415178 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

牧師の一人遊び

牧師の一人遊び

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

Preacher

Preacher

コメント新着

 式神自然数@ Re:聞きなれない言葉。ネガティブ・ケイパビリティをめぐって。(12/14) 時間軸の数直線(『幻のマスキングテープ…
 心はすべて数学である@ Re:聞きなれない言葉。ネガティブ・ケイパビリティをめぐって。(12/14) 時間軸の数直線は、『かおすのくにのかた…
 絵本のまち有田川@ 自然数  自然数は、[絵本]「もろはのつるぎ」…
 あこーすてぃっくぴあの@ Re:『暁の円卓』(02/15) レベッカがさらわれたのがショックすぎて…
 esuteru5407@ Re:政府はかならず嘘をつく(01/30) 嘘つきですよね。 わたしなぜか今日眠れま…

カレンダー

Jan 27, 2009
XML
カテゴリ:平和
 27日朝9時50分松本駅発の特急「しなの」に乗って出発。塩尻で、アイオナ教会の牧師と待ち合わせ。12時ごろ名古屋到着後、名鉄で中部国際空港に向かい、そこで波田教会K牧師と落ち合い、JAL3257便(14時50分発)で那覇空港に到着(17時15分)。
 気温は15度ぐらい。出迎えてくれたうるま伝道所のN先生、なんとマフラーにジャンバーを着ていました。「風邪でもひかれましたか」と言うと、「いや~。今日は寒いから」と答えられて、僕らは「こんなに暖かいのに」と言いましたが、N先生は30年近く生活していて、もうすっかり毛穴が開いているらしく「12~3度では、もう寒いと感じてしまうようになってしまった」と言われていました。(真冬の信州にきたら死んでしまうかも)。

 それで、ついてからすぐに那覇市内の護国寺に向かい、台湾に流れ着いた宮古島の人々が台湾の首狩族に殺されてしまったことを覚える碑とベッテルハイム宣教師の碑を見に行きました。
 前者は、1874年(明治7年)の台湾出兵につながる出来事でした。ちなみに、この台湾出兵は明治政府が行った最初の海外派兵だったのですが、その当時、沖縄はまだ琉球藩となっていて、琉球処分の前でもありました。台湾出兵は、清からの謝罪と賠償が得られたのですが、それは、同時に日本の琉球統治を清に認めさせたことでもあったのではないか、という見方もあります。また、このことは、沖縄の人々が差別的に扱われた背景を考えると、日本政府の都合がよいときだけ日本人となるという面が見えてきて、現在もアメリカとの関係で日本の都合のよいように扱われているような面と重なってきました。

 それから、後者のベッテルハイム宣教師とは、英国教会の司祭で、1846年に琉球に来た宣教師でした。医療活動に従事し、天然痘の予防に貢献したようです。1854年に、日本から帰国するペリーに連れられて沖縄を去りますが、日本で最初のプロテスタント教会の宣教であったと佐藤邦宏氏(日本聖書協会前総主事)は記しています。
 今、日本基督教団はじめ超教派で今年は日本プロテスタント宣教150年を祝ってイベントが企画されています。しかし、本当は沖縄のベッテルハイムに始まるのではないか、ということになります。たとえ、当時琉球王国であったにしても、このような大会には、今の沖縄のキリスト者は素直に加われないのではないか、と思うと、歴史的なことと現在の状況を考えたイベントであって欲しいと願います。そして、当時は琉球王国といっても薩摩によって支配され、幕藩体制に取り込まれいましたし、ベッテルハイムによって洗礼を受けた人は江戸幕府のキリシタン施策のもとで殉教しているのです。
 沖縄研修の第一日はそのようなことから始まりました。

 夜は、日本基督教団沖縄教区の議長M氏よりお話を伺いました。基地を持ち基地を望んでいないものの、基地に依存している沖縄の人々、教会の複雑な思いを伺いました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Jan 31, 2009 10:16:14 AM
コメント(3) | コメントを書く


お気に入りブログ

遊人学舎 ゆうゆうきかくさん
ちゅにむはなにむ~… ちゅにむはなにむさん
Masaya's Diary masaya-samaさん
内山のワクワク♪見つ… ユっぴー・コスモスさん
いろいろ【まっち】… 【まっち】さん
幻泉館日録@楽天 幻泉館 主人さん
ペコの部屋 peko1975さん

バックナンバー

・Nov , 2024
・Oct , 2024
・Sep , 2024
・Aug , 2024
・Jul , 2024

カテゴリ

日記/記事の投稿


© Rakuten Group, Inc.
X