぃ～なシーンだったのですが。ケイトが酔って、その時点ではよく知らない男であるアレックスとキスするまではいいんだけど、綺麗さっぱり忘れちゃうような女には見えないんだよなー。
前半のあるシーンでその後の展開の予測が付いてしまうのも見せ過ぎだったけど、やっぱりそうなのか、そうなるのか？と途中はドキドキしたし、ラストはそれが裏切られてちょっぴり涙した。
えートシこいた大人が純愛なんて何言うてんねん、と思う向きもあるでしょうが、建築家と女医ってどっかで似たような設定があったけど、仕事に疲れた都会の男女はこんな些細な喜びに浸りたくなる時もあるのよ。

まぁ、何のかんの言ってキアヌファンとしては「スピード」以来のサンドラとの共演を見られるだけでも良しとするが、くしゃみや泣きの大根っぷりには苦笑。クリストファー・プラマーの渋さでも見習らって欲しい。デブり具合は許容範囲。映画の中でもラーメン食べてて笑った

韓国版「イルマーレ」も後に同じ映画館でやるようだったのですが、夜にムービープラスでやったので見てしまいました。
こちらの方が二人の年齢設定が若いとは聞いてましたが、それに伴いキャラ設定もかなり違ってた。チョン・ジヒョンは儚い少女で、イ・ジョンジェはお洒落な学生だし。若いだけに純粋でもっと透明感のあるファンタジー、もしくは少女漫画。声優とか漫画喫茶と言う設定がそう感じさせたのかも知れないけど、ちょっとおたくっぽい。
しかしこれを見ちゃうと、ハリウッド版のダンスシーンはやっぱりおかしいな。こちらもあのラストだとストーカーと思われて通報されないかな～
切なく綺麗な映画ではありましたが、私の年齢と性格がケイトに近いため、親や恋人との関係など人物造形がより掘り下げられた、ドライでリアルなハリウッド版の方が共感出来ました。この辺は受け手によるし、好みの問題ですな。

「イルマーレ」公式サイト
「イルマーレ」JAPAN SPECIAL CONTENT
『イルマーレ』キアヌ・リーヴス&サンドラ・ブロック 単独インタビュー - シネマトゥデイ
サンドラ姐さんには頭が上がらないキアヌ

 
～士業が似合う
美術や衣装、音楽も何気に素敵
「異常な状況で結ばれた男女は長続きしないのよ」
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　イルマーレ（期間限定）※再発売