長洲町国際交流友の会

2011/02/05(土)21:35

子供リアル熟議in長洲

活動報告(63)

~ テーマ:国際化の中で長洲町に住む私 ~ 開催日:平成23年 1月9日(日)午前9時~  会 場:中央公民館(集会室、視聴覚室、教養文化室、研修室) ~タイムテーブル~ 9時30分 開会(挨拶とか、資料説明など)      全体でウォームアップゲーム後8グループに分かれてそれぞれの部屋へ移動      各グループで自己紹介 9時50分 熟議前半開始 10時40分 軽~くお茶タイムしながら自由にお話(熟議)と小休憩 11時10分 後半戦へ 12時00分 熟議終了      おにぎりを食べながら経過報告発表準備 12時30分 全体集会 各グループの発表      講評 意見交換 14時00分 閉会     「熟議」とは、文部科学省が提唱する教育等の進め方であり、初期の意味では、多くの当事者による「熟慮」と「討議」を重ねながら政策を形成していくことと理解しています。「熟議」のHPを読むと、具体的には政策を形成する際の下記の様なプロセスを言うのだそうです。  1.多くの当事者(保護者、教員、地域住民等)が集まって、  2.課題について学習・熟慮し、討議をすることにより、  3.互いの立場や果たすべき役割への理解が深まるとともに、  4.解決策が洗練され、  5.個々人が納得して自分の役割を果たすようになる、  政策というと、なんだか難しくスケールの大きな話のようですが、縁あって長洲町で中学生を対象に、「国際化」という壮大なテーマで「熟議」を行うことが決定したのは昨年の11月末だったと記憶しています。1グループ7名程度、最終的には8グループとなりましたが、グループにファシリテーター(進行役)を2名つけることとなり、国際交流友の会のメンバーは進行役のボランティアを引き受け何もわからないところからの挑戦、中学生にとっても初の試みであり、年齢も学校も違う生徒同士で対話する経験をすることになりました。  当日は、日本初の中学生を対象とした「熟議」ということもあり、「熟議」を提唱された文部科学省の鈴木副大臣も同省職員数名と視察に来られ、取材もあり、大人が見守る中緊張した感じでスタートしました。ポストイット形式で付箋に思うことをメモし他の生徒に伝えたり、慣れないファシリテーターが同じ質問を繰り返すなんて場面もありましたが、同じような質問を繰り返すたびに、中学生の頭の中が煮詰まって(いい意味で!)、出てくる意見も面白いものになっていった場面もありました。進行役にとっては反省すべき点も多々ありましたが、「考えること」「伝えること」「他者を理解すること」で、新しい道が見えてくるという体験をした中学生もいるのではないかと思います。        ▼みんなの様子。頭をひねって、よ~く考えて!^^ 「本場イタリアの料理人を招いてイタリア料理店を!」なんて、とても夢のある意見だと思ったし、平和を祈った中学生、そのために自分たちに何ができるのか、頭をフル回転してたのではないでしょうか?^^ ▼同会会長・副会長2名と視察協力に来られた鈴木文部科学副大臣と職員の方々。 「長洲町国際交流友の会」は、これからもこうした活動(今回の様な「熟議」や類似活動)をしていきたいと考えているのですが、他団体と共同で開催なんてことも視野に入れ、波紋のように拡がって面白いことができればと考えています。    なお、友の会は、地域の外国人の方との交流はもとより、多民族多文化社会の中で国際的感覚を備えた子供たちの育成や、地域の活性化に寄与していきたいと考えております。ご賛同いただける方、「社会人になる前の経験値になる!?」「様々な人と交流したい!」「なんだか面白そう!」と思ってくださった方は、会員一同歓迎いたしますので、ご連絡ください。 最後に質問ですが、参加してくれた中学生のなさん、また参加したいですか?? 【参加者】中学生54人、友の会スタッフ16人、町長、副町長、教育長、まちづくり課長 鈴木文部科学省副大臣、南郷担当官、大類担当官、平野事務官、小野専門官

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