California Journal

2005/10/21(金)06:40

離れて暮らす家族

日本の家族(87)

私が日本に滞在中、母がほとんど使っていないメールアドレスを借りて 友達とのメールをやりとりしていた。 削除していない、私が友達へ送ったメールを母が開けて読んだようだった。 その内容のテーマ: 「日本はやっぱりええなぁ。」 そういうことを私が書いていたようだった。 母はそれをみて、「ナデシコは日本に帰りたいと思っている。」と解釈したようだ。 母は父に、そのことを言ったらしい。 「ナデシコは日本に帰って来たいようだ。」 と。 父は母の勝手な解釈に腹が立ったのかどうかはしらないけれど 「そんな変な期待を抱くようなことをするな。」 と、しかるようなことを言ったらしく、それが原因で喧嘩になったそうな。 そのことを母は、姉に電話をかけてきて、父のことを文句言ってきたらしい。 姉も父と同じ意見だったようで、 「ナデシコが日本に帰って来たいなんて思ってるわけないやん。 あっちの生活のほうがいいに決まってるやん。 アメリカにもう、嫁いだのに、なんで帰って来たいわけがあるんよ。」 そんなことを母に言ったらしい。 誰にも同意してもらえない母は、怒り出して勝手に電話を切ってしまったと言っていた。 母にはっきり言いたい。 「人のメールを勝手にみるなよ。」 削除しなかったのは私が悪いが。。。それから、 「私が日本に帰って来たいということは、出戻りになるということをわかっているのかい?」 そして、 「日本はええなぁ。。。と友人に言うのは、社交辞令のようなもので、日本はやっぱりええなぁ=日本に帰りたい。とは全くの別物なんです。きっと、こちらの生活から足を洗って、日本に一生住まなければならなくなったとき、恐らく私はノイローゼになるでしょう。日本の社会では恐らく、生きていけないのではないか?そう思っています。」 日本で、祖母の介護中、喧嘩したときに母に言われましたよ。 「あんたは日本ではもうやっていかれへんな。 昔のあんたはそんなんじゃなかった。アメリカ人になってしもたんか?」 そうです。私はもう、日本の社会ではやっていけませんから。 アメリカナイズされてしまい、自己主張できなければ生きていけない社会で暮らしていくために、訓練を受けている最中ですので。。。 母はきっと、寂しいのでしょう。 祖母を失い、実の姉と絶縁となり、娘がアメリカに戻り。。。 それはわかっていますが、あまり甘やかすと付け上がって ますますわがままになりますので、しばらくはほっておくことにします。 12月の帰国では、姉夫婦の家と実家、そして友人の家などをさまよいながら 母とべったりにならないように滞在時間を乗り切ろうと思います。

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