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2017.03.02
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カテゴリ:Movie others
前評判の高さに眠れなくなるほど楽しみにしてたのに、公開されるやつまんなかった、期待外れの意見が出て来たけど、自分ではハマれそうな気がしてた。

結果は…う〜ん、甘い。会社のそんなこととは無縁そうな男性でさえ泣いた、感動したとか、切ない終わり方とも聞いてたが、またヤフコメで某仏ミュージカル映画みたいとネタバレしちゃってたので、まぁハッピーエンドでないことはわかってた。
しかも町山氏がラストに「セッション」の5万倍くらい凄いことが起きると書いていたので、実はセブの耳が聞こえなくなって夢を諦めざるを得なくなった、と言う夢まで見てしまったり(ややこしい)、最後のバーで彼の手がアップになった時も、あれから事故に遭ってもう前のようには弾けなくなっている、くらい容赦ない終わり方なのかとワクテカしてたら、全然そんなことはなく、あくまでも甘く美しく切ない終わり方だった。
救われたのは、ミアにその仏映画のヒロインのような嫌味がなく、爽やかな(しかし何かを含んだような)笑顔だったことかな。

鉄拳のパラパラ漫画のようだと書いてた人もいたが、こういう話は観る人の環境や経験値によって感じ方が大きく変わる。
初日の出口調査では20代以下、60代以上の反応が良かったらしいが、数々のシュラバをくぐり抜けて来た、もしくは現在進行系の年代の人々から見たら全然物足りないだろう。
タラレバ娘の方がよっぽど刺さる。

オープニングからレトロ感満載で昔のミュージカルや映画へのオマージュの他、もうちょっと後になるとウディ・アレン物や「フェーム」等も思い出した。
全体的にはジャズ繋がりもあって毒を抜いたウディ・アレンと言う感じと言うか。最近だと恋愛だけの「アバウト・タイム」とか「シング・ストリート」の大人版みたいな。

ところで最初のパーティーではa-haが掛かるのだが、この後二人が接近するキッカケとなるミアからのリクエストが、フロック・オブ・シーガルズの「アイ・ラン」なのである。
変な髪型のボーカルがいるシーガルズは80年代ポップスを笑う時の鉄板ネタで、ヒュー・グラントの「ラブソングが出来るまで」でも使われてた。
これを聴いてた年代ではないはずのチャゼル監督のギャグセンスはなかなかの物で、写真撮影されるライアン(以下ゴズゴズ)の所在なさも相当おかしかったが。

ゴズゴズとエマは、二人が前にコンビだった「ラブ・アゲイン」もめっちゃおもろくて大好き。
今回歌と踊りはまぁ普通だったけど、ゴズゴズピアノ頑張ってて素敵で可愛くてキュンキュンしたから(パチン)100点!(ちえみ風)
エマも可愛くて、目ん玉落ちそうで奈良美智の絵みたいだったが、抑えてるのに感情が出てしまう所で、下瞼だけピクッと動くのも凄かった。
彼女は私がミシェル・ウィリアムズで観た後に「キャバレー」出てたけど、歌はもうちょっと聴きたかったな。
瞳とセーターの色が同じだったり、ほんとにカラフルで綺麗だった。

ダンスと言えば唯一を目を引いたのが、エマの黄色いドレスの友達が「エクスマキナ」のソノヤ・ミズノさんで、ガバッと開脚してたので調べたらバレリーナでもあるらしい。
背高くて足細くてやっぱり綺麗だった。
天文台のシルエットのエマ達はさすがにダンサー?

この映画は随所で一発撮りだとかCGで色調整してないとか、チャゼル監督のコントロールは並々ならぬ物があって、さすが数学者の息子でハーバード出ててめちゃめちゃ頭いい人なんだろうと思う。
あちこちの表彰式でのタキシード姿が、セッションの時に比べると随分シュッとしたなー、自信が出て来たからかしらと思ってたら、嫁が変わってた。
確認出来なかったが、ハーバードで知り合った前の嫁がこの映画に貢献してくれたことへの感謝の辞を、監督はどっかの映画祭公開後に出費がかさむにも関わらず加えたらしい。
ジャズミュージシャンへの夢が挫折したり、映画監督で運良く成功を掴んだ陰でいろいろ切ないこともあったのだろう。
セッションに続き私小説風とも取れるが、まだまだ若い監督、これからもいろんな経験をして、いつか作品賞を獲れるような映画を作って欲しい(まとめた)。

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最終更新日  2017.03.08 00:44:28
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