gomottomo_と亀のようちゃん

2009/12/01(火)02:12

頑張りましたで賞

ようちゃん(63)

亀のヒーターが先日壊れてしまったのですが、その後日談です。 レプタイルショップ(亀好きの方にはおなじみの本郷のお店)で、 新しいヒーターを求めたのだが、その時、店員さんから 水棲亀には深めの水槽がよいという話が出た。 浅いのは亀が泳げないから良くない、最低でも12センチ位あったほうがいいだろうという。 (今までは水深5センチ) じゃあ、今日からはそうしましょうという結論でヒーターを買って帰った。 ・・・買った。 が、そこからがまた大変だった。 まず、家に着いて水槽に12センチ水を入れようとしたが、 ハタと気づいた。 水槽の大きさは60センチ×30センチある。 そうすると水の量は21.6リットル。 ましてや、水槽はガラス製と来ている。 こんなに重い水槽を毎日掃除できるのか? 全然重くて持ち上がらない・・・。 仕方がないので水槽を小さめのを用意し直した。 37×23.5センチ。プラスチック製。 よしよし、コレなら何とか持てる。 お次は甲羅干しの島だ。(今までのは高さが7センチしかないので水没) これも新しいのを準備。 島というより、ただの8×15センチの薄い(5ミリ程度の)プラスチックの板だ。(↑これです。) しかし表は木目模様が付き、2本の12センチほどの長細い支柱で支え、 その支柱を水底では大きな吸盤2つが更に支える。 格好がよい。コレならヤツも楽しく甲羅干し出来るに違いない。 1時間以上かかり、 新しいヒーター、甲羅干しの島、今まで使ってたエアポンプを新しい水槽に設営して、 やっと亀を新しい水槽に移す事が出来た。 『ようちゃん、ごめんね。ちょっと狭くなるけど我慢してね。』 ようちゃんは初めて過ごす深い水槽の中を不安げに頭を持ち上げたまま泳いでいた。 そして彼は自分が一番気になる場所へと向かった。 甲羅干しの島だ。 登ろうとする・・・が、すぐ滑って水の中に落ちてしまった。 あ~、水が少ないから登りにくかったか??? と水を足してみるも、 何度トライしても、爪がプラスチックの上では滑る。 甲羅から水の中へ落ちてしまうのだ。 人間の手の上に載せるときの亀の爪は立てても痛くないという利点があったが、 それが災いして上手く機能していない。 ついに諦めたんだな。と思って亀の側から離れようとすると、 いつの間にか、島のふちに前脚をかけてまた挑戦している。 見ているこちらが涙ぐみそうな位、彼は必死だ。 もう、何十回と試みを続けるのを見るうちに、 助け舟を出したくなった。 甘やかしになるかなぁとも思ったが、 手のひらに彼を乗せて、島の上に下ろしてやった。 彼は甲羅を干すべく身体の向きを変えようとして、また甲羅から真っ逆さまに落ちた。 支柱が細いのでようちゃんが真ん中に乗っていないと左右に島が傾いていた。 その日はもう一度手を差し伸べて、 今度は島に振り落とされないようにしがみつき 何とか甲羅干しを済ませた。 次の朝、亀を見てみると、また島に上ろうとしている。 昨日のくり返しだった。学習能力はない。 で、どうしようと頭をひねった。 1.島に輪ゴムを巻いてみる。・・・亀がゴムを舐めたら毒ではないだろうか? 2.針金を巻いてみる。・・・これも水中ではすぐ錆びるだろう。 と2日くらい考えた挙句、考え付いたのがお布団戦法だった。 要らない布巾を島に巻きつけ、中に折り返し取れないようにした。 別に彼はあったかいから白い上に乗ってるわけでも、 好きだから乗ってるわけでもない。 その布巾がないと甲羅干しが出来ないのである。 水槽を変えてから約1週間が経過したので、 今では布巾を使って、何とか上手く甲羅干しをしている。 しかし、今回の事でウチの亀は無類の不器用という事が発覚したのだ。 亀用として売っている島すら普通には使いこなせないのだ。 折角、カッコ良くて、ステキで、器用なあのお方の名前を頂戴してつけたというのに なんということであろう。 けれども何度も挑戦するあのファイトには頑張りましたで賞を送ってやりたい。 と同時に亀にとって甲羅干しってそんなに大事なの???と 益々亀の気持ちがわからなくなるgomottomoなのである。 結局はオチが親馬鹿、いえいえ、飼い主馬鹿になってしまいました。 そんなこんなで毎日を過ごしています。 それと暇を見つけて新しい島を早く見つけてやらなくちゃ・・・と思ってます。 長くなって失礼しました。 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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