牧師の一人遊び

2011/01/18(火)02:06

国連軍縮会議 in 松本

平和(70)

 16日 日曜日午後、平和を考える会があるから、と誘われて行ってみた。 なんでも、7月に松本で国連軍縮会議という会議が行われるらしい。 それではじめて知ったのだが、国連軍縮会議っていうのは、1989年以来、日本の各地でやっていたみたい。今年が23回目になるとのこと。 様々な専門家が個人として参加する会議みたいで、活発な議論がなされているらしいが、いったいこれまでの成果というものはどれだけあったのだろうか、と疑問に思ってしまう。 日本において平和をアピールするということでは、核の問題は切り離せないが、他にも9条のこと、沖縄はじめとする米軍基地のこと、イラクへの攻撃と占領に関わったことなど、議論し解決に向かわねばならないことはたくさんあるように思う(戦後補償や戦争犯罪ということにおいてももちろんだが...)。この会議そのものがただのイベントで終わらないものが必要とされるに違いない。  普天間基地のことも、決して軍縮という観点からなされるのではなく、米軍の再編ということから考えられているようだが、米軍を置いたほうがいいとか悪いとかの議論の前に、米軍が置かれている優遇されている立場(日本における治外法権や思いやり予算など)を見直す議論はできないのだろうか。なぜ基地を傍に置けないのか、というならば、戦争に関わりたくない、という思いよりも、基地や兵器が平時においても危険であるということ、兵士もまた非人間となるための訓練を受けており危険であるということが挙げられるのではないか。また、基地建設や維持に伴う環境破壊なども加えられるだろう(横須賀基地においても、海の汚染があるらしいと聞く)。それらの危険をどれだけ押さえれるか、アメリカ本土でも禁止されたり、制限されているような訓練や行為が平然と行われたりしていることに怒りを持ちたいし、そこに対しての交渉を日本政府はまずするべきではないか、と思う。 「軍拡は戦争がなくても人を殺す」というドロテー・ゼレの著書のタイトルとなった言葉も思い起こさねばならない。  なお、松本では、第22回平和のための信州・戦争展 が、2月5日、6日にあがたの森文化会館講堂で行われる。 展示企画としては、石川文洋さんによる写真展~いのちを紡ぐ平和~、いわさき ちひろ絵画展などがあり、講演会としては、2月5日(土)2時半からに石川文洋さんの「カメラがとらえたいのちとはかなさと尊さ」が、2月6日(土)午後1時半から きくちゆみさんによる講演「エコと平和とクリームスープ~戦争は嘘から始まる」 6時半から、笠木透さんのコンサートが予定されている。 

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