30代半ばのアレルギー

大人になってから発症するアレルギーは、とてもひどいと、
言われていますね。

私の場合もご多分にもれないようです。

除去食で小康状態を保ってはいましたが、
体質そのものが変ったわけではなかったので、
除去食を解除して、暫くしてから色々な症状が出始めました。

まず、引き金になったのは、
突発性難聴になったことです。

原因不明とはいいながら、心因性のもので、
耳鼻科でパルス療法(ステロイドの大量投与)を受けました。

もちろん、2週間ほどで難聴は軽快したのですが、
更に1ヶ月後くらいに、突発性難聴が再発。

また、パルス療法です。

プレドニンを一日に4mgほどの経口投与でしたので、
驚くほどの量ではないのですが、
元々アレルギーを抱えている身。
アッという目に副作用のムーンフェイス現象を起こした為、
パルス療法は打ち切られました。

その、突如、打ち切ったことで、
プレドニンで抑えられていたアトピーが、
まるで火を噴くように悪化してしまいました。

耳鼻科での治療だった為、ステロイドの切り方が
全くもって、ヘタクソだったのです。

大学病院を紹介してもらい、通院しましたが、
結局、ステロイドのストロングを処方するだけ。。。
肌は、目も当てられないほどのすさまじいアトピー。

どうしたらいいんでしょう。。。?
途方に暮れる毎日でした。

「ストロングのステロイドで抑えきれない?
何か、心理的なものでもあるんじゃないの?
心療内科、紹介しますよ。」

皮膚科の医師は、こういって、心療内科の医師を紹介してくれました。

紹介状を読んだ、心療内科の医師は、
首をかしげました。

「?ストレスが原因でアレルギー?
 僕はそういう症例は見たことありませんねぇ。。。」

「でも、ま、ものは試しに、安定剤でも飲んで見ますか?
 あ、不眠もあるなら、軽い睡眠剤も出しますよ」

やっぱり、ここでも、私は救われない。。。

ま、睡眠剤貰えば、眠れるだけでもいいかなぁ。。。

今でもこの先生の所へ通っています。
睡眠剤を貰いに。

先生は、私を、「患者」ではなく、「先生」と呼びます。

だって、どこの医師にも手に負えなかったアトピーを、
自分の理論を貫き通して完治させてしまったから。。。


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